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ラーメン一番 [グルメ]

昔、環七ラーメン戦争というラーメンブームがあった。環七沿いに軒並みラーメン店が集中して開業して、いわゆるラーメンブームの火付け役のような役割を担った。ラーメンブームに火が付いた1990年代初頭は、環七が激アツスポットだったのだ。


中でも世田谷・羽根木の「なんでんかんでん」、板橋・常盤台の「土佐っ子ラーメン」は、群を抜く存在。さらに、当時の夜の環七は、ラーメン屋を目指す車の大渋滞が代名詞となったほど人で溢れかえっていた。


「全ては環七から始まった。」


そう言っても過言ではなかった。いまのラーメンブームの火付け役、走りのような存在である。


1994年には新横浜ラーメン博物館が誕生し、全国各地のご当地ラーメンが集結することになった。この時期には、一方の環七ラーメンの人気が下火になり始めたこともあり、ラーメンブームの中心が入れ替わった形になった。


これが正しいラーメンブームの歴史である。


自分は、新横浜ラーメン博物館からのラーメン教入信で、正直なところ環七ラーメン戦争はあまり記憶にないのだ。環七ラーメン戦争は、いわゆる1990~1994年だから、自分がちょうどヨーロッパに住んでいたときでもあり、それが重なって、いまひとつ記憶にないのだと思う。


だから自分はラーメンブームの歴史をある意味間違って認識していた、ということになる。TVチャンピンなどのテレビ番組、そしてラー博が、いまのラーメンブームの発端だと理解していた。


でもじつはラーメンブームの走りは、環七ラーメン戦争だったのだ。


ラーメン一番は、そんな環七ラーメン戦争の時代から営業しており、どんどん店終いしてしまう中で、あの環七時代のラーメン屋さんで唯一生き残っているラーメン屋さんと言っていい。


老舗なのだ。


練馬区小竹町にある1984年創業の老舗ラーメン店である。

環七でラーメンひと筋30年なのである。


ラーメン一番は、1984年12月に練馬区小竹町の地で創業。ラーメンの流行は変われど、30年近く変わらぬラーメンで多くのお客様にお楽しみ頂いています。常連の方の中には親子3代に渡り当店を愛用してくださっているお客様もいらっしゃいます。


現在は先代の後を継いだ2代目がそのラーメンを守りながら店を切り盛りしています。


自分は、2015年頃にSNSでその存在を知ったのだが、その投稿写真のラーメンがじつに美味しそうなのだ。自分のアンテナにビビッと来る、と言う感じで、これは絶対美味しい!というそういう絵図だった。


そして、ぜひ一度食べてみたい、と思い、実際食べてみたら、本当に美味しかった。以来ずっと通い続けているお気に入りのラーメン屋さんである。


ただ、自分の家からだと交通の便、地の利がかなり悪い。

非常にアクセスが難しい。


渋谷から副都心線で、小竹向原まで出て、そこで各駅停車に乗り換えて、新桜台で下車する。その新桜台駅からお店まで歩くんだな~。すごい距離がある。


小竹向原のお店ということだから、ひょっとしたら、新桜台を使う自分のアクセス方法が間違っているのかもしれないけど、本当に駅からお店まで遠い。


そこまでの交通費もバカにならない。大体交通費往復で2,000円かかる。そうしたらラーメンが1,500円くらいとしたら、合計4,000円かかるのだ。ラーメン一杯食べるのに、4,000円かかるのだ。4,000円もかけて、ラーメンを食べに行くか?そんな感じである。


だからラーメン一番を食べたいな~と思ったら、もう一大決心なのである。よし!行くぞ!そこまで決心してふんぎりをつけないと、なかなか食べに行けないそういうアクセスの問題がある。


みんな、どうやって行っているのかな?

環七沿いだから車を止めるところも大変。


開店は夕方から、夜中の3時までやっている。


でもラーメン一番のラーメンは、すごく美味しいだよね~。クセになる、中毒性がある、とはまさにこのことで、何回でも通いたくなる、そんなじつに美味しいラーメンなのである。



新桜台からかなり歩くけど、環七沿いにあります、ラーメン一番。


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ラーメン一番はものすごい人気があって、いつも長蛇の行列ができている。


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ほんとうに昔からの常連さんに愛されていて、ファンがとても多いラーメン屋さんなのだ。親子3代に渡って、通っているのはもちろんのこと、開店の夕方から行列に並んで、1杯を食べ終わったら、また行列の最後尾に並んで、それを繰り返して、メニュー全部のラーメンをコンプリートした、などの猛者もいる。(笑)


ラーメン一番のファンは、狂信的で熱狂的なファンが多いように思いますね。でもそれだけウマい、美味しいと思います。



店内はカウンターのみで、すごく小さなお店。

目の前で2代目含め、調理する姿が近い。


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ここのラーメンは、一応、一番ラーメンという名前で、醤油、味噌、塩とがあって、ふつうのラーメンの装いなのだが、やはりすごく特徴がある味、中毒になってしまう、その原因は、このスープにあると思います。


もう本当に独特のスープ。この味は、お店のひとつの秘伝なんでしょうね。先代から引き継いで、現在2代目ということですが、その秘伝のスープを継ぎ足し、継ぎ足し使ってきている財産なのだと思います。それだけ特徴のあるスープです。SNSの投稿写真でもこのスープがいかにもクセがありそうな味でうまそう~。


ちょっといままで食べたことのない独特のスープ味で、辛みと味噌ベースのうまいブレンド具合でピリリとくるウマさというか、かなり美味しいです。


やっぱり一番ラーメンが一番美味しいと思うのは、味噌ですね。これが一番合うと思います。


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このお店の特徴として”オロチョン”という辛し味の隠し味をスープにお好みに合わせて入れます。これは一番ラーメンを食べる場合は、ぜったい入れないとダメですね。


辛さ加減は、小辛、中辛、大辛などお好みに合わせて調整できます。


トッピングは、メンマ、チャーシュー、煮卵、コーン、ネギ増し、と多彩である。


そうすると、味噌を頼むとして、味噌の小辛、メンマ、チャーシュー、コーン、煮卵、ネギ増し。とまさにラーメン二郎も顔負けの呪文を叶えないといけないのである。(笑)


まさにその呪文通りのラーメンがやってきました。


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自分の写真はいまひとつ下手なので、お店のプロが撮った写真を紹介しますね。


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美味しそうでしょ?

自分はこの写真で、見た目で一発でやられました。これはウマいに違いない。

そして実際食べてみると、本当に美味しい。

この見た目通りの味がします。


ラーメン一番は、この小竹向原のお店がルーツだと思いますが、ネットで調べてみると、いろいろ支店があるみたいですね。


本当になんかユニークで、いまの時代とは関係なく、流行性とか時代の流れとはいっさい関係なく、マイペースで歩んでいる老舗ラーメン屋さんだと思います。


本当に中毒性があって、しばらく経つと、また無性に食べたくなる、そんなラーメンです。地の利さえよかったら、もっと頻繁に通っているんだけどな~。


とても独特のカラーのあるラーメン屋さんだと思います。





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