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「世界一美しい形」の演武 [演武]

宇佐美里香氏とは何者なのか?数年前に演武という空手の武闘芸術のことを知り、そのときにYouTubeで宇佐美里香氏の演武をはじめて拝見した。


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「世界一美しい形」といわれる演武。


2012年の世界空手道選手権大会で優勝を果たしたそのときの形の演武の動画がこれまで1000万回以上再生され、現在も「世界一美しい演武」、「世界一美しい空手の形」として世界中の人々を魅了している。


自分はこの動画を拝見したとき、その剃刀でスパッと切れるような恐ろしいまでの鋭い切れ味、高速で俊敏な動き、まさにその指先まで神経の届いた演武の”形”にノックアウトされてしまった。


まさに日本が生んだ空手道、武闘芸術の極致だと思った。


そのときに演武という空手の武闘芸術の存在を知ったとともに、宇佐美里香氏(女性です)の大ファンになってしまったのだ。


格好良すぎる!


もちろん自分は空手は全然門外漢なのだけれど、素人や誰が見てもその演武の美しさは、もう日本古来の武士道に通ずる引き締まった厳粛な美しさがあって、素晴らしい。


空手は世界中の愛好家が熱中するが、この武士道に通ずる厳粛な美しさ、姿勢、立居姿ふくめその形は、やはり日本人じゃないと出せないだろうな・・・とか素人ながらに思ったりする。



それで、自分は何年もそのまま現役を続けられていると思ったのだけれど、数年ぶりに昨日のニュースで、全日本空手道連盟(全空連)は15日の理事会で解任した香川政夫・前強化委員長の後任に、日本代表の形コーチを務めてきた宇佐美里香氏(35)(鳥取県スポーツ協会)を選んだ、という一報を知った。


そのときに数年ぶりに宇佐美里香氏のことを思い出し、いやぁそれは素晴らしい!おめでたい!あっぱれ!と思って、つぶやいたのである。



宇佐美里香氏とは何者なのか?


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自分も数年前にその1千万回再生されたその超有名動画の演武しか知らないので、自分も興味があって調べてみることにした。


まず、演武とは何なのか?


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演武(えんぶ)とは、武道・武術において学んだ形を披露すること。


演武には、その本来の意味である「流儀の内容・修行の成果を披露することや儀式を目的として行う演武」と、現代になって生まれた「採点競技を目的として行う演武」とに分けられる。


古武道は前者として、現代武道は後者として、演武を行うのが一般的である。


採点競技において、自分の持っている技能や力量を表現することは「演技」と言われるが、武道の世界では一般的には「演武」という表現が用いられる。


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知識のない一般人や外国人にとって、競技性のない伝統武術の演武はエンターテイメントの一種として捉えられている場合が少なくなく、そこに演武者と観客との間に認識の違いが存在している。


一般の観客からすれば「伝統武術の演武は、我々がよく知る、競技の動向を楽しむスポーツ観戦とは違うものであるから、我々がそこに楽しみを見出すには、殺陣のようにエンターテイメントとして捉えるのが適切であろう」と誤解してしまう。


演武は、「観客が楽しめる・楽しめない」などは元来関係のない概念である。武術の形がある種の芸術とみなされることは歴史的にも事実であるため、「鑑賞」という捉え方は適切であり、本来の演武は展覧会に近い位置付けである。



・・・なのだそうである。


将棋の世界では、実際対局して将棋を指すことを楽しまれるファンもいれば、プロの棋士たちの対局を観て勉強するなどの、いわゆる”観る将”の楽しみ方もある。


空手の演武は、いわゆる観る空手の楽しみといったところなのであろうか。


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いま空手は、世界200の国や地域で1億3000万人の愛好者がいるのだそうだ。

知っての通り、空手は柔道や剣道とともに、日本の武道として確固たる地位を築き上げている。


あとで、一番最後にYouTubeのリンクを貼っておくが、2012年の世界選手権の優勝の動画は、まさに衝撃!


超満員の観客が固唾を呑んで見守る中、宇佐美氏は技の緩急や強弱を生かした、流れるように美しい形を披露。宇佐美氏が形を終えると、場内からスタンディングオーベーションが湧き起こった。観客からの声援といえば同胞に偏るケースが大半のフランスでは異例ともいうべき光景だった。


これは本当にちょっと感動しますよ。

あとでゆっくりね。(笑)


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宇佐美里香氏は、2013年に現役を引退されているんですね。


宇佐見里香氏が、空手を始めたのは小学校5年生(10才)の頃。当時、テレビ番組で安達祐実さん主演のカンフードラマ「聖龍伝説」を見て憧れたとのこと。もう一つは4才年上のお兄さんが空手を習っていたからだそう。


憧れから始めた空手道が宇佐美氏には合っていたようで、以後めきめき上達していく。演武は、空手の“形”の美しさ、正確さ、気迫、スピードなどを競う空手の競技。


相手がいない分、個人競技なのでかなりの練習と、心身を鍛える必要がある。国士舘大学の学生時代までは、相手と戦う空手と”形”を競う空手の演武の両方をしていたようである。しかし、宇佐美氏は体が小さいため、”形”の演武を選択したようである。段位は3段。


下記の様な功績である。


高校在学中に全国大会で優勝

世界ジュニア大会で優勝

国体で4連覇を達成

全日本空手道選手権退会しても4連覇を達成

2010(平成22)年 アジア競技大会で金メダル

2012(平成24)年 世界空手道選手権大会で金メダル


宇佐見里香氏は、2013年フランスで行われた世界選手権で優勝を果たし惜しまれつつも、27才で現役引退をした。引き際の良い引退だったといえる。



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宇佐見里香さんは、大学卒業後、井上派糸東流慶心会宗主、井上慶身師に師事するために鳥取県に移住し鳥取県教育委員会に籍を置いていた。世界選手権で優勝した以降、東京に戻り国士舘大学のコーチ専属になるわけだが、鳥取県に在住している時に知り合った男性と結婚をしているとの事である。


勿論、空手関係の仕事に従事している方のよう。

2017年9月には待望の第一子を出産されたことを自身のブログで発表している。


空手着から私服に戻れば、ふつうに美しいチャーミングな女性であることは間違いありませんね。


う~む。。。なんとなく理解できたような気がする。


晴れて全日本空手連盟強化委員長に就任おめでとうございます。自分は空手はまったく門外漢な人生で接点はありませんが、その2012年世界選手権優勝のときの演武に大感動したファンの一人。


ぜひ今後ともご活躍、ご健闘なされることをお祈りしたいと思います。


これが、世界中で1千万回以上再生された噂の2012年世界選手権優勝のときの宇佐美里香氏の演武である。


ぜひ見てほしい!







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