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香林坊バス停 [国内音楽鑑賞旅行]

特別番外編。初回でも書いたが、金沢は、なにせ生まれて初めての土地なので、土地勘、地理感がなく交通機関もいまいちだった。金沢観光はバスを使うのだが、北鉄バス、城下まち金沢周遊バス(左回り、右回り)、まちバスがあることはわかってきた。


城下まち金沢周遊バス(左回り、右回り)、まちバスは初心者向けの観光者に優しいバスですね。でも本数少ないです。


やっぱり頻繁に使うのは北鉄バスになる。


その北鉄バスを使いこなすうえで、なんか自分なりの苦し紛れのルールみたいなものが確立されて、それは香林坊バス停を使うことだった。


大体の北鉄バスは、かならず香林坊を通るので、あまりどっち向きとかいちいち考えず、行先に香林坊があった場合は、もうとにかく乗っちゃう。そして香林坊まで行っちゃうのだ。


香林坊にさえ着けば、そうしたらあとは確実に金沢駅に帰れる。ホテルは金沢駅近くでした。


そんな自分のコンパスの基準になっていたバス停でした。


また今回金沢グルメを堪能するため、ピンポイントでお店に伺わないといけないのだが、そうなると大半の店は、みんな香林坊バス停で降りることになるのだ。


金沢グルメのスポットとして、香林坊、片町は自分にとって欠かせないスポット、エリアだった。否が応でも馴染まざるを得ない・・・そんな感じ。


香林坊は、金沢の中でもっとも栄えている繁華街で、いわゆる高級ショッピングモール街といった風情のエリアである。


香林坊バス停は、おそらく金沢のバス停の中でももっとも立派なバス停であろう。


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こうやって、大きな大きなベンチがあって、ここで時間潰すのに最高に便利なところだった。このベンチに座りながら、眺める香林坊の街並みは、金沢観光スポットとはまた違ったノンノン流金沢の想い出になるであろう。


大和デパートという大きなデパートがあって、香林坊バス停はその前にあるんですよね。


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この反対側にも香林坊バス停があって、こちらはいわゆる金沢駅に帰るバス停である。


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だからどんなに悩んでわかんなくなっても、香林坊にさえ来てしまえば、このバス停から金沢に帰れるのである。


早めにでかけて、金沢グルメのお店の位置を確認したら、あとは開店の時間まで、この香林坊バス停のベンチで時間つぶしをしているのだ。


とにかく暑かった。カバンの中のペットボトルの水がすぐなくなった。そのときに、自分が重宝したのは、香林坊にある東急ホテルの下に入っているスターバックスである。


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ここはかなりの頻度で使いましたな~。つい最近のことだけれど、懐かしすぎる。とにかく喉が渇くので、このスターバックスは重宝しました。かなり利用しました。しかも店内はクーラーが効いてすごく涼しいんですよね。すばらしい避暑地でございました。


香林坊バス停は、正確には香林坊アトリオ前ですかね?


城下まち金沢周遊バスのバス停


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まちバスのバス停


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北鉄バスのバス停


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北鉄バス


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城下まち金沢周遊バス


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まちバス


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今度、金沢来るときは、こんな変則的な自分ルールではなく、きちんと反対車線の金沢駅行きの北鉄バスに乗りたいものです。そうじゃないとバス賃もったいないですね。


バス代は、1日乗車券というのがありますから、それを使うのが便利かもしれません。




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金沢21世紀美術館 [国内音楽鑑賞旅行]

金沢21世紀美術館は、新しい金沢の象徴ですね。いままでの歴史、城下町として栄えてきた伝統の金沢とは違ったこれからの近未来にむけての金沢を象徴する美術館なのだと思いました。


これはすごく楽しみにしていました。


広坂・21世紀美術館前バス停で下車するとそのすぐ目の前にあります。


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金沢21世紀美術館は、石川県金沢市広坂にある現代美術を収蔵した金沢市立の公立美術館。公立なんです。美術館の経営って本当に難しいです。コンサートホールと同じで建てたのはいいとしてそれを毎年維持していくことが本当に大変ですね。


70~90年代のハコモノ行政の結果、全国に乱立した“見た目は豪華だが、閑古鳥が鳴く”公立美術館。


その中で「最大の“勝ち組”」といわれるのが、04年に開館した石川県金沢市の金沢21世紀美術館である。公立美術館の行く末は、首長の手腕が大きく影響する。


「市民に開かれた美術館」

「街に開かれた公園のような美術館」


日本の常識を打ち破る美術館にしたかった。


前金沢市長の山出保さんは、こう仰る。


金沢は、前田家が加賀藩を築いて以来、400年間以上にわたって文化都市を標榜してきました。前田家が、能楽や工芸などの文化に対して湯水のように金をつぎ込んできたのは、百万石という財力かつ外様大名であるがゆえに、徳川幕府から受ける厳しい監視の目を緩めるため。


また、明治維新や太平洋戦争の際も戦火にも晒されず、まさに「武より文」を貫くことによって、さまざまな災難を免れてきたのです。文化を利用して難を逃れる、というある種の“したかかさ”、個人的には、これこそが「金沢らしさ」なのではないかとも思っています。


そこで私は、市内の一等地に空いた広大な敷地の用途を考える時、この街が歩んできた歴史を踏まえるなら、真っ先に文化施設を建設するのが当然だ、と訴えました。また、当時の全国的な傾向として、県と県庁所在地の市、ひとつずつそれぞれの美術館を持つのがスタンダードでしたが、金沢市はまだ美術館を持っていなかった。その点も強調しました。




金沢のコンテンポラリーな新名所、金沢21世紀美術館。この美術館は、プリツカー賞を受賞した日本人建築ユニットSANAAの設計による斬新で開放的な建築で有名。館内のアート作品だけでなく、美術館の建物そのものがすでにアートなのである。



公立美術館冬の時代と言われ、「ここがコケたら今後50年間は冬の時代が続く」と、各地の美術館から入館者の推移が注目されたんですが、開館から1年間で地方都市の公立美術館としては驚異的な157万人もの入館者を集めた。


なお、開業初年度の目標は30万人と定めていた。2006年8月に入館者数250万人を突破した。また、2015年の北陸新幹線開業後の来場者数は、2018年度で約258万人と対2013年度で100万人以上の増加となっている。


そんな破竹の勢いを突き進んでいるのが、金沢21世紀美術館なのである。いまや金沢観光に避けて通れない堂々たる王道スポットである。


金沢21世紀美術館のなにがそんなに人を惹きつけたのか?

なにがそんなに新しかったのか?


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地上一階に施設のすべてがある、総ガラス張りの円形の建物が金沢21世紀美術館である。「まちに開かれた公園のような美術館」を建築のコンセプトとしている金沢21世紀美術館は、1980年以降の現代アートを中心とした作品を数多く収蔵している。


親子や子どもたちで遊べるキッズスタジオやアートライブラリーなど、美術のことがよくわからない初心者でも気軽に楽しめるつくりになっており、近隣の住民からの評価も高く来場者が絶えません。


また、インスタレーション的な美術品が多く、TwitterやFacebook、Instagramなどでもよく取り上げられている。旅行客やアートに興味のある人のためだけでなく、街の人、近くの人にも身近な作りを目指している美術館、それが金沢21世紀美術館なのだ。



地元の大反発のなか2004年に開館。蓋を開けてみれば、開館1年で150万人以上が入館するなど、大成功を収めた。



その大成功の鍵を握っていたのが、この美術館の“顔”になってるレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。「このプールといえば21美」と、ここで写真を撮った来館者が自分のブログやSNSに投稿し、それがまたお客さんを呼んでくれるという相乗効果を生んだ。


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本当に不思議ですよね~~~。

どうなっているんだ???

自分も体験したい!


みんな、このスイミング・プールを体験したいがために、21美にくると言っても過言ではないですね。このスイミング・プールこそ金沢21世紀美術館の顔となったのです。


自分はこれを見ると、北海道 旭川の旭山動物園を思い出します。あそこも経営の苦しい動物園の中で、唯一大成功を収めている異色の動物園。その大成功の理由は、やはりいままでの動物園の概念にとらわれない柔軟でユニークな発想。まるで自分が海の中にいるみたいに、魚たちのいっしょにいるような仕掛け。その見せ方にすごい工夫している。動物たちをみるための仕組みがすごくユニーク。


このユニークな発想が大成功を生んでいるのだと思いました。


自分は金沢21世紀美術館の大成功は、まさにこの旭山動物園の大成功の原因にダブルところがあると思っています。


市民にも開かれたSNS映えする美術館。


それが金沢21世紀美術館の成功の原因なのだと思いました。



そんな21美こと金沢21世紀美術館を体験してきました。


もう着いたらこれです。(笑)

チケットを求めての大行列。


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金沢21世紀美術館は、無料ゾーンと有料ゾーンの2種類があります。これらのチケットは有料ゾーンのためのチケットを求めています。


スイミング・プールは、有料ゾーンですので、チケットが必要なのです。自分はそのことを旅行の前に気づき、21美のHPでWebチケットが買えることを事前にキャッチしていました。


これはぜひお勧めです。有料ゾーンのチケットは、必ず事前にHPでWebチケットを購入してからにしましょう。


美術館内を無料ゾーン、有料ゾーン含め、いろいろ散策して観覧していきます。館内は全身ガラス張りです。


「街に開かれた公園のような美術館」ですので、こうやってなんか草原の中にオブジェがあってこれがまたいいんだな。子供が遊ぶジャングル・キットのようにもなっている。かなり人で混んでいました。自然と調和していてすごく美しいな、と思いました。心が安らぎます。


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ここでは記念撮影できるところですね。大行列になっていました。


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食事、ドリンクなど楽しめるレストランが館内にあります。


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いろいろなグッズをおみやげとして買えるショップコーナーも充実しています。


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これは有料ゾーンでチケットが必要ですが、主催展覧会もやっています。


自分は、


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ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ:どこにもない場所のこと

2022年5月3日(火・祝) - 2022年9月4日(日)


のチケットを購入して鑑賞を楽しみました。


この主催展覧会のチケットを買うことがそのままスイミング・プールのチケットを購入することになるのです。チケット兼務なのです。




さて、いよいよスイミング・プールです。チケットを見せて、まずプールの外から眺めます。意外に小さいサイズのプールでした。


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さて、その中にどう入ろうか、ということでスタッフに聞いたところ、現在展示替え準備のため、スイミング・プールはご利用できないのです。上から写真を撮影するだけならできます。


えぇぇぇえええええ~~~。


ショック。あまりにショック過ぎて言葉にもならなかったです。(笑)21美はこれを楽しみに来たといってもいいのに。。。です。


ぜひ、なぜそのように見えるのか、を謎あかししたくなりました。ネットの情報を借りて、チャレンジしてみましょう。


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プールの中を見下ろしてみると、人が!水の波紋のせいで、まるで実際に水中にいるかのように見えます。これは、天井にアクリルガラスが張ってあって、その上をごく少量の水が流れているという仕掛けです。


→ここです!種明かしはこれです!


これがプールの中にも水があってその中に人がいるように見える仕掛けなのです。実際、プールの中は、なにもない空洞なんだと思います。そこに人が入ってもその上部にアクリルガラスが貼ってあって、そこに少量の水が流れているので、太陽光とで、そのさざ波、水中感の模様が、その空洞に映し出されているだけなんだと思います。


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下に降りてみると。。。はからずも感銘を受けたのが、プールへと続く廊下。プールから差しこむ青い光が非常に綺麗で、思わず見とれてしまいます。


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プールの中はこんな感じ。ゆらゆら揺れる水模様が幻惑的でした。


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上を見上げてみます。相手の顔ははっきりとは分かりませんが、手を降ってみたりすると相手も応えてくれたりします。



ネットに載っていたこととはいえ、こんな種明かししていたら怒られますかね?(笑)夢がなくなりますかね?


今度、金沢に行ったときは、ぜひこの21美のスイミング・プールは体験したいと思います。


以上長らく連載してきましたが、これで3泊4日の金沢観光のすべてになります。本日にて終了です。当初の旅行計画に対して、2/3か半分くらいしか達成できなかったです。


新しくオープンになった新・石川県立図書館、そして主計町茶屋街、にし茶屋街、長町武家屋敷とか行きたかったですねぇ。体力的に全然無理でした。


あと金沢クラフトのお店もぜひ行ってみたかったです。金沢は工芸の街としても有名なので、陶器などの金沢クラフトもとても興味があります。


金沢グルメも海鮮丼、ホワイト餃子、百万石うどんとか、まだまだ未達成のものがあります。


とにかく今回、そんな以前のような体力はもう無理なんだ、という事実を突きつけられ、ショックでしたが、けっしてめげずに元の体力に復帰できるように日々のリハビリ頑張りたいと思いました。


北陸最大の観光地、金沢。

とてもとても素敵な街でした。





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金沢の茶屋文化 [国内音楽鑑賞旅行]

金沢の伝統芸能の趣を表していると思われるものに、茶屋文化がある、と自分は思う。いわゆる”おもてなしのこころ”のお茶屋さんである。


橋場町バス停で下車すると、ひがし茶屋街、主計町茶屋街など、金沢観光を代表するそんな茶屋文化を象徴する観光スポットがある。ここも金沢観光として王道で絶対外せないだろう。


ここに来ると、いっきに江戸時代のお茶屋さんにタイムワープするような錯覚に陥る。


お茶屋さんというのは・・・


曲を披露し、客をもてなす一見さんお断りの遊興の場が、”お茶屋”。江戸時代は裕福な商人や町衆の社交の場で、武士の出入りは禁止されていたそう。お酒を飲みながら、芸妓の華麗な芸を鑑賞したあとは、ゲームスタイルのお座敷遊びも楽しんだ。


このような感じでしょうか。


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一見さんお断りなので、興味本位に体験することはできない。怒られてしまう。きちんとその宿に宿泊して、その上でお金を払って申し込む必要があるのだろう。


あくまで予想なんだけど、芸妓の華麗な芸の鑑賞は、素晴らしい~と感心するのだろうが、自分が実際参加するゲームスタイルのお座敷遊びというのは意外や笑っちゃうというか、芸妓さんは本当にプロフェッショナルなので、お客さんを楽しませたり、笑わせたりとかでそのゲームに興じさせたりするのが、すごいお上手なのではないかと思うのだ。


いまの時代、そんな江戸時代の当時のゲームスタイルのお遊びをやって楽しいか、とも誰もが思うかもだけど、意外やそれが笑っちゃって楽しいもんなんだと自分は予想する。


なんとういうのかな、そのときの間、というか、なんかふっと思わず笑ってしまう。。。そんな、あ・うんのかけひきが芸妓さんは上手なんだと思います。


そこは芸妓さんはプロフェッショナルなんだろうな。うまく誘ってくれるんだと思います。芸妓さんは、まさに16歳とかそんな年齢でその世界に入り込み、その道ひと筋。これもまたひとつの人それぞれの人生だと思います。


そんなお茶屋さんが並んでいるのが、金沢のひがし茶屋街なのだ。


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雰囲気あります。ここ歩いているだけで、なんか異空間というか、江戸時代にワープするようなそんな素敵な空間です。



このひがし茶屋街に来たら、ただその茶屋街を歩くだけではもったいなさすぎる。ぜひお茶屋さんの中を見学して欲しいのだ。これを体験するとしないでは、せっかくひがし茶屋街にきて、勉強になる、印象として残るという点では月とスッポンの違いがある。


ぜひお茶屋さんの中を見学してほしい。


ひがし茶屋街の中には、そういう茶屋を見学できるお茶屋さんがあるのだ。


懐華樓(かいきろう)、志摩(しま)、そしてお茶屋美術館。


この3つはぜひ中に入って見学してほしい。ここを体験する、しないで全然違うと思う。金沢の茶屋文化に対するイメージや深い見識が自然と体の中に入ってきて染みるように感じることができると思う。


それだけインパクトかなり強いです。


自分は3泊4日の金沢観光だったけれど、1番自分の印象にVividで鮮烈だったのが、この3つのお茶屋さんの中を見学したときの衝撃だった。


あの鮮やかな残像は、いまでの脳裏に深く焼き付いている。それだけ印象的だったです。


日本的、和風的に、美しくて綺麗だったです。


ではひがし茶屋街で体験したお茶屋さんを順番に紹介していこう。



懐華樓(かいきろう)


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1820(文政3)年築の金沢でいちばん大きな茶屋建築。畳まで紅色で統一した座敷や金箔畳の茶室、全面漆塗りの階段など華やかな装飾が非日常の世界に誘う。


懐華樓は、金沢ひがし茶屋街にある金沢で一番大きなお茶屋建築なのである。 金沢市指定保存建物として昼は一般に広く公開している。 夜は一見さんお断りを通して、今もなお一客一亭で華やかなお座敷が上げられているのだそうだ。(うわっ今度宿泊してみる?体験してみる?)

 

「懐華樓カフェ」では素材にこだわった高級甘味をご賞味いただけます。(あとで紹介します。)


もしひがし茶屋街で1軒だけ茶屋を体験する、というのなら、自分は文句なしこの懐華樓(かいきろう)さんを推薦する。もう圧倒的に素晴らしかった。他を追随しない素晴らしさがある。


懐華樓の素晴らしさは、いまも現役で使われているお茶屋だということである。昼はこうやって一般公開するけど、夜はちゃんとこの座敷で、芸妓さんとお客さんのお座敷遊びがおこなわれているのである。そう思うとなんかリアルな実在感があって緊張します。


まず、その懐華樓(かいきろう)さんの体験してきた写真をアップしていきますね。


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ひがしのお茶屋では珍しい十分な広さの主階段は、石川県の伝統工芸「輪島塗」の豪華な朱塗りで仕上げられている。黒と朱色、すごく配色のバランスとして美しい凛としたお洒落なイメージですね。



朱の間。


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金沢の芸妓たちによる、華やかで伝統的なお座敷遊びが今もおこなわれている客間なのだそうだ。驚きです。いまも現役だということです。鮮やかな朱の壁と、壁の色に合わせ赤で統一した畳縁で、お客さまをお迎えします。



群青の間


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群青色の落ち着いた雰囲気の客間。もともと武士にとって青は高貴な色であり、青壁は格式高い部屋で、貴賓室として使用されている。



黄金畳の茶室。


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井草の代わりに、一本一本に金箔を巻いた水引を編み込んだ畳を使用した、黄金畳の茶室である。金箔の国内シェア率99%を誇る、まさに「金箔の街」金沢ならではのしつらえである。


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Shop(土蔵)


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建物の中から直接出入りの出来る「内蔵(うちぐら)」である。壁は火災の際も中の貴重品を守る漆喰づくり。現在は懐華樓オリジナル商品などが展示されている。



懐華樓のジオラマ


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懐華樓カフェ。


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これまたお洒落で雰囲気ある。囲炉裏がある和風カフェである。金沢ならではの金箔をふんだんに使った懐華樓オリジナルスイーツやドリンクなどで、上質な時間と洗練された空間をお楽しみいただけます。



●金沢金箔 全国シェア98%



金沢では日本で生産される金箔の約98%が生産されている。金沢は金箔文化といっていい。ここのShopの女性スタッフは、金沢は日本だけでなく、世界シェアでも金箔といえば、金沢とイタリアが独占的というようなことを言っていたような記憶がある。



金沢市内を歩いていると、金箔が施された装飾に出会うことがある。例えば金沢市民の台所「金沢近江町市場」の入り口で立ち止まり、上を見上げてみると、天井には金箔が施された格子柄模様が広がっていた。この街に住む人たちにとって、「金箔」は生活の一部に溶け込んだ身近な伝統工芸なのだと感心した次第である。



また金沢市内のお土産処では、金箔が施されたお皿や小物が購入できる他、オリジナル作品を作る体験もできる。お皿やお箸などに好みの模様の金箔を貼り完成させたりする。製品になる前の金箔に触れることで、1万分の1mmの薄さを通して、職人技を体感できる。1枚の金箔を贅沢に乗せたソフトクリームなど、金沢らしさを感じる甘味を味わうのも良いです。


金箔のソフトクリームといえば、金沢名物。これもあとで体験するのでお楽しみに。


この懐華樓カフェで、自分は黄金くずきりを頼んでみた。スタッフの女性が、名物はこれです!と推薦してくれたので、迷わずそれを選んだのである。


これが黄金くずきり。


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くずきりなんて、いったいいつ以来だろう?ところてんみたいなもの、と言ったら怒られる?左にとても甘いあんみつの上に金箔が張ってあるのだ。右のゆずきりを左の金箔入りのあんみつにひだして食べる。


これもひとつの珍味ですね。金沢ならではの珍味だと思います。


懐華樓にきたときは、ぜひこのカフェも体験してみてください。



志摩(しま)


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ひがし茶屋街が誕生した1820(文政3)年に建てられたお茶屋で、国の重要文化財。旦那衆が遊びを楽しんだ座敷、四季折々の表情を見せる坪庭、吹き抜けの階段などが、江戸時代そのままに残されている。


まさに茶屋街誕生当時の姿を今に伝える文化財なのだ。こちらはいまは現役ではなさそうだ。公開展示のみですね。


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懐華樓もそうだったが、なぜ、お茶屋のお座敷って朱色なんだろう?と思いますね。そして青。青は高貴な色。青壁は格式高い部屋だそうです。




お茶屋美術館


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金沢の茶屋文化、お茶屋のことをもっと深く知りたいと思うなら、このお茶屋美術館をぜひお勧めしたい。ここにきて茶屋文化、お茶屋とは、と大きくはっきりと認識できるようになると思う。いままで実際のお茶屋を見物してきたが、ここはその茶屋文化を知る総本山のような気がする。


建物は1820(文政3)年に建てられた当時のままのたたずまいを残し、芸妓をあでやかに彩どる櫛かかんざし、蒔絵をほどこした道具類が多数展示されている。


これは本当に圧倒されますよ。金沢の茶屋文化とはここにあり!という総括のような気の引き締まり方でした。


芸妓さんのじっさいつかっていたものですから、かなりリアルでとても貴重だと思いました。


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最後に、全国シェア98%の金沢金箔世界を堪能してお終いにしたいと思います。


このひがし茶屋街に、箔一 東山店という金箔ソフトを体験できるお店があります。金沢を代表する金箔ソフトは、この箔一 東山店がはじまりだったのだそうです。やっぱり金箔ソフトをもとめて大行列ができていました。女性ファンが多かったような気がします。



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もともとこのお店は、工芸品やコスメ、お菓子などさまざまな金沢金箔のアイテムが揃うショップだそうです。


お店の場所は、橋場町バス停からひがし茶屋街に向かって歩いていくじゃないですか。そうしてちょうどひがし茶屋街に入ったところの広場にあります。自分もまったく予期していなくて、メインはひがし茶屋街に向かって歩いていたんですが、偶然見つけた、という感じです。あら~なんだ、こんなところにあるじゃないの!わざわざ探さなくて助かったわ、という感じです。(笑)


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金箔ソフトクリーム、私も頼んでみました。(はい。もちろん大行列に並びました。)こうやってインスタ対応のように、金箔ソフトを立てかけて、名前札も用意してくれるお店側の配慮。優しいですね~。自分の金箔ソフトができたら、こうやってここに立てかけて、名札とともに自分のカメラで撮影するんですね。みんなやってました。


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食べてみたら、まっふつうのソフトクリームなのですが。。。さきほどのゆずきりもそうですが、金箔は味はしません。無味無臭だと思います。あくまで気もち的に豊かになれる、という視覚・精神の相乗効果ですね。


金沢の茶屋文化。


自分がこの3泊4日の金沢観光の中でヴィジュアル、色彩的にもっとも鮮烈な体験となりました。








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兼六園・金沢城公園 [国内音楽鑑賞旅行]

初日の本番のコンサートを終え、2日目。今日からが金沢観光のスタートです。退院後はじめての旅行ですので、不安はありました。この歩行が万全でない状態で、どこまでむかし通りにやれるのかな・・・という・・。


結論から申しますと、もう全然ダメ。相当落ち込みました。うわっこれは立案した旅程の半分もこなせないな、というがっかり感。ホテルに帰宅後、旅程の見直しということで、リスケジュールをし直しました。いまの体力でできる範囲、そして金沢と言ったら、どうしてもここは観ておかないといけない、これに絞りました。


金沢といえば、兼六園・金沢城公園は絶対外せないと思います。金沢観光の王道ですが、まずはトップバッターとしてここを狙いました。


金沢は、前田利家の加賀百万石の城下町として栄えた街ですね。町としての礎はそこにあります。NHK大河ドラマ 利家とまつ、しっかり見てました。あれで、自分の中に前田利家が、すごく身近に感じるようになりました。


金沢城の本格的な城づくりが始まったのは前田利家が城に入った1583(天正11)年から。高山右近に指示を仰いだとも伝わります。度重なる火災で焼失した部分も多いが、金沢城公園として復元が現在も進んでいます。


まさに金沢城公園は、加賀百万石の城下町のシンボルなのです。金沢城公園は、兼六園のすぐ隣。外様大名で最大の石高を誇った加賀藩前田家の歴代藩主の居城が長きにわたる改修で次々と復元。まさに豪華絢爛の建築の世界を堪能、といったところでしょうか。


順番としては、まず金沢城公園を堪能してから、隣にある兼六園へ、と考えていました。


北鉄バスで、兼六園下・金沢城公園バス停で下車。そこで早くも試練が。。。


バス停を降りたら、すぐに金沢城公園入口が見つかるのだろう、とたかをくくっていたのだが、なんか見渡す限り石垣で、入り口らしきどころがまったく見つからない。人に聞こうにも、とにかく城郭の石垣がずっと続いているので、そんなところに民家やお店がある訳もなく。


あれ~どこから入るの?入り口を探して、ずっと石垣沿いに歩いていく。



前田利家公銅像を発見。


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金沢城はこうやってすぐ目の前に見えているのに、入り口が見つからないんですよね。どこから入るんだ?という感じです。


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こうやって延々と石垣が続いていき、その石垣沿いに入り口を探して歩き続けます。相当歩きました。


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あとで地図で確認すると、バス停からお堀通りを延々と歩いて、石浦神社のほうまで歩いてしまいました。ある意味、End To Endという感じです。


ようやくここ石浦神社に屋台の人を見つけたので、「金沢城ってどこから入るの?」と聞くと、自分がいま歩いてきたところを指します。え~入口なかったよ?そんな押し問答で、結局金沢城に入るのはいったん諦めました。



まずは、そばにあった兼六園入口で、兼六園を先に体験することにしました。兼六園の真弓坂口のほうの入り口です。なにせEnd To Endで歩いてきてしまったので、これも兼六園の反対側の入り口になります。兼六園を反対側から観ていく感じになります。


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兼六園は、加賀藩前田家の歴代藩主が造営を続け完成させた庭園で、水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三大名園のひとつで、加賀百万石の美意識を象徴する大名庭園といわれています。


金沢を訪れたら一度は足を運んでみたい人気の観光スポットです。


・完成までに180年

1676(延宝4)年に加賀前田家5代当主前田綱紀が金沢城に面した斜面に「蓮池御亭」を建て、その周辺を作庭したのが兼六園の始まりと伝えられている。14代までの歴代藩主が約180年をかけて現在の姿に造営したのである。


・国宝級の庭園

長寿と永劫の繁栄の願いを込めた大名庭園「兼六園」。1985(昭和60)年に史跡名勝の国宝に相当する国の「特別名勝」に指定され、四季を彩どる草花、小川や滝など、その美しさは多くの人々を魅了し続けている。


・東京ドームの2.4倍

加賀藩代々の藩主たちが愛でた兼六園の面積は約11ヘクタールと東京ドームの約2.4倍もある。広大な庭園内には、約160種、約8200本もの樹木があり、その広さはくまなく回るとしたら、1時間半はゆうにかかる。


・ミシュラン3つ星

日本三名園のひとつで、世界的評価も高い兼六園。2009年にはミシュラン発行の旅ガイドミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高ランクの3つ星に評価された。以降、海外からの来園も増えている。



兼六園といえば、写真なんかで、有名なショットがありますね。いわゆる灯篭がある風景。兼六園の顔ですね。自分はあそこさえ体験できれば、それでいいと思っていました。


自分が兼六園の真弓坂口という反対側から入っているということも知らず、その灯篭の景色はいつ現れるのだろうと思いながら歩いていきます。


ここは瓢池、海石塔とよばれるところです。美しいですが、あの有名な灯篭のところではありませんね。なにせ反対から観ていていっているので。(笑)


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夕顔亭ですか。


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城山亭、清水亭、堤亭、久谷東山窯、万清亭、などの一連の屋敷跡が右側に現れます。


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左を見ると、金沢城が見えます。いま自分のいる場所は、道路からずいぶん高いところにあるんだな、と認識しました。金沢城がますます遠く感じてしまいます。はたして金沢城に入れるのだろうか・・・みんなどうやって入っているの?


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もうここまで来たら、ヘロヘロで限界です。カバンの中のペットボトルの水も底をつきました。ベンチで腰掛けて、あ~こりゃ今回の金沢旅行は、予定の半分もこなせないな、と感じたのは、このときです。


かなり休んで、よっこらしょ、という感じで進んでいきます。まだ、自分が目指している兼六園のあの有名な灯篭のあるスポットに出会っていないと思います。


結局さらにEnd To Endで歩いてきて、兼六園の端にある桂坂口まで来てしまいました。なんか自分がバス停で降りてきて、その場所に戻ってきた感じです。


なにやってるんだ、オレ?という感じです。


そうするとありました!ここです。自分が目指していた兼六園の有名スポットは!


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兼六園の霞が池の庭園です。ここが兼六園でもっとも有名な灯篭のあるスポットです。兼六園といえば、みんなここを目指します。


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これが大変でございました。なにせ兼六園の1番人気のスポットですから、写真撮影の大行列ができています。仕方がないので、自分も並んだのですが、みんなあの大人気の灯篭のところで記念撮影します。自分は1人なので、セルフでもしない限り無理なのですが、自分は誰も映り込まない灯篭および庭園の写真を撮りたいのです。でも、それはかなり前後の人と口合わせしない限り無理でした。前の人の撮影の順番が終わったら、次の人が灯篭のところにいくという感じですので。


結局、記念撮影をしている人を撮影してお終いにしました。(笑)


兼六園のこの灯篭のある有名な景色は、四季に応じて、本当にそれぞれ美しい模様を見せてくれますね。春・夏・秋・冬。すべてにおいてあまりに美しすぎます。


兼六園をフルにカバーすると1時間半ということですから、いまの歩行ハンデ付の自分には無理ですね。この有名な灯篭のスポットを観れたので、これで兼六園は終了としました。


その帰り道の途中、こんな景色が見えてきました。


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あれれ~~~???橋がかかっていて、そこを渡ると金沢城に入れそうな予感です。バス停の道路のある地上からずいぶん高いところに、いわゆる兼六園のある高さに、橋(石川橋)がかかっていて、金沢城にはそこから入るようです。


こりゃ気づかないはずだ。(笑)道路のある高さからは絶対わかりません。金沢城入り口は高いところにあったんですね。


結局バス停を降りたら、紺屋坂を登っていく(この坂の存在を認識できなかったのが最大の敗因。)と、兼六園の桂坂口に到着して、もっとも有名な灯篭のある庭園をすぐに観れて、金沢城に入るための橋もすぐに発見出来て、そのまますぐに入れたんだと思います。


わざわざEnd To Endで反対まで地上の道路を歩いて行って、すべてにおいて反対から観てきた自分。ご苦労様としかいいようがないです。(笑)復帰初戦で、見事なカウンター攻撃を受けたという感じです。この無駄な歩行が、後にボディブローのように体力をむしばんでいきます。


でもこれでようやく金沢城公園に入れる!計画がとん挫しなくてホッとしました。



金沢城公園といえば、ここです!菱櫓、五十間長屋、橋爪門続櫓です。2001年に復元したそうです。焼失で天守閣はもうありませんから、実質的な金沢城の面影を堪能するのは、ここになります。


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ここで向かいにある木製のベンチで座り休憩。この眺めをずっと見ていました。いままでの無駄な歩行が一気に報われた瞬間です。カバンの中のペットボトルの水がここで切れてしまいました。この後、どんどん喉が渇いていき苦しかった~。


河北門。金沢城の実質的な正門です。


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城のことはそんなに専門的に詳しい訳でもなく、ただお城が好き、というなんちゃって城マニアとしては、まさにこれ以上の幸せはない感じです。これで自分のお城コレクションがまたひとつ増えた感じです。


もう体力的に限界だったのですが(ここで自分の歩行ハンデによる限界を知る。)、金沢城でぜひ観ておきたいところがありました。


それは石垣です。


金沢城は、まさに石垣の博物館なのです。いろいろな石垣をみることができます。なんちゃって城マニアにとってはたまりません。


テレビで人気急上昇中の”魅せる石垣”、色紙短冊積みの石垣を一目見ておきたいと思いました。


ここから結構歩くんですよね。


そこに向かう途中、とにかくその豪快な石垣にかなり魅惑されてしまいます。なんかすごくうれしいし楽しいです。


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これは自然石積みの石垣ですかね?とにかく金沢城はいろいろな石垣を観れる石垣の博物館なのです。


あくまで金沢城公園の中なのですが、山中の自然の中を歩いている感じで、空気も綺麗な感じがして、緑も目やすべての五感にいい。健康にいいな~と思いながら歩いていました。都会の喧騒とはかけ離れた特別な空間です。


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そうしてようやくたどり着きました。


これが、テレビで人気急上昇中の”魅せる石垣”、色紙短冊積みです。デザイン性が高いということで、テレビで紹介されて一躍評判になりました。5代・綱紀時代のもので、色紙や短冊のような形をした石が巧みに組み合わされいて、すごくデザイン性が高いです。美しいですね~~~。長方形や正方形に加工された石が芸術的です。


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この石垣のあるところから、玉泉院丸庭園を臨めます。美しいですね~。


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3代・利常が造り始め、廃藩まで城内にあった庭園。辰巳用水を引いた池泉回遊式で、高低差約22mの立体的な造形が特徴。2015年に復元されています。


これでもういいですね。じゅうぶんです。ミッション・コンプリートです。一時は、金沢城どこから入るんだ?という感じで前途多難でしたが、結局、兼六園も金沢城公園も全部コンプリートできました。


帰る道すがら、菱櫓、五十間長屋、橋爪門続櫓を反対側から臨んだ姿です。


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結局、もはや昔のようにはいかない、と断念し、疲労困憊で気持ちも落ち込んだのは、この観光初日だけでした。2日目から、なんか昔の勘が戻ってきて、そうそうこんな感じだったと一転して絶好調になっていきます。




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金沢で意外に苦労したこと [国内音楽鑑賞旅行]

番外編で今回、金沢で意外に苦労したことである。


まず去年の9月の退院から、初めての旅行になる。旅行は国内、海外慣れているとはいえ、コロナ禍でブランクがあると同時に、なにせ病気で歩行が万全ではないので、どれくらい楽しめるか不安だった。


やっぱりブランクは大きかった。病気で歩行が万全でないのはかなり痛かった。


旅行の計画を立てるとき、自分の以前の健康体のときの感覚で立案するものだからその感覚で、いざ本番となると、もう全然ダメ。相当落ち込みました。


もう自分は以前みたいに旅行を楽しめない体になってしまったのかな・・・とか。もうちょっと廻っただけで、ヘロヘロ状態で、体力的に全然ダメでした。


あと、これは旅をする上で、常識みたいなところがあるのだが、初めての土地に行くときは、やはり初日というのがかなり不調なのである。


土地勘がない、地理感がない土地で、交通機関もよくわかっていない。そんな中で手探りで進めていくので、初日は大きなプレッシャーとともに、ちょっと鬱気味だったりする。


でもある程度、交通機関が把握できて、土地勘ができてくると、2日目以降は、もう見違えるように絶好調に進んでいくものなのである。


旅というのは、後半になるにつれて尻上がりに調子が上がっていくものなのである。そして最終日はもっと行けるのに、まだ滞在したいのに。。という感じである。


あ~確かにそういう感覚だったよな~というニュアンスが自分の中で蘇ってきた。懐かしいな~とも思える感覚が・・・。


それに歩行が万全でないハンデもあったが、相応として、なんとなくいままでの懐かしい旅の感覚を取り戻せたような気がして、充分満足の行く金沢紀行であった。


初日なんて、そんな最初の鬱も相まって、酷暑と疲労で、金沢に着いたと同時に、夜のコンサート本番に向けて、体力温存のため、ホテルで休養することにしましたから。


今回予想外だったのは、金沢にはドリンクの自動販売機がないことだった。海外、ヨーロッパなんかもそうだが、自販機は、やはり飲み終わった後の缶を捨てたりとかで、街の衛生上よろしくないですね。


そういう意図があるのかわからないが、金沢には自販機がなかった。(まっまったくない訳でもなく、あるところにはあるんですけどね。駅の中のごく一部とか。でも東京と比べると全然なかった。)


そこでこの猛暑である。猛烈に水分補給が欲しくなり、喉も乾いてしまう。


どこで飲料水を確保するか、結構困ってしまった。


また、当然下着など着替えも複数枚持って行ったのだが、予想もしなかった暑さでもう下着ビショビショ。靴下ヨレヨレ。全然足りなかった。


また2日目の夕方は、突然の横殴りのゲリラ雷雨で、傘をさしていても、もう全身べちょ濡れ。下着もベチャベチャで最悪の気持ち悪さ。もう散々であった。


飲料水と下着、靴下のスペアは、緊急事態で必要になってしまった。


まっ普通に考えてコンビニだよな、ということになる。


自分が重宝したのは、金沢駅周辺で、石川県立音楽堂の近くにあるセブンイレブン。


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そして香林坊バス停の近くにあるファミリーマート。(ここはのど黒めし本舗いたるの向かいにあります。)


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に助けを求めて、かなりの頻度で使わせてもらっていました。


なにせ飲料水は、死活問題。一回の買い物につき、5本くらいのペットボトルの水を買う。5本は重いよ。ホテルにも冷蔵庫の中にはなにもないし、自販機もないので、夜の飲料水確保にこのコンビニでの飲料水確保は重要なタスクなのであった。


そして日中の旅をしているときにも、日照りの酷暑の中の水分補給はかなり頻繁なので、バッグの中に2本くらい忍ばせるのだが、すぐに空になってしまう。


旅の間は、つねにこの喉の渇きと闘っているという感じだったかな。


また日照りの中を街を歩いていると、もう汗ビショビショで、気持ち悪くて仕方がない。もう何回下着、靴下をこのコンビニで相当買い込んだか、覚えていないほど買いました。


これは結構大変な出費で痛かったな~。もちろん現金もある程度、もしものことがあったら困るから持って行ったのだが、このコンビニ経費でずいぶん出費しました。


この出費はまったく予想外でした。現金なんて交通費くらいで、ほとんど使わないだろう、くらいにしか思っていなかったので。


旅はやはり行ってみないとなにが起こるかわかりませんね。予想できませんね。いい意味においても、悪い意味においても。


そんな懐かしい旅の感覚が戻ってきた体験でもありました。


今日以降はふつうに、巷でも有名な金沢の観光スポットについて、想い出を巡らしていきたいと思います。



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金沢は素敵な街でした [国内音楽鑑賞旅行]

金沢は、自分が予想していた以上に、ずっとずっと素敵な街でした。旅行からすでに2週間経過しているがいまだにあの余韻、残像が残っている。それが消失する前に、その美しい残像を、きちんと自分の記録に残しておきたいと思う。


上野から金沢まで、上越新幹線で3時間。


憧れの金沢到着。


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金沢駅の兼六園口にある鼓門(つづみもん)、もてなしドームといったら、もう超有名だろう。観光都市、金沢を代表するモニュメントだ。


これを背景にスナップ写真を撮るのが、金沢に来たという証でもある。


実際HPや観光用ポスターで観るのと、実物の印象の違いは、実際は、太陽光で眩しいということもあって、意外や黒っぽい色合いで、ポスターの写真とかは、あきらかにPhotoshopで加工していると思う。(笑)たぶん間違いない。あんなポスターのような鮮やかな橙色には見えないです。


実際はもっと黒っぽいです。


ナイターはぜひ見ておきたかったな。唯一の後悔です。鼓門の夜のライトアップも写真に収めておきたかった。



鼓門(つづみもん)は、“おもてなし”の心から生まれた金沢の新名所である。


金沢駅の兼六園口にあるもてなしドーム。金沢は雨や雪が多いため「駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心」をコンセプトに誕生。金沢を訪れた人を幾何学模様のガラスの天井がやさしく迎えてくれる。フォトスポットとして人気なのが荘厳な印象の鼓門(つづみもん)。金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージしている。


金沢を訪れた多くの観光客がまずここで記念写真を撮影している。


金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されているのだ。


金沢駅は新しい綺麗な駅ですね。


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出口が2つあって、やっぱり人気なのが、観光スポットが軒並み集中している兼六園口のほうだ。


兼六園口のほうからみた金沢駅構内。


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右側には、おみやげコーナーなどのショップがびっしり入っている。


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そして左側には、食品コーナーや実際の食事処がテナントとして入っている。8番らーめんの駅前店はここに入っている。


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人気の金沢の観光スポットをどのように、廻っていくのか?


以前自分は日記で金沢の観光スポットはすごく一か所に集中しているので、1日で全部廻れます、みたいな日記を書いたと思うが、もう全然無理です。(笑)きちんと3日間はじっくり取って、体力、気持ちに余裕をもって旅をしましょう。


金沢の観光スポットをまわる交通手段は、バスです!


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金沢駅の兼六園口のほうの駅前には大きな、大きなバス停があります。いわゆる観光スポットを廻っていくには、このバスを使います。


兼六園、金沢城、金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街など、もうダイレクトに行先になっているので、そのバスに乗ればいいだけです。


北鉄バス、城下町・金沢周遊バス(200円)、まちバス(100円)の3種類あります。


城下町・金沢周遊バス、まちバスは、そのままぐるっと金沢の観光スポットを廻ってくれるので、しかも城下町・金沢周遊バスは左回り、右回りとか両方ある。


ぐるっと金沢を一周するので、自分がどこの観光スポットに行きたいかに応じて、そこのバス停で降りるだけである。いたって簡単。


こうしてみると京都の観光スポットを回るための京都観光バスとまったく同じ仕組みだと思います。あ~~~京都とまったく同じだなぁと思いましたから。


でも城下町・金沢周遊バスとまちバスは本数が少ないんですよね。


だから実際一番よく使っていたのが北鉄バスである。北鉄バスは一周したりとかしない。どこかの行き先があって、そこまで行ったら、また行先を金沢駅に変えて戻ってくるというバスである。この北鉄バスは、もうかなり多くの行き先があって、やはり金沢地元民じゃないと使いこなせないと思う。自分のような3日間だけ滞在のおのぼりさんでは難しかった。


でも本数がすごくあるので、自分はこの北鉄バスを一番重宝していました。


北鉄バスでも大抵の金沢の観光スポットには行ける。でも問題なのは、その観光スポットで楽しんだ後、つぎのスポットに行く、あるいはいったん金沢駅に戻る。


こういうときに北鉄バスってよくわかんないだよね~。(笑)


道路の反対車線側に金沢駅行のバス停があることはわかっているのだが、探すのが面倒。


そこで自分流に無理やり発見して使用していたのが、香林坊バス停を利用するアイデアである。


北鉄バスの行き先に香林坊があった場合、もうどっち向きとか考えずもう乗っちゃう。そして香林坊バス停まで行けば、金沢駅には確実に戻れるし、自分の地理感覚が正常に戻る。


香林坊バス停を自分の金沢バス運行の要の要塞地にしていました。自分のコンパスは、香林坊バス停中心に動いていました。



金沢の香林坊は、いわゆる大和デパートとか、東急ホテルとか高級ショッピングモール街という街の風情、雰囲気で、観光都市・歴史の金沢にとっては、1番現代的で高級な雰囲気があるような街だという気がします。


香林坊バス停には、大きな大きなベンチがあり、いつもここで座って休憩していました。グルメのお店開店まで時間潰すなど、このベンチは最高に役に立ちました。


金沢のバス停の中では、香林坊バス停が一番ゴージャスなのではないでしょうか?


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この香林坊バス停のベンチに座りながら、香林坊の街並みを眺めてみる・・・


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自分は、金沢といえば、有名な観光スポットももちろん大切な想い出ですが、自分流で役に立った中心的役割を果たしたのは、香林坊バス停であり、そのベンチから眺めていた風景も、これまたノンノン流金沢の大切な想い出のシーンと言えると思います。


香林坊バス停については、これ1本でもうひとつ日記にしたいと思います。(笑)


金沢グルメを堪能するために、その店にピンポイントで行かないといけません。そのためにそのアクセスは十分に調べ尽くしました。


そうすると、結局、どこのバス停で降りるかという話になったときに、香林坊、片町、そして近江町市場、この3か所になるんですよね。


金沢のグルメなお店が集まっている場所って、結局、香林坊、片町、近江町市場なんですよ。


近江町市場は、東京の築地や豊洲みたいなところで、まさに金沢の台所ですから、そりゃ海鮮系含め、美味しい食べ物屋さんはもう山ほど集中しています。


香林坊は、どちらかというと高級ショッピングモール街ですから、あまりそういう金沢グルメとは関係なさそうな感じはするかもしれませんが、香林坊バス停を降りて少し歩いて東急の背後のあたりに行くと、もうグルメなお店がいっぱいあるのです。住所的には片町ですね。


そういう意味で、片町というところは、ある意味、金沢グルメのスポットになっているような人気のお店がいっぱい集まっているようなところだと思いました。


片町の街風景はこんな感じ。


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高級感、ブランド感という点では、やや落ちて、どちらかというと庶民的な街の感じになります。こういう雰囲気だと、B級グルメなどいわゆる庶民的な食べ物屋さんが、たくさん集まっているような感じがします。


ノンノン流で言えば、金沢は、兼六園、金沢城、金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街も最高かもしれませんが、自分的には、香林坊、片町、そして近江町市場、この3つのポイントが重要なスポットだったと思います。


金沢の台所と言えば、やはり近江町市場。ここを観に行くのは外せませんでした。


まさに東京での築地市場、豊洲市場に相当するところです。300年の歴史を持ち、現在も約170店の食品店が並ぶ。店先やフードコートで新鮮素材を味わうこともできて、散策にピッタリだと思います。海鮮丼、回転寿司、極上寿司、金沢夜ごはん、金沢おでん、加賀料理・・・まさに金沢グルメの中心地ですね。


近江町市場は近江町市場バス停を降りたすぐに大きな建物が立っていて、その中に市場があります。


週末ということもあって、それは人、人、人で大変な混雑でございました。


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こうやって、市場内に海鮮丼を食べさせてくれるフードコートもあります。


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近江町市場では、ぜひ海鮮丼を食したいと思っていたのですが、金沢グルメのスケジュールを立てているとき、旅行日程の割には食べたいものがいっぱいあって、ちょっと食べ過ぎな感じなので、泣く泣く海鮮丼はあきらめました。自分は北海道育ちなので、海鮮系にはさほど興味もなく、美味しい海鮮系ってどんな感じかも想像できるのであきらめました。次回チャレンジします。


こんな感じで、金沢楽しんできました。金沢の観光スポット、そして金沢グルメと満遍なく。


徐々に想い出しながら、日記にしていこうと思っています。







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オーケストラ・アンサンブル金沢 [国内音楽鑑賞旅行]

はじめての金沢を体験することが最大の目標であったが、同時に自分の場合クラシックを絡めたいので、地元発のオーケストラであるオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の公演を石川県立音楽堂で体験することを旅程に入れた。


岩城宏之氏(1932-2006)の強いリーダーシップのもと、石川県と金沢市によって、日本初のプロフェッショナルの常設室内管弦楽団として1988年に設立されたオーケストラ・アンサンブル金沢。


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実際の実演を体験して、編成規模から室内楽オーケストラのように感じたのだが、やはりそうだったのですね。


2001年からは本拠地となる石川県立音楽堂を得て、響きの追求や数多くの録音、新たなプロジェクトへの挑戦のほか、ホールを軸とした地域活動への積極的な取り組みも可能となった。


1988年に当時の金沢市文化ホール、金沢市観光会館にて設立記念公演。音楽監督岩城宏之はモーツァルト「交響曲第39番、40番、41番」を指揮。


これがOEKの音楽活動のスタートとなる。


1989年に初の海外公演。ユーロパリア日本祭1989に参加し、岩城宏之と天沼裕子の指揮のもとベルギーとフランスの5都市にて演奏。ツアーにて初代コンポーザー・イン・レジデンスの一柳慧、石井眞木の作品を初演。


1991年に大阪・東京・名古屋定期公演始動。



1994年にベートーヴェン&モーツァルト・ツィクルス。岩城宏之とのベートーヴェン全交響曲連続公演を浜離宮朝日ホール(東京)にて開催。翌年からはしらかわホール(名古屋)を会場に加え、6年に渡るモーツァルトの全交響曲連続公演を実施した。


1997年は、名歌手プライとともに巡るヨーロッパ・ツアー。6度目となる海外公演は、岩城宏之とともにマレーシアとドイツ、フランスへ。ドイツ各地では、往年の名バリトン、ヘルマン・プライの歌う管弦楽編曲版「冬の旅」(世界初演)に惜しみない拍手が送られた。



2001年に本拠地完成。9月12日、コンサートホール、邦楽専用ホールを併せ持つ石川県立音楽堂が開館。レジデント・オーケストラとなる。素囃子、能、箏など石川の誇る邦楽団体との協働が始まる。



2004年に欧州8カ国13都市ツアー。岩城宏之との最後の海外公演。ウィーン楽友協会大ホール、フランツ・リスト音楽院大ホール、ベルリン・フィルハーモニーほか8カ国13都市。


2007年に井上道義 音楽監督就任。記念公演は石井眞木「聲明交響II」とモーツァルト「交響曲第39番」。井上道義のリーダーシップにより、ホールから街へとOEKの舞台は広がる。


2008年 ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭。ルネ・マルタンがアーティスティック・ディレクターを務める世界的音楽祭が、井上道義をアーティスティック・プロデューサーとして金沢に初登場。OEKがその中心を担う。(~2016年)


2011年~14年 新しい歌劇、金沢発。金沢の生んだ文豪、泉鏡花の作品を原作とした新作オペラ「高野聖」(池辺晋一郎作曲)を11年に、「滝の白糸」(千住明作曲)を14年に、金沢芸術創造財団などとの共同制作により初演。


そして現在。2018年~OEK30周年。マルク・ミンコフスキ芸術監督就任。近年オーケストラ界に旋風を起こしているミンコフスキが芸術監督に就任。高い評価を受けた就任記念のドビュッシー《ペレアスとメリザンド》とともに、OEKは新たな30年へのスタートを切る。



こうやって楽団の年表を顧みても、30年間の歴史、由緒あるオーケストラなのがよくわかる。そして楽団の発展を、徐々にステップアップというか、オーケストラとしてどういう方向に進んでいきたいのか、よく考え抜かれたロードマップを歩んできたのだな、ということを実感する。いっぺんには成就できないから30年かけて、いろいろなことを体験し、徐々に肉付けしてステップアップと言うか、おそらく石川県金沢市と創立の音楽監督であった岩城宏之さんとのコンセンサスによる賜物なのだろう。


岩城宏之さん、懐かしすぎる~~~。(笑)OEKはまさに岩城宏之さんとともに発展してきたオーケストラなのである。自分にとっては、やはりリアルタイム世代というより、ちょっとその前の感覚かな。


自分にとってOEKといえば、やはりミッチーこと井上道義さんのイメージが強い。長らくOEKを牽引してきたその功績は大きい。


1988年に石川県と金沢市が中心となり設立した財団法人石川県音楽文化振興事業団を運営母体としている。2001年からは石川県立音楽堂を本拠地とし、定期演奏会を行なっている。毎年作曲家に新曲を委嘱するコンポーザー・オブザイヤー制度を敷く。


常設のプロフェッショナル室内管弦楽団としては日本で最初の存在だそうである。


自分はOEKを拝見すると、イメージ的になんか水戸室内管弦楽団のことを思い出してしまう。なんかイメージ的にすごく似ていると思う。実演に接してみて、室内楽編成規模だし、なんかすごい似ているな~と思ったものである。


メンバーは40名。地方を本拠としながらも出身・国籍にかかわらず幅広く人材を募っている。女性団員が多い印象を受けた。


現在は、芸術監督にマルク・ミンコフスキ、プリンシパル・ゲストコンダクターにユベール・スダーン、パーマネント・ゲストコンダクターに川瀬賢太郎、専任指揮者に鈴木織衛。


客員コンサートマスターに東響の水谷晃氏の名前もうかがえる。


そして9月から広上淳一さんがアーティスティック・アドヴァイザーに就任である。面白くなってきた。



月間1回から3回程度、3種類の定期演奏会を持ち、石川県立音楽堂での定期公演の他、毎年2回にわたる東京・名古屋・大阪での定期的な公演を含む全国各地での公演もある。


SNSなどを拝見していると、OEKは結構地方遠征をしているイメージが強いですね。


レパートリーはチャイコフスキーやシチェドリンなどのロシア物に始まり、ハイドンやモーツァルトの古典派音楽に軸足を置くが、ベートーヴェンやロマン派のブラームスもこの規模のオーケストラとは思えぬほど雄渾に演奏し、武満徹ら作曲家から毎年作品の提供を受けて現代の音楽にも挑戦し続けている。



地方発のオーケストラは、やはり礼儀としてその1番最初の体験はフランチャイズで聴く。なんとなく自分が拘っているしきたりである。


やはりOEKは地元金沢、石川県立音楽堂で聴きたいな、と思っていた。そこに広上淳一さんの就任もあったので、自分も一気にその気になったという次第である。


自分はOEK初体験として、この公演を選んだ。



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2022/7/15 オーケストラ・アンサンブル金沢

第457回定期公演フィルハーモニーシリーズ

広上淳一ザ・ロマンティック!小林美樹のドヴォルザーク



広上さんで初のOEKを体験できるのは、この上ない幸せだと思ったし、そして主役は小林美樹さんだ。


そしてさらに、もっと楽しみだったのが、演目がドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲であることだ。ヴァイオリン協奏曲の中でも、ドヴォルザークというのは昔からあまり演奏される機会が少ないレアな曲でとても貴重な体験であること、そしてなによりも小林美樹さん自身が、コンチェルトの中で自分にとって最も大切で大事に思っているのがこのドヴォルザークなのだそうだ。


そんな小林美樹のドヴォルジャークを聴ける!というのは、もうこの公演しかないだろう!という感じで即決だったのである。



小林美樹のドヴォルザーク。


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(c)オーケストラ・アンサンブル金沢Twitter


これはまさに衝撃であった。ドヴォルザークのコンチェルトがこんなに素晴らしい曲とは!ドヴォルザークらしいスラブ系、民族音楽的美しさ満載で、そこにさらに高度な超絶技巧とドラマティックな要素を兼ね備えた曲。あまり巷では知られていない割には、曲としての完成度が極めて高く、いわゆる演奏会常連の有名なヴァイオリン協奏曲に決してひけをとらないどころか、いわゆるそういう有名曲のあのヒット曲特有にありがちな旋律のコード進行、パターンとはまったくかけ離れた、自分にとって新鮮度という面では、飛びぬけて珍しいその音楽の造形に惹かれてしまった。痺れました。いやぁいままで聴いたことがない旋律にヴァイオリンとオーケストラのコンビネーション。じつに素晴らしい曲。


自分は無類のヴァイオリン好きであるが、ドヴォルザークのVnコンチェルトは、なかなか体験することがないレアな曲だと思うんですよね。意外に縁遠い。実演で体験した記憶はないです。こんな素晴らしい曲だとは思ってもいなかった。実演の初体験をここ金沢で小林美樹さんで体験できてよかったです。一生の想い出です。


ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲の実演といえば、2022年7月15日の金沢の石川県立音楽堂での広上淳一&オーケストラ・アンサンブル金沢、そして小林美樹ということで、終生語り継いでいこうと思っています。



黒沼ユリ子さんもこのドヴォルジャークのコンチェルトに運命的な関わり方をされて、日記を書くことでそのことを知った訳ですが、そのときにオイストラフのCDを買いました。小林美樹さんにはこの曲のCD出してほしいです。この曲の新しい録音がぜひ欲しいです。


小林美樹さんは、個性的とか、パフォーマンスとは無縁の非常にスタンダードで自然な美しい演奏スタイルでした。すごく自然で中庸、教科書のような立ち居姿でした。技術も素晴らしく、素晴らしいヴァイオリニストだと思いました。これからの日本のクラシック界を背負っていく新世代のニュースターですね。



そしてOEK。



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(c)オーケストラ・アンサンブル金沢Twitter


素晴らしいオーケストラですね。精度の高いアンサンブル、特に弦楽合奏のビロードのような質感は依然としてこのオーケストラの美点といえるのではないかと確信した。冒頭のバッハや休憩後のブルックナーでは、演目的にオケが鳴りきらないもどかしさを感じて、オケの実力を理解するには難しい曲だな、と思っていたのだが、ドヴォルザークのコンチェルト、リストのハンガリー狂詩曲で、そのストレスもなくなり思う存分ホール上空に抜け感たっぷりに鳴っているその演奏を聴いて、OEKがいかにレベルの高い演奏技術を持ったオーケストラであるかをその時点で理解できた。



ホールの音響も素晴らしく、オーディオマニア的にもかなり鳥肌もんのサウンドであった。本拠地で聴けたことが、幸せでした。


広上さんは、相変わらずあの感じでした。(笑)指揮台でぴょんぴょん、あ~いつもの広上さんで安心しました。まっそんなに変わる訳ないですよね。(笑)スゴいと思ったのは9月から正式に就任で、今回の公演は、プリという位置付けだと思うのですが、なんかOEKがすでに広上さんの手中に収めているかのように自然なつながり、信頼感を両者間に感じました。


今後を楽しみにしています。



やっぱり金沢の地元フランチャイズなオーケストラですから、地元の暖かさを感じますね。8割方客席埋まっていて、ここ金沢でもクラシックは、人気あるんだな、と思いました。客層は全然若いですよ!首都圏のホールの超高年齢層(笑)と比べると全然若いです。地元金沢市民が支えてますね。


広上さんもスピーチで仰ってましたが、野球もサッカーも地方、地元が支えてますね。OEKもまさにそうなのだと思いました。


念願のOEK。ようやく体験することができて肩の荷がおりました。今後はまた機会があれば金沢でもう一回聴いてみたいし東京に来られたときは積極的に足を運びたいと思いますね。


これで自分のオーケストラ・コレクションがまたひとつ増えた感じです。


この日、広上さんは休憩時に、お客さんにコーヒーを淹れてあげるファンサービスをおこなっていました。京響時代もそうでしたが、相変わらずファンサービス、ファンとの接触をとても大切にする方で感心しました。でもポットで淹れ続けていて、手や肩が痛くなったと仰っていました。(笑)





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第457回 定期公演フィルハーモニー・シリーズ

2022年7月15日(金)19:00~石川県立音楽堂コンサートホール


指揮:広上淳一

ヴァイオリン:小林美樹

コンサートマスター:アビゲイル・ヤング


バッハ(ウェーベルン編)「音楽の捧げもの」より6声のリチュルカーレ(管弦楽版)

ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53


~アンコール

バッハの無伴奏ソナタ第3番よりラルゴ


(休憩)


ブルックナー(バボラーク編)弦楽五重奏 へ長調よりアダージョ(弦楽合奏版)

リスト(トバーニ編)ハンガリー狂詩曲 第2番 ハ短調 (管弦楽版)


~アンコール

シベリウスの悲しきワルツ

 




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金沢を研究しています [国内音楽鑑賞旅行]

日本、いや世界中の誰もが予想もしなかった悲劇。まさかこんなことが起こるなんて夢にも思わなかった。まっみんなそうだと思いますが。


2022年7月8日。お昼ごろにテレビのニュースで知って1日中釘付けになった。正直なところ、あまりに衝撃過ぎて気持ち悪くなってしまった。あの日は相当具合悪かったです。


政治信条などに賛同する、しないに関わらず、人間としてあまりにショッキング過ぎる。ショックがずっと尾を引いて、ここ数日間平静でいられなかった。


心からご冥福をお祈りしたいと思います。


とても発言できるほど回復できず、事件発生後から6日目。ようやく重い筆をとっている。というのは、じつはかねてからの計画である金沢への旅行が迫っているからだ。


今週の金曜日7/15~7/18の4日間、かねてからの憧れであった金沢に旅行に行きます。


ちょっと前までは、本当にすごく楽しみで楽しみでしょうがなかったのであるが、あの事件が起きてから、かなり微妙になってしまった。


いつもなら、おそらく金沢現地に行ったら、もう気分はすっかりハイテンションで、リアルタイム実況中継で、洪水のようなつぶやきで、はしゃぎまくるところだと思うのだが、今回のことで、なんか気持ち的に、それができなさそうである。


いややっぱり日本中の空気というのがあって、そんなことをやったら場違いのような感じがしてしまうし、なによりも自分の気持ち的に、急にはそんな気持ちには切り替われない。


そんなことを気にする必要ないよ、という声も聞こえてきそうだが、まっこれは自分の気持ちがなかなかそうならないということで仕方がない。


タイミングが悪すぎた。誰も恨めない。仕方がないことですね。


自分が悩んだ挙句、折衷案として考えたのは、コンサートの感想はリアルタイムでつぶやく。これはもう仕事なので。それ以外の観光などの日記は、あらためて平静な世の中、自分の気持ちが戻ってきたら、事後報告という形でちゃんと日記という形で報告できれば、というところに収まった。これだったらいいかな、という感じで。


なので、当日はコンサート以外は必要最小限な感じで、まずはひっそり楽しんでこようと思っています。後日たっぷりお話しできることを楽しみにして。


そんな感じで考えをようやくまとめました。


金沢はすごい素敵なところですよ。そんな発言を昔からすごく耳にするし、実際観光都市としても金沢は昨今すごい人気の街なのだ。


でも自分はまだ金沢に行ったことがないのだ。福井ならむかしよく行ってました。上越新幹線がなかった時代。


前田利家の加賀百万石時代の城下町として栄え始めた、そこにこの街の礎がありますね。自分の場合、ただの観光旅行ではなく、やはり可能な限りクラシックを絡めたいというのがある。


オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)。


ビンゴ!これだな!と閃いた。


金沢市内にある石川県立音楽堂で、OEKを聴く!


これは自分の旅行にもっともふさわしい形と感じた。OEKについては、別にもう1本、専用の日記を書いてみたいと思っている。


自分はいままでOEKの実演に接したことがないです。OEKとはどんなオーケストラなのか、どんな歴代の首席指揮者、音楽監督がいて、どんな歴史を歩んできたオーケストラなのか、まず自分が勉強したいです。


ただ、巷の資料を読んでるだけではダメですね。自分で書かないとダメです。自分の言葉で語り、自分の脳の思考回路に組み直し、自分で書かないと自分のモノにならないと思います。


旅行前にOEKについて語ってみたいと思っています。


さて、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のどの公演を聴くか?


自分は吟味に吟味を重ね、この公演に決めた。


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2022/7/15  オーケストラ・アンサンブル金沢

第457回定期公演フィルハーモニーシリーズ

広上淳一ザ・ロマンティック!小林美樹のドヴォルザーク



もうこれしかない!と即決ピンポイントでこの公演に決めた。広上さんは9月よりOEKのアーティスティック・リーダーに就任ということで、とてもタイミングがよかった。広上さんで初のOEKを体験できるのは、この上ない幸せだと思った。


そして主役は小林美樹さんだ。


自分は、小林美樹さんの実演にまだ接したことがなく、いずれ必ず接してみたいとずっと思っていたのだがまさか金沢で、こんなタイミングでチャンスが訪れるとは夢にも思ってもいなかった。


小林美樹さんは、まさにこれからの日本の新しいクラシック界を背負っていくであろう新世代のニュースターの代表格だ。どのようなヴァイオリニストなのか、とても楽しみです。


そしてさらに、もっと楽しみなのが、演目がドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲であることだ。ヴァイオリン協奏曲の中でも、ドヴォルザークというのは昔からあまり演奏される機会が少ないレアな曲でとても貴重な体験であること、そしてなによりも小林美樹さん自身が、コンチェルトの中で自分にとって最も大切で大事に思っているのがこのドヴォルザークなのだそうだ。


そんな小林美樹のドヴォルジャークを聴ける!というのは、もうこの公演しかないだろう!という感じで即決だったのである。


まさに広上淳一&OEKで小林美樹。それ以外にもバッハ、ブルックナー、リスト。思い切り金沢の夜を満喫してきたいと思っている。


その当日にリアルタイムで感想をつぶやくし、後日きちんとしたコンサートレビューを石川県立音楽堂体験記と絡めて日記にしたいと思っています。



金沢はいまいろいろ研究しているところです。


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観光名所が比較的近くに集中していることから、1日あれば金沢の名所はひと通り体験できるような立地条件のよさがある。今回4日間あるので、たっぷりゆっくり堪能していきたいと思っています。



金沢をいろいろガイドブックで勉強していると、金沢の一番の特徴は、やはり茶屋文化なのかな、と思いました。


お茶屋というのは、曲を披露し、客をもてなす一見さんお断りの遊興の場のことをいいます。江戸時代は裕福な商人や町衆の社交の場で、武士の出入りは禁止になっていたそう。お酒を飲みながら、芸妓の華麗な芸を鑑賞したあとは、ゲームスタイルのお座敷遊びなどを楽しんだそうである。


金沢にはそんな茶屋が立ち並ぶ茶屋街が、ひがし茶屋街、主計町茶屋街、そしてにし茶屋街と3か所ある。これはじっくり鑑賞してきたいと思っている。


そんな茶屋の中には、懐華樓や志摩のように国指定の重要文化財として大切に扱われている茶屋もあって、その中を見学できるようなところもあるので、ぜひ見学していきたいと思っている。


金沢は、まさに茶屋文化なのである。


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そして日本三大庭園のひとつである兼六園もこれは必須ですね。加賀百万石の粋を体験、というものです。国宝級の庭園と言っていいと思います。


なんちゃって城マニアにとっては、金沢城公園も楽しみです。金沢城は”魅せる石垣”といわれるほど多彩な石垣があって、テレビでも人気急上昇中だとか。どこまで時間があるかわかりませんが、ぜひ見てきたいと思っています。


自分的にかなり楽しみなのが金沢21世紀美術館。


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ここは日本の美術館の中でも指折りの有名な美術館ですね。アートの街・金沢を代表するようなちょっとアート感覚満載な現代アート美術館。いろいろ面白い仕掛けもいっぱいあって、上の写真のようにプールの中に自分たちがいるような感覚も味わえるような仕掛けがあってすごく面白いです。なんか遊び心満載でお洒落でいいですね。自分がすごく楽しみにしているスポットのひとつです。




これはすごくタイミングがいいな、と思っているのが、今週土曜日の7/16にオープンするできたてホヤホヤの新・石川県立図書館である。


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従来からの図書館を閉館して、旧金沢大学工学部跡地に新しい図書館を設立。ようやくオープンにかぎつけたというところである。ご覧のようにちょっと信じられないくらい夢のように広くて美しい図書館である。世界にも世界絶景のひとつとして、なんかこういうコンセプトの美しい図書館ありましたよね。それの日本版を狙ったんだと思います。


金沢の新し観光名所になることは間違いないですね。ところがこの新・石川県立図書館。ネットにまったく情報が掲載されていないんですよね。アクセスがまったく載っていない。なんと不親切な!という感じですが、当日はタクシーかな?とも思っています。


この新・石川県立図書館で、OEKが月に1回の室内楽の定期演奏会を開催することにもなっているそうです。クラシック演奏の新しい名所スポットになりそうですね。


金沢といえば、やはり能登半島沖、日本海でとれる新鮮な海鮮系。海鮮丼、お寿司とか。近江町市場はそんな金沢の台所といえる場所ですね。ここではご自慢の海鮮丼をいただきたいと思っています。


金沢グルメ、金沢のソウルフードを体験するグルメ方面もぬかりはないです。今回は、B級グルメ、ソウルフードとよばれる金沢ならではのグルメに特化したいと思っています。


のどくろ、金沢おでん、金沢カレー、8番ラーメン、ハントンライス。


とくに主治医の先生がお勧めするのが、金沢おでん。これはぜひ体験したほうがいいよ。


石川県は人口あたりのおでん屋の軒数が日本一の”おでん県”だそう。おでんというと冬の食べ物のように思うかもしれないけど、金沢おでんは1年中おでんなのです。夏おでんというのもあるらしい。金沢おでんは一年中うまい、地元の味なのです。


先生いうには、金沢おでんというのは関東や関西のおでんとはまたちょっと違うらしい。だしやタネなど。。金沢おでんはぜひ体験したほうがいいよとアドバイスもらいました。


ふつう旅行というのは、あまり計画を立てないでふらっと立ち寄って気軽に楽しむのがいい、と言われるではないですか。そのほうが気分的にも楽でいい。


金沢グルメに関しては、もうガチガチにこの店!とピンポイントで決めてますから。(笑)かなり計画的にピンポイントで決めてます。


なんかこんな感じで金沢のことを書いてきましたが、書いているだけですごく魅力的で素敵な街なんだな、ということがわかります。


一昨日、こんな夢を見ました。


ザルツブルクに旅行している夢。


なぜか仕事の出張で来ている。仕事も終わり、ちょっとザルツブルク音楽祭でも行くか、という感じで、祝祭大劇場の近くにあるチケット・オフィスを覗いてみる。


ラトル&ロンドン響のチケットがあった。公演を2日間分買った。外に出て祝祭大劇場に行こうとしたら、そこにはなぜかベルリンフィルハーモニーホールがそびえ立っている。(笑)


あれ?と思い、周りを探したが、いっこうに祝祭大劇場が見当たらない。チケットを見てみると、公演日は、1週間後ですでに帰国している先のチケットだった。


ずが~ん、と思い、しょうがない、ホテルでチケットの写真でも上げながら残念日記でも書こうかと思い、帰路を急ぐ。


案の定、道に迷ってしまう。地下鉄の駅を必死に探す。


近くになぜか焼き肉屋さん(ザルツブルクに???。。。笑笑)があって、道を聞くために入った。そうしたら、そこにはなぜか安倍元首相が1人でお茶をしていた。お店の人に道順を聞いて、店を出る。


ようやく駅に辿り着く。なぜか駅の中は、ジムのマシンが勢ぞろい。外国人が一生懸命汗をかいている。記念に写真を撮ろうと思ったら、近くの外人に、「おまえ、なんで写真撮ってるんだ?」と脅され、怖い思いをする。


ようやく地下鉄の車両に乗ったら、海外の地下鉄だから路線図がわからないことに、今さらながら気づき、あ~~~~~!とパニックになって目が覚めた。(笑)


怖い夢だった。


そもそもザルツブルクに地下鉄ってあったっけ???


これはラトル&ロンドン響の来日公演2022のチケットを買え!というお達しなのか???ラトルはぜひ行きたいのだが、外来オケは高いんだよね。あまりの高額チケット価格に驚きおののき・・・昔は外来オケでもガンガン買っていたものだが、いまはまったくもって貧乏で予算体力もなく・・・


安倍元首相、夢に出てくるとは・・・成仏してほしいです。


海外は、やはり道に迷うとややパニックになる。見知らぬ土地だし。国内はその点、ハードルが低いが、それでも見知らぬ土地に初めて行くときは結構大変だ。金沢は、お店などここ!とピンポイントで決めて、最初からそこ狙って行くので、見知らぬ初めての土地でこれやるのは結構しんどい。


こういう夢を見るということは、金沢で相当迷うということか。(笑)




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