自由が丘 マリ・クレール通り [街歩き]
自由が丘は、雑貨やスィーツ、カフェ、ブティック、アパレルブランドなどが立ち並ぶお洒落な若者世代の街である。また自由が丘といえば、お洒落、住みたい街ランキングでもつねに上位を独占する常連の街でもある。東急東横線沿いで渋谷にも近い。
都心の中で、まるでフランスのような街並みで、住みたい街としても人気の高い「自由が丘」は、高級住宅街として名高い田園調布と隣り合う街で、セレブ御用達のショッピングスポットでもあり、ヨーロッパの街をイメージさせる街づくりがされているのだ。
自分はずいぶん自由が丘とは縁が深く、自分の常連の街である。
というのも、ここには自分が定期通院している病院があるのだ。
月に2回、2週間間隔で通っている。
ここで主治医の先生といろいろなお話をするのが、もういまや自分の最大の楽しみでもあり、ストレス発散にもなっている。
だから月に2回はかならず自由が丘に来ているのだ。2004年頃からこの自由が丘の病院に通っているので、もう20年近くずっと通院のためにこの自由が丘に通っている。だから、もうマイタウンと言っていい。
自由が丘は、北口を出ると、大きく街が広がっていて、こちらが自由が丘のメインのエリアだと思うのだが、自分はいつも南口を利用する。病院は南口のほうにあるからだ。だから、自分にとって自由が丘といえば、南口に広がる景観、マリ・クレール通りのことを言っていることに等しい。
この自由が丘のマリ・クレール通りがこれまた素敵なのだ。
さすがお洒落な街の代表格の自由が丘らしい計画的に造られた街景観で、病院が終わって、薬局でお薬をもらったら、このマリ・クレール通りのベンチで腰掛けて、なにも考えずボーっと何時間もここで過ごしているなんてことも多い。特に予定がなければ、開放感溢れる休日の最初の土曜日。ここで、これから休みが始まることをひしひしと心の中で喜んでいる一番楽しいひとときである。
自由が丘のマリ・クレール通りというのは、正確に言うと、自由が丘南口を出たすぐその前にある通りのことで、ここにはカフェ、スィーツ、ブティックなどが通りの両側にずらっと立ち並んでいて、まさにお洒落感覚満載の景観で圧巻である。
で、このマリークレール通りのさらに奥に1本入ったところにもうひとつ通りがあって、正確には九品仏川縁道という通りがある。自分が言っている通りはこの九品仏川縁道のことである。でも世間一般では、南口出たすぐのマリ・クレール通りと九品仏川縁道とでペアで、マリ・クレール通りと言っていることが多いようだ。
マリ・クレール通り・九品仏川縁道はこんな感じの通りである。
マリ・クレール通りは、地区のイメージづくりの取り組みの1つとして、フランスのファッション誌、マリ・クレール社および中央公論社の女性誌「マリクレール」とのタイアップにより実現し、1984年に正式に通りの愛称として採用されたのである。いわゆるマスメディアの力を街のブランディングに最大限に活用した取り組みという感じである。
「マリ・クレール通り」は、カフェやセレクトショップが並ぶ、まるでパリのようなオシャレなストリートで、そのフランスのファッション誌「Marie claire」の名がつけられたこの通りは、中央に桜の木とベンチが長い距離に渡って設置され、自由に外での時間を過ごすことができるようになっている。
緑道の桜の並木に沿ってベンチが置かれ、レンガのような地面のテクスチャで、どこか海外に迷い込んでしまったかのような感覚を味わえる。
以前のこの場所は、九品仏川が流れており、”裏”通りとして、連れ込み宿がある治安のよくない場であったそうだが、戦略的なデザインでそういったイメージを払拭させている。
現在では、犬の散歩道コースやショッピングロードとして利用されたり、休日には観光客が訪れにぎやかになります。
桜が満開になるときは圧巻ですよ。この通り一面が桜で美しく彩られ、けっして目黒川の桜に負けていないと思います。(笑)そしてその桜の季節には、レジャーシートを広げ、お酒を片手にお花見を楽しむことができます。病院の帰りにこの通りを通ると、そういう風景に出会うことも何回もありました。
また5月から6月の梅雨にかけては紫陽花の季節になりますが、このマリ・クレール通りにその紫陽花が満開になるスポットがあって、ここでスマホで記念撮影するのが自分の毎年の恒例行事になっています。(笑)桜の植樹、紫陽花の植樹、こういう風景を計画的に造っているそういうストリートなのです。
これらの運動は全て地元の自由が丘商店街振興組合が行っており、結束力がとても高い街であることが分かります。
また毎年5月には、このマリ・クレール通りや九品仏川緑道の空間を利用して、マリ・クレール祭り、マリ・クレール・フェスティバル、通称マリ・クレール・フェス、というのが開催されます。フランスの国旗が多数掲げられ、シャンソンのライブが行われることで知られるなど、フランスの祭りを意識した演出がなされています。これにはフランス大使館文化部も、このイベントの後援を行っているそうです。
このマレ・クレール・フェスも、よく病院の帰りに遭遇します。本当に華やかそのもの。たくさんの人でにぎあっています。いろいろな出店が出ていて、それこそクレープとかいろいろな食べ物関係の出店が多いかな、いわゆる日本和風の七夕のお祭りのちょっと洋風のお洒落バージョンというような感じです。テントは緑色が多かったような記憶がある。そしてフランスの国旗があちこちでいっぱい掲げられています。あっまた今年もやっているな~という感じで通り過ぎますが。中にはストリートのスペースを確保してシャンソンのライブ演奏もされるんです。この通りの由来から、ずっとその伝統を受け継いでいくというか、非常にフランスと縁が深い、その関係性を大切にしてきた通りなのだと思います。
今年の5月、来月ですが、このマリ・クレール祭り、取材して日記にしてみますね。
普段のマリ・クレール通りは、暖かい陽気の日には、通り沿いで買ったスイーツを持った人や、読書をする人、デート中のカップル、ペットの散歩中の親子など、思いのままに木漏れ日の下に腰を下ろしている姿が並び、とても穏やかな時間の経過をあらわしています。
このマリ・クレール通り沿いにあるレストランやカフェなどは外のテラス席もあったりして、本当にパリそのもの。ここに立ち並ぶカフェ、スィーツ、レストランをいろいろ食べ歩くだけでもすごく楽しそうです。女性に大人気ですね。ネットにはそんな記事で溢れています。自由が丘はとくにスイーツの街なんじゃないですかね。自由が丘スイーツフォレストも昔行ったことありますが、圧巻でしたよ。もう店内一面スイーツ天国というようなところでした。
自分は、自由が丘は確かに北口エリアは大きいけど、じつはほんとうに素敵なのは、この南口のマリ・クレール通りなのではないか、とずっと思ってます。20年間この通りを見てきて、自分がしみじみ実感することで、自由が丘ってやっぱりこっちだよな~と思ったりします。
自由が丘マリ・クレール通りの活性化のための発想のスタンスって、活性化と開発の主体はあくまでも地元商業者と住民であるという姿勢を育んだところに独創性があって、現代に至る多くの商店街の活性化と開発が、行政や民間ディベロッパー等の主導であるのと比べて、マリ・クレール通りを始め、自由が丘の中心部には大型のショッピングセンターやアミューズメント施設はないのにもかかわらず、多くの来街者を集め、常に住みたい街の上位を占めている・・・
これが自由が丘という街のオリジナリティでもあって、自由が丘ならではの独特の街景観がある所以なのだと思います。
自分が薬をもらう行きつけの薬局は、このマリ・クレール通り沿いにあって、ここで薬をもらったら、あとはこのベンチでずっとほけ~~~としているのです。
今日は土曜日。これから休みが始まるな~。なにしよ?ってな感じです。
そうやってほけ~っとしているときが、一週間の中で最大に楽しい瞬間でもあります。
先日の通院の帰り。薬局で薬をもらった後、ホケ~としているときの撮影。
2023-04-26 14:45
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コメント(2)
ノンノンさん
自由が丘、いいですね。近所なのでよく伺います。どこかですれ違っているかもと思わずいられませんでした!
お昼に学園通りの泰興楼で餃子を食べて、画像の緑道のブックファーストで書籍を購入して、東急ストアで買い物というのが週末のルーチンです。
自由が丘マダムとは異なる庶民派の自由が丘ライフです(笑)
あと同じ自由が丘でも北口は趣が全然違いますよね。そっちはたまに燻銀の酒場である金田とほさかや、そして締めのラーメンで麺うらたに時々伺います。
こちらも庶民派ですね。
緑道沿いでは学園通りを挟んで反対側のHIOのアイスクリームもおすすめです。
ノンノンさんとはいろいろ被るところがあって他人には思えません。
またの楽しい記事を心より楽しみにしています!
どうぞいいGWをお過ごしください。
by Masa (2023-04-30 08:39)
Masaさん、コメントありがとうございます。コメントに気づくのが遅くて返信遅れて申し訳ありません。
そうでしたか!自由が丘南口よく行かれますか!ほんとうにMasaさんとはいろいろ行動範囲が似ていて他人事とは思えませんね。HIOアイスクリームぜひ今度トライしてみます。
そうなんですよ。北口は、ちょっと今度散策してみようと思っているので、ぜひ日記にしてみますね。北口はほんとうに南口とは全然違いますね。どこが見せ所が行ってみないとわからないという感じですね。
この街歩きの日記、始めたのですが、自分はとても気に入ってます。なによりもお金のかからない安上がりで楽しめるところでしょうか。
今後もいろいろ街歩きしてみたい街がたくさんあるので、楽しみにしていてくださいね。
by ノンノン (2023-05-06 07:47)