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東京ラブストーリー [ドラマ]

鎌倉殿の13人で静御前を演じられる石橋静河さんのプロフィールを拝見させていただいているときに発見した東京ラブストーリー。


あまりに懐かしすぎる!(笑)


東京ラブストーリーは、まさに自分の青春そのものでした。忘れたくても忘れられない青春のそのものでした。ドラマが放映されたのが1991年でしたね。


自分は1987年に東京に上京したので、1991年と言えば上京してホームシックにかかっていたまさにそのときだったと思う。そんな青春時代の甘酸っぱい想い出がいっぱい。あのときを想い出すだけで、ちょっと照れくさくて、青臭い自分を思い出します。


当時週刊ビッグコミックスピリッツというのが大人気で、月曜に発売されたのでした。月曜の朝に出勤のときにホームの売店で、そのスピリッツを買うのがもう習慣だったのです。


柴門ふみさんの「東京ラブストーリー」は、そのビッグコミックスピリッツに連載されてた漫画であった。もちろんドラマが始まるずっと前です。だから1988年頃ですね。


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これは最高に面白かった。柴門ふみさんの筆タッチは、とてもサッパリしたタッチで見やすかった。天真爛漫な赤名リカ、愛媛から上京したばかりでリカに振り回される永尾完治、完治と同郷のプレイボーイの医師の卵の三上健一、そして幼稚園の保育士さんの関口さとみ、三上くんと同じ医師の卵の同級生の長崎尚子。


これらの主人公によって繰り広げられる漫画である。


これは夢中になったねぇ。読んでいて面白いと思った。


当時月曜の朝に駅の売店でスピリッツを買ったら、それを会社に持って行って朝の時間やお昼休み時間に読むのである。


そう!当時、品川にあったビル。日本フィリップスの横にあった東洋水産ビル、通称みんなTSビルと呼んでいたビルである。そこの3F,4F,5Fにうちの会社が入っていた。前職の会社はいろんなところにオフィスを持っていたんだよね。


自分のオフィスはそこの5Fである。


懐かしすぎるよ~。TSビル5F。(笑)社会の厳しさ、社会というのがどういうところなのか、よくわからない青春真っ只中のうぶな自分。ホームシックでいつも自信がなかった自分。そんな学生気分が抜け出せなかった社会人成り立ての自分が過ごしたオフィスである。いまでも鮮明に頭の中にそのオフィスのシーンが蘇る。


そこで自分の机で、朝の時間や昼休み時間にスピリッツを読むのである。その中で東京ラブストーリーを読んでいたのだ。自分は、柴門ふみさんの東京ラブストーリーの大ファンであった。


それから3年後の1991年。東京ラブストーリーがフジテレビでドラマ化されることになった。漫画の時代から面白いと思っていた自分は、これは絶対大ヒットすると確信していたが、もうその予測を遥かに超える大変な社会現象となった。


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赤名リカに鈴木保奈美、永尾完治に織田裕二、関口さとみに有森也実、三上健一に江口洋介、長崎尚子に千堂あきほ。まさにフジテレビの月曜日夜9時からの、いわゆる月9のドラマ枠が超人気枠というか特別な意味をもつ枠になったきっかけをつくったドラマだったと思う。


月曜の夜9時になると、街から人がいなくなる、という現象が起きたほどの社会現象であった。もう大人気というどころか、本当に社会現象である。


このドラマで、一気に着目されたのが、フジテレビの大多亮プロデューサーである。同じ年に同じ大多亮プロデューサーによる武田鉄矢、浅野温子主演の101回目のプロポーズも超大ヒットの社会現象となった。


大多亮氏は一気に時代の寵児となった。月9のトレンディードラマを定着させた大功労者である。


東京ラブストーリーや101回目のプロポーズのドラマ手法に共通していたのが、主題歌の卓越した使い方であった。キャッチーなメロディの主題歌を、ドラマをこういうイメージで造りたいのだけれど、とその当初から歌手と相談しながら力を入れて作り、それをドラマのそれぞれシーンでその主題歌を挿入していくやり方である。


これはドラマがすごい乗るというか、すごい感動的な効果を視聴者に与えるいい手法となった。この手法も、この東京ラブストーリーや101回目のプロポースからだったと思う。


東京ラブストーリーは小田和正の「ラブストーリーは突然に」、101回目のプロポーズはCHAGE&ASKAの「SAY YES」である。


じつにひさしぶりに、小田和正の「ラブストーリーは突然に」を聴いてみた。


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懐かしすぎるよ~。一気にのあの時代にワープしてしまう。あの冒頭のチャカチャーンというギターフレーズを聴いた瞬間、ドラマのシーンが蘇ってきます。


東京ラブストーリーは最終回が視聴率32%、101回目のプロポーズは最終回が視聴率36%という驚異的な視聴率をあげ大成功に終わった。


このドラマをきっかけに鈴木保奈美、織田裕二は大スターへの道を歩むことになる。大多亮氏、鈴木保奈美はマンション密会をフライデーされていましたね。いきなり大スターとなってしまった鈴木保奈美さんの心の不安の相談役に大多氏がなっていたようです。


自分の記憶だけで、これだけスラスラ書けてしまうのは、それだけ当時、このドラマは大変なブームで絶対忘れられない心の奥に深く刻まれているからなのです。

 

そんな東京ラブストーリーがなんと現代リバイバル版としてリイシューされているなんてまったく知りませんでした。フジテレビで放送されていたそうです。周回遅れの今頃気づいて申し訳ありません。


東京ラブストーリー2021


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自分はびっくり。


新旧ドラマの配役の比較ではこんな感じになります。


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Amazon Prime Videoで見れるので、全11話を2~3週間かけて見てみました。


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まず驚くのは、プロデューサーや監督、それぞれの役者さん達がよく原作を勉強されているということです。本当にびっくりしました。赤名リカ、永尾完治、関口さとみ、三上健一、長崎尚子のあのイメージのあのイメージ通りなのである。時代は変われど、きちんと役のイメージを壊さずに、そのまま継承されていて、自分はじつに素晴らしいな~と驚きました。そうそう、そういう感じだったな~と自分もだんだん思い出してきました。


それがすごい嬉しかった。


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石橋静河さんは、まさにあの天真爛漫な赤名リカにぴったり。まさにそう!まさにそう!あのカンチ!カーンチ!と呼ぶ声がすごくサマになっている。ぴったりで嬉しくなります。長身ですごくスタイルがよくて、脚がすごく長いんだよね。驚きました。さすがにバレエダンスは上手な感じがしますね。


永尾完治役の伊藤健太郎氏もすごくいいです。ある意味、織田裕二より原作のキャラクターに近いかな、と思いました。原作はもっと優柔不断でリカに振り回される感じのキャラなので、それに近いと思います。織田裕二は原作のキャラより格好良すぎだと思います。(笑)


プレイボーイの三上健一役の清原翔氏や、保育士の関口さとみ役の石井杏奈さんもまさのその原作のイメージ通り。いやぁじつに素晴らしいな~と感動。よく勉強されているな~という感じである。自分がそのまま1991年にワープする感じですから。


もちろん主題歌や音楽の挿入や、時代考証なんかも現代風にリニューアルされていて、今風なんですよね。とても新鮮です。


思うのは、いまの役者さんたち、現代の若者はさっぱり、しょうゆ顔かな、と思うことです。スラリとスタイルがよくて、とてもさっぱりしたルックス。やはり今風なんですよね。


1991年の時代とはやはり違いますね。あの頃のほうがもっと濃い、ソース顔という感じがします。


1991年当時は携帯、スマホとかなかった時代だから、自宅の部屋で固定電話。ドラマではその固定電話で、電話しながら、というのが当時はとても流行と言うか、洒落た演出と言われたものです。いまはもうスマホですからね。


東京ラブストーリーはやはり最終回がね、ハッピーエンドではないからね。1991年当時は、最終回終わったあと、もうフジテレビに抗議の電話が大変だったです。


やはり最終回はじ~んと涙ぐむ感じでしんみりしました。


あと、1991年、当時20歳代後半だった自分が観ていたときと、比べて、いまこういう若者の恋愛ドラマを見るときの感覚の違いというのかな、恋愛ドラマはやはりどうしても気持ちのすれ違いを描くことが多いので、若いときはドキドキしながら観ていたものだったけれど、50歳代になってこういうドラマを見ると、やっぱりちょっとヘビーというか、重いというかやはり歳なのかな、すれ違いになるととても気持ちがつらかったです。


やっぱり歳なんですね。(笑)


東京ラブストーリー2021すごく面白かったです。

Amazon Prime Videoで見れますので、ぜひお勧めします。


まさに黄金の名作「東京ラブストーリー」は、さらにミュージカルでも2022年に上演されるみたいです。永遠に語り継がれていきますね。





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