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ウルトラセブン55周年 4K特別上演 [特撮]

今年は、ウルトラセブン放送55周年記念ということで、当時の5話を取り上げて4Kで放映するというとてもうれしいイベントがあり、10/1解禁ということでさっそく映画館に見参してきた。初日の10/1の1番最初の回である。気合が入っていた。


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この10/1は、もうSNS上では大変なウルトラセブン・フィーバーが巻き起こり、この4K上映に関する投稿で自分のTLは溢れかえった。


過去のウルトラシリーズでは、ウルトラセブンが1番格好いいと子供の頃から思ってきたセブンファンの自分にとっては堪らない1日となった。


映画館はTOHOシネマで放映された。自分は映画はいつも渋谷のTOHOシネマで観るのだが、今回は渋谷は入っておらず、代わりに新宿のTOHOシネマで放映されるようだったので、新宿だったら自分は場所はよく知っているので、じゃあ新宿にしよう!と即決した。


でもあとでニュースで知ったところ、TOHOシネマズ池袋では初日の1番最初の回のはじめに、モロボシ・ダンの森次晃嗣さんとか豪華で、多彩なゲスト陣が登壇されていたんですね。


大失敗しました。よく確認しておけばよかった。初日の初回は、かならず登壇はあると思っていましたが、よく確認していませんでした。


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この55周年の歴史を改めてどう感じているかを問われた森次晃嗣さんは「今日が55年なんて実感がなかったです。これだけ長い期間を経て、皆さんにこのようにお会いできるとは思っていませんでした」と感慨深く振り返る。


さらに撮影当時の思い出を聞かれると、早朝から電車で移動して撮影スタジオに向かっていたことや、休日にも各地のイベントに参加するため自分でウルトラマンスーツを持参して全国を行脚したことについて触れながら「若かったからできた」と述懐。


その一方で「撮影は過酷だったけれど、その分こんなに長く愛される作品もない。今でも街を歩くと「ダンだ! ダンだ!」と言ってもらえる」と作品への思いを吐露した。



「今日は55周年ですが、60周年記念まで元気でいたいなと思います。セブンがある限り元気でいたいと思います。55周年、ありがとうございます!」とイベントを締めくくったそう。


クッソ~。大失敗だった。池袋に行けばよかったです。


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10月1日(土)から10月13日(木)にかけて全国16劇場にて実施される「『ウルトラセブン』55周年記念 4K特別上映」は、全49話から厳選された5つのエピソードを上映する企画。第7話「宇宙囚人303」と第26話「超兵器R1号」、第37話「盗まれたウルトラ・アイ」と第48話・第49話「史上最大の侵略(前後編)」が、迫力の4K映像で巨大スクリーンに上映。「ウルトラセブン」が4Kで劇場上映されるのは今回が初めてとなる。


自分は、TOHOシネマズ新宿も渋谷と並んでよく行っている映画館で、歌舞伎町の中を突っ切って歩いて行ったところにある。


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渋谷よりも全然新しく、IMAX,Dolby Atmosなど最新のスクリーンフォーマット、最新音声フォーマットを装備した最新鋭の映画館なので、自分は豪華仕様で観たい場合は、必ず新宿まで見参する。いい映画館ですよね。



まず今回の上映、4Kということだが、どんな印象だったかというと、最近の新しい画質のようなVividな解像感、先鋭感な画質というより、やはりもともとがフィルムの画像なので、のっぺりとしたフィルムらしい画質で、それを4Kにしたからと言って、特段そんなに凄いという印象はなかったが、でももともとのオリジナル画質の傷の修復であるとか、滑らかさ、よりきめ細やかさなどフィルムらしさの中でも解像度の改善がよくわかり完成度も高く丁寧な出来に仕上がっていると思いました。



やはりSDからHD/4Kなどの画素数のアップコンバートは、じかのHD/4Kの画像素子のカメラで撮影したものと同等にはなりませんが、現代の視聴者の鑑賞レベルに見合った品質にアップグレードされた素晴らしい作品だと思いました。


ウルトラセブンをまさか4Kで観れる日がやってくるとは思ってもいませんでした。音声はどうだったのかな?リマスタリングされていたのかな?



過去の古い映画、ドラマのリマスタリングは今後のとても重要な作業ですね。映像にしろ、音声にしろ。これは今後のとても大事な仕事になると思います。過去の名作映画、名ドラマのアーカイブのことを考えると、です。たくさんやるべき昔の名作映画、名ドラマがあるのではないでしょうか・・・。


ひさしぶりに観たウルトラセブンはやはり格好良かったなぁ。最高でした。ウルトラ警備隊の戦闘機、ウルトラホーク1号、2号、3号フル活躍で出動という感じだし、水陸両用車のポインターも出番が多く格好良かった。


ただ、ストーリーの選択もあると思うが、そんなにセブンと怪獣との闘いは濃密ではなかったような・・・。必殺技もアイスラッガーがメインだったのではないでしょうか。


でもウルトラマンとくらべ、ウルトラセブンになると脚本、ストーリー制作が大人びていて、単なる怪獣との闘い、特撮では終わらない渋め、マニアック路線らしさがあって、相変わらずカッコいいな~と思いました


子供の頃にセブンを見たとき、なんかやや暗い感じがしてカッコいいと思ったのは、このストーリーがとても凝っているからではないか、と思っていました。


なんかとてもうれしかった気分。


ちょっと自分が後悔しているのは、第37話「盗まれたウルトラ・アイ」。自分がすごく楽しみにしていた話なのであるが、前夜よく眠れなくて寝不足気味で迎えたので、ちょうどこのストーリーのときに眠気が襲ってきてしまい、必死に目を開けて見ていましたが、もっといいコンディションで観たかったです。


最終回の第48話・第49話「史上最大の侵略(前後編)」がやはり壮大で素晴らしいですね。宇宙人によって、ロンドン、パリ、ニューヨークとどんどん爆破されていき、つぎは東京か。ダンはアンヌに自分がセブンであることを告白。シューマンのピアノ協奏曲が流れる。・・・


ダンのアンヌへの告白のシーンは長らくセブンファンにとって語り継がれている名シーンですが、この回はやはり絶対外せませんね。見ごたえあると思います。


素晴らしかったです。セブンファンには堪らないプレゼントになりました。ありがとうございました。



映画を観た後、ネットでのウルトラセブン4K上映のニュースを片っ端から探して読んでいたのですが、こんなニュースを見つけました。


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『ウルトラセブン』放送開始から55年 視聴者をときめかせたアンヌ隊員の魅力とは?




これはなかなか的を得たいいことを書いているなと思いました。ウルトラ警備隊で紅一点であったアンヌ隊員。いまだに自分含めたセブンファンにとってアイドル的な存在。アンヌ隊員は、永遠の特撮ヒロインだと言っていいと思います。


円谷プロの前作『ウルトラマン』のヒロインだったフジ・アキコ隊員役の桜井浩子さんが中性的な雰囲気だったのに対し、アンヌ隊員に選ばれたひし美ゆり子(当時の表記は菱見百合子)さんは、親しみ易さに加え、セクシーさも感じさせました。


つねに比べられる2人でしたが、アンヌ隊員はキュートでセクシーでしたね。


この記事でアンヌ隊員のひし美ゆり子さんがご著書を書かれているのを知り、さっそく買って読んでみました。



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セブン セブン セブン(小学館文庫): アンヌ再び… 文庫 – 2001/3/6


これはひし美ゆり子さんのエッセイ集。ウルトラセブンの撮影秘話、出演者の人柄の本音と思い出。もうアンヌ隊員が本音でズバズバ斬り込んでいく告白型のエッセイ集ですね。


エッセイですから、文章にご本人の人柄が出ますね。ひし美ゆり子さんは、もうすごいおおらかで開けっぴろげ。自分なんかより全然男らしいというか豪傑な感じですね。もう酒豪で、俳優の原田大二郎さんや村野武範さんや松田優作さんとかと飲み歩いていたなどを代表に、武勇伝の数々など、驚きました。自分が長い間抱いてたアンヌ隊員のイメージとは、かなりかけ離れているような。(笑)


自分の女優としてのひし美ゆり子のこと、ウルトラセブンの各話での思い出話、出演者の人柄と想い出。撮影の裏話、もうズバズバ本音で告白していきます。


自分はかなり衝撃を受けました。でも最高に面白かった。


ダンとアンヌは実際でも恋人の雰囲気だったのか・・・全然まったくそんな感じなし。(笑)森次さんは歌がうまくて、女性の目をじっと見つめながら歌うので、かなり自分がもてることを意識している人だな、と思ったとか。(笑)でもお互いウルトラセブンで、50年以上パートナーとして仕事をしてきたかけがえのない仲間でもある。


アンヌは紅一点と思われて現場では大事にされていたと思われるかもしれないけど、実際そのように思ったことはなかった。ひし美さんと呼ばれたこともないし、いつもアンヌ!こら!ってな感じ。



水陸両用車「ポインター」5万円で購入した中古のクライスラーを改造したもの。改造費のほうがはるかに高かった。


また俳優の京本政樹さんとの交流も面白かった。


京本政樹さんは大のウルトラマニアで、ウルトラマンの科学特捜隊の制服や、ウルトラセブンのウルトラ警備隊の制服などの歴代コレクションを完璧に集めているそうだ。そしてアンヌ隊員の制服もコレクションしている。凄すぎる。(笑)


それでアンヌ隊員のシューズを作りたいと思ったそうで、そのためにひし美ゆり子さんにコンタクトをしたそうだ。その後、なんかのイベントで京本政樹さんとひし美ゆり子さんとの対談で、ひし美さんは京本さんのたっての願いでウルトラ警備隊の制服を着て撮影することに。。でもアンヌ隊員の制服はすでに萎んでいて着れなかったそうで、代わりにキリヤマ隊長の制服を着て撮影に臨んだそう。しかも上半身だけで。(笑)


撮影が終わった後、制服をクリーニングして京本さんに返却しようと思ったら、もちろんそんなことをせずに着た後の制服をそのままお返しください。(笑)慌ててクリーニング屋さんに引きとりに戻ったとか。。


その気持ちわかるわ。(笑)ファン、マニアというのはそんなものです。



後年ですが、NHKは「私が愛したウルトラセブン」というアンヌ主人公の番組を制作していたんですね。田村英里子さん扮するアンヌ隊員が主人公。「ウルトラセブン」の制作秘話をドラマ化した作品でした。今さらながら、ファンの方々の「ウルトラセブン」に寄せる愛着の深さに驚くばかり。


このときは、ロケか発表記者会見かで、ひし美ゆり子さんもかけつけ、新旧アンヌ隊員が揃ったとか。ひし美さんは、田村さんにいろいろお声かけしたそうです。



自分は全然知らなかったです。アンヌ隊員目線からの物語。ぜひ見てみたいです。でもひし美ゆり子さんの告白では、じっさいになかったエピソードも散りばめられていて、ストーリーを美化されているところもあったとか。ファンをガッカリさせてはなんですが。


このアンヌ隊員による告白本は、かなり面白いです。あれから55年、ずっと自分の中で勝手に作くりあげてきたイメージで観てきたウルトラセブン、モロボシ・ダン、そしてアンヌ隊員。そしてウルトラ警備隊のみなさんたち。


じつは現場ではこんな感じだったという告白本です。結構撮影現場のその雰囲気がよくわかり、頭の中で描けるようなわかりやすさでした。


そして自分のイメージは完全に塗り替えられました。でも真実を知ってよかったと思っています。ますますセブンファンになりました。


このエッセイ集、2001年に初版なんですね。全然まったく知らなかったです。21年も知らないで過ごしてきたとは!相変わらず世の中の流れに疎いですね。(笑)


そのほかにも、



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アンヌ今昔物語: ウルトラセブンよ永遠に・・・ 単行本 – 2017/7/3


をいま取り寄せ中です。これも読むのが楽しみです。



つい最近、NHKが「全ウルトラマン大投票」を実施したのを知っていますか?いままで登場してきたウルトラマン・シリーズで、全国で人気投票(ネット投票)をやったのです。


ウルトラセブンは第2位でした。


(初代)ウルトラマンは5位、1位は1996年のウルトラマンティガだそうです。(全然知らない。)


自分はこの結果に誇りを持っているし、やはり新旧交えてのウルトラマンシリーズの中でもウルトラセブンは世代を問わず人気があって深く愛されているんだな、と思い、とても嬉しかったです。


自分が子供の頃に戻った感じになりました。






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