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ラウンドアバウトとスピードハンプ [街歩き]

ロンドン郊外を運転して驚いたのは、ラウンドアバウトである。日本語でいうなら環状交差点である。


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これは衝撃であった。日本ではもちろん見たことがなく、また自動車教習所でも教習項目に入っていない。海外に来て、ロンドン郊外に来て、初めて見たし、初めて体験したのである。


ラウンドアバウト-3.jpg



交差点なのに、日本のように、交差点が十字架の形状で四隅に交差点信号機がなく、円環状を走っている車を優先させて、その隙を狙って、自分の車も入り込んでいくのである。そして自分の好きなところで出ていくという感じである。もちろん後続車のためにどちら側に曲がっていくかは、円環状に入るときと出るときは、かならずその方向にウィンカーを出す。



これは面白いな~と思いました。信号機に左右される日本の交差点に比べると、もうドライバーの感覚でどんどんすり抜けていく感覚があって、面白い。意外や信号機の交差点と比べるとこちらのほうが事故少ないんじゃないか、と思いますね。


自分はもちろん日本で国際運転免許を取得していきましたが、現地でも自動車運転講習を受けさせられました。それは学科試験はなく、実技運転のみで、それも実際の街の路上を運転するという訓練です。もちろん教官はイギリス人です。


そのときに自分は、初めてこのラウンドアバウトの存在を知ったのです。

まさに衝撃でした。



このラウンドアバウトはイギリスが発祥のようだが、ヨーロッパの大陸のほうにもあるようです。一番大きい有名なラウンドアバウトは、パリの凱旋門のところですね。


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あそこそ最大のラウンドアバウトです。

あそこは怖いんだよね~~~。凱旋門周遊上の車が、もうびゅんびゅんすごいスピードで回っているので、その中に入り込むのはなかなか大変なのです。円環状を運転しているときもすごい怖いです。


ラウンドアバウトはイギリス発祥だが、フランスには1990年代後半の時点で約15,000箇所のラウンドアバウトが設置されるまでになったし、アメリカでも、諸外国での成功例からラウンドアバウトが見直されるようになり、1990年にネバダ州でアメリカで初めての現代的ラウンドアバウトが建設された。


以来欧米ではラウンドアバウトはメジャーな交差点となっていった。


日本には2013年に長野県飯田市の東和町交差点で信号機が撤去され、はじめてラウンドアバウト導入されている。以来、北海道とか、東京、大阪とかいろいろ見かけるようになった。日本はつい最近ですね。どうりで、と思いました。


でも当時の自分が住んでいた時代では、やっぱりラウンドアバウトというのは、イギリス発祥でイギリスのみの交差点、ルールだった。ヨーロッパ大陸やアメリカではまだまだだった。ヨーロッパ大陸を車で運転していても、あまり見かけなかった。


Basingstokeには、このラウンドアバウトが非常に多く、自分は初めてのカルチャーショックを受けたのである。



自分は、このBasingstoke Hatch Warren地区の住宅街でひとつのイギリスらしいというか、面白いものを発見した。当然車が移動手段ですから、気づかざるを得ないのである。


日本には道路にこういう仕掛けを見たことはないです。

ヨーロッパの大陸でも見たことないですね。


これはイギリスだけなのか、確信は持てないです。

かならず住宅街のところにある仕掛けなのだが、道路にこういう車道に対してその進行方向に対してこういう突起物が敷いてあるのである。


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自分の記憶にある突起物の写真はネットにはなかったのだが、代替えでこの写真を選びましたが、実際自分が体験したのは、もっと灰色で三角錐上で尖っている突起物です。それの棒状のものが道路の進行方向にこのような状態で置かれているのである。


住宅街にはかならずありました。


これは運転しながら理解できたのですが、おそらくスピード落とせ、徐行運転させるための仕掛けなんですね。ふつうのスピードでこの突起物を乗り越えようとすると、もうガタンとすごい車に衝撃が与えてしまいます。それを避けるには、この突起物を乗り越えようとするときに徐行せざるを得ないんですね。


住宅街は閑静なところですから、安全のために、こういう徐行させるための突起物が道路に敷いてあるんだな、と当時は理解しました。なんかヨーロッパらしい面白い仕掛けだな、と思いました。


調べてみると、スピードハンプ、減速ロードハンプ、道路減速帯という正式名称なんですね。


いまは日本にもあるようです。


海外では車がないとなかなか生活が大変で、車での移動が原則になる。道路事情は、基本世界共通とはいえ、やはりそこで遭遇する海外ならではのルールや道路事情があることは確かで、ずいぶん困惑したものである。








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