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ラ・フォル・ジュルネ [クラシック雑感]

いよいよGW。コロナ禍も落ち着いて、海外からのインバウンドも復活。逆に日本から海外へ。もちろん国内旅行も!今年は成田、羽田と国際線はもちろんのこと、国内線も、空港は大混雑、航空会社は荒稼ぎという感じになりそうですね。日常が戻ってきてうれしいです。お天気晴れるといいですね。


自分にはちょっと縁がなくて体験していなかったクラシックの音楽祭がある。


それがラ・フォル・ジュルネ。


今年の東京・春・音楽祭で川本嘉子さんのブラームス室内楽の公演を思わず忘れてしまう、という大チョンボをしてしまった。まさに10年間通い続けてきたのに、まさかの大失態である。


このままでは、ちょっと後味、収まりが悪く、今年1年もやもやが続いてしまうので、踏ん切りをつけるため、そのリベンジをしようと思って川本嘉子さんの出演するコンサートを探してみたところ、このラ・フォル・ジュルネに出演することを発見し、ラ・フォル・ジュルネは自分も体験したことがないので、これはぜひ行ってみたい、この公演にしたいと即決したのであった。




ラ・フォル・ジュルネは、1995年、フランス西部の港町ナントで誕生したクラシック音楽祭。「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のネーミングそのまま、ヨーロッパの数ある音楽祭の中で最もエキサイティングな展開を見せている。


フランス北西部、ロワール河畔に佇む都市ナントでは、毎年1月末から2月初めにかけて、世界最大のクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」音楽祭が開催されます。


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毎年テーマとなる作曲家やジャンルを設定。コンベンションセンター「シテ・デ・コングレ」の9会場で、同時並行的に約45分間のコンサートが朝から夜まで繰り広げられる。演奏者には旬の若手やビッグネームが並び、5日間で300公演!を開催。好きなコンサートを選び、1日中、音楽に浸ることができるのである。


しかも、入場料は6~30EURO(700円~3,000円)という驚きの低価格。「一流の演奏を気軽に楽しんでいただき、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」というルネ・マルタン(アーティスティック・ディレクター)の意向によるものである。来場者の6割をクラシックコンサート初体験者が占め、たくさんの子どもたちも参加している。


ユニークなコンセプトで展開されるラ・フォル・ジュルネの人気は国外へも拡がり、2000年からポルトガルのリスボン、2002年からはスペインのビルバオ、2005年からは東京国際フォーラムで開催。2008年には金沢とブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、2010年には新潟、びわ湖、ワルシャワ、2011年には鳥栖、2015年にはロシアのエカテリンブルクで開催され、いずれも大成功を収め、クラシック音楽界にセンセーションを巻き起こしている。


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1995年、ルネ・マルタンが初めてラ・フォル・ジュルネを企画したときのテーマは「モーツァルト」。まず頭にあったのは、複数の会場で2日間ほど24時間絶え間なくコンサートを開催し、祝祭的な音楽祭にしたい、ということであった。そのネーミングを考えたとき、インスピレーションを受けたのがボーマルシェの戯曲「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)、あるいはフィガロの結婚」である。


1784年に発表され、モーツァルトもオペラの元にしたこの戯曲は、当時の価値観を覆す革命的なものでフランス革命の導火線になったともいわれている。 「ラ・フォル・ジュルネ」というタイトルこそ、まさにルネ・マルタンの夢、人々をクラシック音楽から阻もうとする様々なバリアを取り去りたいという思いにぴったりの言葉だったのである。ちなみに第1回ラ・フォル・ジュルネのポスターは、モーツァルトが鼻に親指をつけて指を広げた、ヒトを小馬鹿にした仕草のシルエット。常識を覆そうとしていた、破天荒なモーツァルトのイメージです。


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この方が、ナントでの音楽祭を始めたルネ・マルタン氏だ。[コピーライト]Marc Roger

ちょっとインタビューを抜粋して紹介しよう。


―― ラ・フォル・ジュルネはいかに誕生したのでしょうか。


アイデアは初回開催の2年前、93年に生まれました。ナントのサッカースタジアムで行われたU2のコンサートに35,000人もの若者が集まったことに対し、僕が企画している『ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭』などの大規模な音楽の祭典に、こうした若者はどうして来ないのだろうか、と思ったのがきっかけです。


モーツァルトやベートーヴェンを聴く機会が彼らにはないからだ、僕がするべきは、出会いをもたらすことだ、と。でも、それには大勢の人がクラシック音楽を聴きに行きたくなるような、独創的なコンセプトが必要です。それでクラシック音楽を非神聖化し、より多くの人が近づきやすい方法をいろいろと考えたのです。


たとえば、お祭り的雰囲気が欲しかったので、複数のコンサートホールが1カ所に集まった場所での開催が希望でした。それゆえに初回からシテ・デ・コングレで開催しています。 人々がすれ違い、話に興じることができるという場。日本で東京国際フォーラムを会場に選んだのも、同じ理由から。そしてチケットは低価格に抑え、ひとつのコンサートの長さは45分と短めにするということも大切でした。



――発掘した演奏家を招くのも喜びではないでしょうか。


長年、たくさんの音楽フェスティバルをオーガナイズしているので、大勢の著名音楽家の友達がいます。でも、若い音楽家を提案することも好きですね。かつて日本にも連れていきましたが、ネマニャ・ラドゥロヴィチはいまやすっかりスターになりました。今回のラ・フォル・ジュルネの素晴らしい驚き、それは若いチェロ奏者のアナスタシア・コベキナです。彼女、まだ20代半ばですが素晴らしいですよ。


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――日本でのプログラムはナントのラ・フォル・ジュルネとまったく同じではないのですね。


はい。東京で初めてラ・フォル・ジュルネを開催するにあたり、その前の2年間、東京の人々の暮らしにおける音楽について、音楽学校についてなど可能なかぎり知りたくて、いろいろとリサーチをしたんです。それに日本の奏者たちを知ることにも時間をかけました。たとえば諏訪内晶子や庄司紗矢香は、日本ではスターでも、フランスでは知られていませんから。


日本の人々はクラシック音楽をよく聴きますね。世界中の有名なオーケストラが来日しているし、素晴らしいコンサート会場があります。でも、チケットが驚くほど高価なので、一般大衆はなかなか聴きに行くことができない。この人々に僕は興味があったのです。僕がベートーヴェンを知ってほしいのはこの一般大衆。それで日本では5月のゴールデンウィークにラ・フォル・ジュルネを開催しているのです。


これは素晴らしいアイデアでした。この時期、金銭的にゆとりのある人々は海外旅行に出かけています。日本に残っている、海外旅行に出られる余裕のない人々に向けて、ラ・フォル・ジュルネは存在しています。初回は50万人が来場し、そのうちの75%の人々にとってこれが初のクラシック音楽のコンサートだったそうです。日本の音楽コンサートのプロデューサーたちに、彼らの知らない別の聴衆がいることを教える結果となりました。僕と主催者は賭けに成功したのです。日本人はモーツァルトやベートーヴェンといった有名な作曲家をよく聴いているようですが、ラ・フォル・ジュルネのおかげでそれはそれはたくさんの作曲家を発見できるのですよ。


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シテ・デ・コングレの向かいのパン屋「La Boulangerie d’Honore」は、音楽ファンの強い味方だ。この裏手の建物にもコンサート会場がひとつある。photo:MARIKO OMURA


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シテ・デ・コングレ内のバーではキッシュ、サンドウィッチ、スイーツなどを販売。複数のコンサートを聴くために長い時間を過ごす人や、仕事の後に駆けつける人のお腹を満たしてくれる。photo:MARIKO OMURA



このルネ・マルタン氏の言葉こそが、ラ・フォル・ジュルネのコンセプト、この音楽祭が存在する意義といっていいですね。


日本でのクラシックは敷居が高すぎる。高級な趣味と思われていて、それなりの階層の人しかコンサートに行かない。チケットもすごく高い。一般大衆はなかなか聴きにいけない。クラシックとの出会いがない。クラシックのコンサートって大体2時間コースが多いけれど、庶民にはそれはハードすぎる。もっと一般大衆向けに体力的に受け入れやすい45分を目安にどの公演も組まれている。


そんなクラシックにあまり馴染みのない一般大衆がターゲット。GWはお金に余裕のある人は、みんな海外旅行に行くので、音楽祭を開催するのをGWにした。


クラシック音楽をもっと気軽に楽しもう!ふだんクラシックを聴かない一般大衆に聴いてもらえるように親しみやすい、敷居の低い音楽祭にしよう。


高級・静謐なクラシック・コンサートではなく、もっと楽しく華やかなムードのクラシックコンサート、音楽祭にしたい。1箇所にたくさんのホールが集中しているエリアを選んで、そこで1日中クラシックのコンサートが楽しめる。そんな楽しい雰囲気な音楽祭にしたい。


そういう意図があるんですね。

なるほど~そうなんですね。


まっでもこれは、よくわかっていました。このGWの時期になると、かならず耳に入っていましたし、よくこの音楽祭のコンセプトのことは理解していました。


だからこそ、自分もそんなに意識して行かないといけないと思ってもいなかったことも事実。


でもやはり1回は行ってみてもいいし、ぜひ体験したいものです。

それが今回行こう!と思ったきっかけでした。


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1995年、フランスの港町ナントで誕生したラ・フォル・ジュルネは、2005年「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」として東京に上陸しました。2007年には来場者数100万人を超え、2019年までに延べ866万人の来場者数を記録。世界最大級の音楽祭に成長しています。


2015年には、1人の作曲家を特集するなど、クラシック音楽の文脈に沿った従来のテーマを一新。あらゆる文化の根底にある普遍的なテーマに基づき、時代やジャンル、地域を越えたプログラムを組むことによって、音楽との出会いがより豊かで冒険と発見に満ちたものになっていきます。


また、2018年より音楽祭のネーミングを「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」から「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」とし、ロゴマーク制作もクリエイティブ・ディレクター?佐藤可士和氏を起用、さらに進化する音楽祭に生まれ変わりました。


ずばり、ラ・フォル・ジュルネ TOKYO ってこんな感じの音楽祭で、こんな6つの魅力があるといえます。


・毎年異なる新鮮なテーマ展開

・1公演約45分~。朝から晩までいくつものプログラムを気軽にハシゴできる。

・国内外の一流の演奏を低料金で楽しめる。

・多彩な無料イベントを開催

・赤ちゃんからクラシック通までピクニック気分で楽しめる

・街全体が音楽であふれ「お祭り」ムード一色に


ラ・フォル・ジュルネって音楽祭はこんな感じの音楽祭なんですね。


ちょっと日本の東京国際フォーラムで開催されているラ・フォル・ジュルネ・ジャポンの時代からどんな感じの音楽祭か、いくつか写真を紹介しますね。


もういまや日本ではGWの風物詩といえば、このラ・フォル・ジュルネになりますね。


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やっぱり華やかな感じがしますね。そして客層もすごく若いですよね。驚きです。コンサートホールで開催される普段のクラシックコンサートは、もうクラシック業界の将来、先行きが不安視されるほど高年齢層なお客さんばかりですから。(笑)


たしかに有楽町の東京国際フォーラムというところは、音楽のコンサートホールにはあまり向いていないところではあるんですよね。もともとはコンベンションセンター、展示会、講演会などの用途で使用されることが多いですから。最大の要因は、床に敷き詰まられている絨毯ですね。(笑)


音楽ホールに床に絨毯はあり得ないです。(笑)(じつはロンドンのウィグモアホールもそうなのですが。。。)コンサートホールは基本は反射系の設計です。吸音ももちろんやりますが、基本は反射系です。床一面に絨毯ですと、音が全部吸われちゃって、ホール内音響はめちゃめちゃデッドになりますね。あと、ホールの容積が音楽ホールにしてはかなり広すぎかな?


そんなホール音響のハンデもありますが、やはり一か所にホールが集中していることが、この音楽祭のひとつの目玉ですから、そこはやはり東京国際フォーラムしかない、ここがベストな選択だったのでしょう。



今年のラ・フォル・ジュルネTOKYO2023は、なんと!4年ぶりの開催だそうです。コロナ禍まっさかりのときでしたから仕方がなかったですね。なんかひさしぶりの開催。そして祝祭的な記念イヤー。おおいに湧きそうな気がします。


ちょっと、ラ・フォル・ジュルネTOKYO2023について、紹介してみますね。


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4年ぶりの開催となる2023年のテーマは、やっぱり 「Beethoven ― ベートーヴェン」!


ベートーヴェンという大作曲家の魅力をぎゅっと詰め込んだ、特別な3日間をご用意します。交響曲やピアノ協奏曲、ピアノ三重奏曲、ピアノ・ソナタなど傑作の数々をはじめ、ベートーヴェンへのオマージュ作品など、ラ・フォル・ジュルネならではの独創的なプログラムの数々で、3年越しの生誕250周年を盛大に祝います。凝縮された“ベートーヴェン三昧”の3日間をお楽しみください。


ベートーヴェンの作品はヒューマニズムにあふれ、人類愛と思いやりを今もなお人々の心に届けるという意味においても、音楽史上唯一無二の存在です。ベートーヴェン自身、彼の音楽の目指すところを、このように記していたではありませんか。


「心より出で、願わくば再び心に至らんことを」 -「ミサ・ソレムニス」の楽譜に添えられた言葉


ルネ・マルタン

LFJアーティスティック・ディレクター



ベートーヴェンがテーマだったんですね。なぜか、というところもありますが、思えばコロナ禍がスタートしてしまった2020年は、まさにベートーヴェン・イヤーだったではないですか。もうクラシック業界では数えきれないくらいのイベント、企画が用意されていた。それが全部、中止になってしまった。ベートーヴェンさん、可哀そうすぎる!


そのベートーヴェン企画をもう一度リベンジ!という狙いが魂胆にはあるんではないですかね。


・・・てというか今年はベートーヴェン生誕250周年にあたるということですかね。(笑)


ベートーヴェンは、もうクラシック音楽史において、もっとも革命的な作曲家で、それまでの常識をいろいろな面でつぎつぎと覆してきて、新しい扉、新しい手法、新しい体系、など音楽史の改革をつぎつぎと打ち立ててきた大作曲家です。


ベートーヴェンってどんな人?


①ベートーヴェンはウィーンに住んでいた35年間で実に79回も引越しをしていた。計算すると半年に一回以上のペースである。

②ベートーヴェンはコーヒーを毎日飲んでおり、コーヒーの粒を必ず60粒数えて淹れる程のコーヒー好きだった。

③1816年にメトロノームが発売されると、ベートーヴェンは直ぐに気に入り、楽譜にテンポ設定を書き入れるようになった。音楽家で最初にメトロノームを使用したのはベートーヴェンといわれている。

④「エリーゼのために」の「エリーゼ」とはテレーゼという女性なのかエリザベートという女性なのか現在も判明には至っていない。

⑤ベートーヴェンの葬儀には2万人にもなるウィーンの庶民達が彼の墓まで列を作り、彼を見送ったといわれている。



ベートーヴェンは、女性に多く興味を持ってきて、いろいろアプローチもしたようですが、結局生涯独身だったことも自分はすごい好感を持てます。(笑)


自分は、


5月6日 (土) 15:00 ~ 15:45

東京国際フォーラム ホールC:エレオノーレ


公演番号:323

7人の名手による親密にして豪華な共演


7つの音色が織りなす妙~ウィーン初演時に爆発的な人気を得た、ベートーヴェン初期の大曲。


吉田誠 (クラリネット)

水野信行 (ホルン)

モリス真登 (ファゴット)

オリヴィエ・シャルリエ (ヴァイオリン)

川本嘉子 (ヴィオラ)

マクシム・ケネソン (チェロ)

髙橋洋太 (コントラバス)


の公演を拝聴する予定です。



あの東京国際フォーラム一帯で集中して、タイムカレンダーが決まっていてコンサートなら45分で、1日でいろいろなコンサートをはしごしていくというやり方なんかも楽しみ方のひとつのようです。5/4~5/6の3日間は、もう1日中、あの東京国際フォーラムのエリア内外でずっとクラシック音楽が流れている、聴こえてくる。。たくさんの若いふだんクラシックに馴染みのない方々が集まってきて賑わっている、そんな華やかな音楽祭なのです。


ちなみにラ・フォル・ジュルネTOKYO 2023はなにも有料コンサートだけではないですよ。無料コンサートや、プレイベント、講演会、イベント、エリアコンサートなんかもあります。



たとえば東京国際フォーラム 1階 ホールB5(2) (ジュリエッタ)では、ベートーヴェン について多彩なゲストが様々な角度から紐解く講演会を行われるそうだ。音楽祭期間中の有料公演チケットもしくは半券があれば無料で参加できるイベントである。1回ごとの完全入れ替え制。


自分はコンサートのチケットを持っているので、参加してみたいなと思っている。片山杜秀さんの講演が興味深いかな。。。


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そうした中、4年ぶりの再スタートにあわせて新たに加わる企画にもぜひ注目である。それが無料イベント「オーディオコンサート ベートーヴェン・サロン」(提供:Bowers & Wilkins)だ。


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え? オーディオコンサート? そう、この新企画では、会場の一室に、なんと総額1000万円クラスの最高級スピーカーやプレーヤーなどを取り揃え、いわゆる“ハイエンド”な再生機器で、ベートーヴェンの過去の名演や珠玉のセレクトなどを楽しんでもらう企画なのだ。


いやいや、会場では次々と素晴らしい生演奏が展開されているよ? なぜわざわざオーディオで? 生演奏が一番じゃない? そう思う方もいるかもしれない。もちろん会場ではたくさんのコンサートに足を運び、オーケストラの響きに包まれるような体験や、アーティストの繊細な息遣いまでも実感できる生演奏を思う存分堪能していただきたい。


その一方で、オーディオ再生による、オーディオでしか実現できない、いわば“別物”としての素晴らしい音楽体験も、ぜひLFJで体感してほしいのだ。オーディオならではの体験といえば、たとえば、今は亡き大巨匠の名演を、ハイクオリティな再生により生々しく、何度でも聴くことができる。ベートーヴェン時代のピアノを何台も目の前に揃えることは難しいが、数々の録音によってそれらを一気に聴き比べることもできる。アーティストたちが丹念に刻み込んだアルバムを、丁寧に再生することで、私たちは時空を超えて豊かな聴取体験を広げていくことができる。録音再生は今や(というか、もう何十年も)、音楽的な営みの重要な側面を担ってきているのだ。


・・・だそうである。(笑)


これはなかなか興味深いですね。


でも部屋ちょっと広過ぎ。(笑)オーディオの視聴というのは、それに適応した視聴ルームの容積というのがあります。あまりに広いと音が散っちゃっいます。まっイベントですから、たくさんの人を収容しないといけないという条件もありますから仕方がないところではありますね。


【主な使用予定機材】

スピーカー:Bowers & Wilkins 801 D4

パワーアンプ: Classe Delta MONO ×2台

プリアンプ: Classe Delta PRE

SACDプレーヤー:Marantz SA-10

ネットワークSACDプレーヤー:Marantz SACD 30n

レコードプレーヤー:Pro-Ject Xtension 9 TA/WB


・・・だそうです。


興味のある方はぜひ行かれてみください。


気軽にクラシックに接する、クラシック音楽はけっして敷居は高くない。子供も含めてファミリーで一般庶民がクラシックを楽しむ。1箇所にたくさんのホールが集まったところで集中的に行う華やかな雰囲気、しかも開放的な気分になりやすいGW。それがラ・フォル・ジュルネである。


ちょっと初体験してみたいと思ってます。


東京・春・音楽祭のブラームス室内楽でデビューを飾った水谷晃くんへの償いは、


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5/27(土)の北とぴあ さくらホールでの「MIZUTANI×TAIRIKU」AGAINに馳せ参上しようと思っています。













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