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東京の真ん中で、坐禅、精進料理、写経 そのいち [寺院・仏閣]

普段味わえない特別な体験を掲載するメディア・予約サイトに「Otonami(旧:Wabunka)」というのがある。自分はFacebookでその存在を知ったのであるが、日本のよさ・らしさを感動体験として発信していて、日本の魅力を感動体験として届けるというのがその主目的。もっと端的に言うと、和の美しさ、日本ならではの感動体験のイベントが日本全国でいろいろ主催されている訳だが、それを紹介するポータルサイトのような存在で、そこからそのイベントに予約できる予約サイトでもある。(決済機能付き。)


せっかく魅力ある和の文化、日本ならではの感動体験のイベントを、みんなに知ってほしい、そしてそのイベントに参加してほしいという広告型ビジネスの予約サイトのことである。


Otonami(おとなみ)



これはかなり素晴らしいと思う。

FBで上がってくる紹介される写真は、本当に日本の美しさを極めたという超一流の写真ばかりで、ほんとうに芸術品のようなこれぞプロという写真ばかり。日本人に生まれてきてよかった~ということを実感する写真ばかりである。


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和大好き、日本大好き、ついでに和食が大好きの自分にとっては、大変いいポータルサイト・予約サイトを知ることができたと思っている。


これからもいろいろ利用させていただきたい、と思っているのだが、その中で自分のアンテナにビビッとくるイベントがあった。


それが、


「東京の真ん中で、坐禅、精進料理、写経」


というイベントである。


東京・芝公園という東京のど真ん中にある東京グランドホテルの一室で、朝7:00~9:00という早朝タイムでこれらを実体験しよう、という試みである。


坐禅や写経については、2022年2月~3月にかけてマイブームになって、日記でも取り上げて自分なりに勉強した。そして坐禅や写経の実体験としては、北鎌倉の建長寺で体験することができた。懐かしい想い出である。


鎌倉や北鎌倉。あの年、2022年は、もう1年中、「鎌倉殿の13人」の大フィーバーで、自分はもちろんのこと、全国中鎌倉フィーバーなところがあって、鎌倉が非常に熱いスポットでもあった。そんなブームにあやかって、自分は鎌倉五山の巡礼やそのほか鎌倉殿、北条氏に纏わるお寺を巡礼したのであった。懐かしいです~。あの頃の熱い気持ちにまた戻りたいな。


だから北鎌倉の建長寺という雰囲気的には、いかにも坐禅、写経が似合う場所でもあったのだ。ところが今回は、東京のど真ん中の東京グランドホテルの一室で、それらをやりませんか?それも早朝、頭がすっきりしているところで。


しかも精進料理。ご住職の法話つき。


これは自分をかなり惹きつけた。1回のイベントに参加できるメンバーが満員で10名ほどであるので、月に2回、3回と定期的にやっているイベントのようだ。


自分はさっそくotonamiの予約サイトで予約をした。


そして先日体験してきた、というわけだ。


「東京の真ん中で、坐禅、精進料理、写経」


芝公園「曹洞宗宗務庁」僧侶に教わる朝の禅体験で心と身体をととのえる −坐禅・朝食・写経−(Otonami限定)


東京・芝公園内にある曹洞宗の修行道場「微笑庵」にて、禅体験を通して心と身体を調えます。禅僧の手ほどきのもと坐禅を組み、朝粥を主役とした精進料理の朝食を作法に則っていただきます。さらに、心静かに写経を行い、禅の考え方への理解を深めます。朝の清々しい空気の中、時間を有意義に過ごしてみてはいかがでしょうか。



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東京・芝公園の「東京グランドホテル」内にある曹洞宗の修行道場「微笑庵」にて、禅体験を通して心と身体をととのえるOtonami限定プラン。禅僧の手ほどきのもと坐禅を組み、朝粥を主役とした精進料理の朝食を作法に則っていただきます。さらに、心静かに写経を行い、禅の考え方への理解を深めます。ひとたび日常を離れてゆったりとした時間を持つことで、新たな一日を気持ちよく始めましょう。



・朝の清々しい空気の中、禅僧の朝修行に基づき坐禅・朝食・写経を体験できます。

・日常から離れ、自分と向き合う静かな時間を持つことで、心と身体をととのえます。

・禅の世界を体験してみたい方や朝の時間を有意義に過ごしたい方におすすめです。



これはすごい魅力的です~。もう自分はすぐに飛びついてしまいました。参加料も5,500円なのでそれなりにお手頃です。


さっそく行ってきた訳だが、その当日は東京に台風が接近している中で、かなり雨が振っていてコンディションは最低であった。靴の中もベシャベシャで、服もずぶぬれ。


なによりも朝7時からスタートする。東京のど真ん中の芝公園。そうなると横浜の自分の家からだと、朝4時半起きで、朝5時台の電車に乗らないと間に合わない訳で、台風で全身ベシャベシャの気落ち悪さに加え、朝早起きの体調コンディションの悪さで、かなり体調が悪かった。


もっといいコンディションで迎えられればよかったのにな~と思ったものである。


そんな中で会場の東京グランドホテルについた。


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あとでご住職さんとお話ができたので、いろいろ情報を教えてくれたのだが、もともと、この東京グランドホテルというところは曹洞宗の本部のあったところだそうだ。曹洞宗の本家本元の本部。だからそこには曹洞宗の修行道場などもたくさんあったわけである。その曹洞宗本部がビジネスとして収入を得る算段としてホテル業を担うことになり、東京グランドホテルとしてオープンした、というのがいきさつのようだった。


確かに東京グランドホテル。東京のど真ん中のホテルにしては、いかにゴージャスな高級ホテルなんだろう?と構えて期待していたところもあるのだが、予想外に質素で(失敬)、かなりふつうのサラリーマンが出張でつかうビジネスホテル・クラスと言っていいランクだと自分は感じた。


約800年前の鎌倉時代に道元禅師が中国から日本に伝え、瑩山禅師が全国に広めた曹洞宗。その事務局である「曹洞宗宗務庁」は、「東京グランドホテル」内に修行道場「微笑庵」を設け、曹洞宗の教えや修行について一般の人に向けてわかりやすく伝えるべく坐禅会や写経会などを積極的に開催している。


これが今回のイベントなのだ。


では具体的にどんなことをやるのか。紹介していこう。


情報引用元:otonamiサイト



朝一番、禅僧の作法に習う修行体験


東京・芝公園にある曹洞宗の事務局「曹洞宗宗務庁」が本体験の会場です。周辺は古くからのオフィス街ですが、朝一番は人が少なく静か。清々しい空気が1日の始まりを後押ししてくれそうです。


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「禅の教えをわかりやすく伝えたい」との想いから、曹洞宗宗務庁では坐禅会をはじめとする様々な活動を行っています。禅とは、物事の真実の姿やあり方を見極め、これに正しく対応していく心のはたらきを調えること。教えの根幹は坐禅にあり、坐ることで身体を安定させ、心を調えることで身・息・心の調和をはかります。


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禅の世界へ誘うのは、禅僧の宇野全智(うのぜんち)氏。曹洞宗総合研究センターの常任研究員として、坐禅会や講演会、写経会などを通してわかりやすく禅の教えを伝えています。まとう空気は穏やかで清々しく、その素敵な笑顔に思わず引き込まれます。



法話と坐禅を通して日常から離れる体験を


はじめに宇野氏による法話を拝聴します。禅の教えを初心者にもわかりやすく伝える宇野氏のお話は、身近な話題、暦や年中行事など、日によってトピックはさまざま。日頃意識していなかった自分を取り巻く豊かな世界、気づきと学びのあるお話は目から鱗です。


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続いて禅の基本となる坐禅を体験。坐禅の作法や心構えについて教わり、いよいよ実践。丸く厚みのある坐禅用の坐蒲(ざふ)に坐って姿勢を整えます。お腹から息を長く吐くことを意識し、ゆっくりと呼吸を整えます。「坐禅をする時は、露天風呂に入った時のような、リラックスしてのんびりしているイメージを持ってください」と宇野氏。はじめてだと少し緊張してしまうかもしれませんが、力まずに取り組んでみましょう。


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坐禅の時間は数分間の短い時間ですが、ゆっくりと心がほどけていくのを感じられるでしょう。日常生活では得られないゆったりとした時の流れの中で、思わぬ気づきがあるでしょう。坐禅が終わった後は、感じたことを共有したり、気になったことやわからないことを尋ねてみたり、宇野氏との会話を楽しみます。慌ただしく過ぎてしまいがちな朝の時間。体験での学びをきっかけに毎日数分でも坐禅を取り入れれば、また違った一日となるかもしれません。


「五観の偈」を学び、朝粥をいただく



曹洞宗では、食事をすることも大切な修行のひとつ。800年前、道元禅師は食事をいただく作法と意義を示した『赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)』を著しました。禅僧のテーブルマナー指南書といえるこの書には「五観の偈(ごかんのげ)」という5つの心得が記され、今も修行道場では僧たちが毎食前に唱えています。


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修行道場では本来、朝粥・胡麻塩・漬物だけですが、本プランでは季節の食材を使った精進おかず3品が付きます。春夏秋冬、日本の大地の恵みに感謝をしながらいただきましょう。坐禅の後の食事は感覚が研ぎ澄まされ、お米の甘みや食材の旨みが心と身体に染み込みます。


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食事は禅僧の作法に則っていただきます。食後には、お粥が入っていた茶碗にお湯を注ぎ、一つ残しておいたたくあんで糊を取って飲み干します。食材の命そのもののありがたさと尊さをしっかり受け止め、「ごちそうさま」と唱えましょう。


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書く修行「写経」を通して心と身体をととのえる


最後は写経体験です。漢文で書かれた「五観の偈」をお手本に、間違えないよう一字一字集中して書き写します。紙とペンで文字を書くことが非日常になっている方も多いかもしれません。写経を終えると、心地よい疲労感と達成感に包まれます。


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写経して出来上がったものは、思い出として持ち帰ることができます。本体験で得た気づきを日常に活かし、教えを実践するためのお守りともなってくれることでしょう。目まぐるしい日々の中で折に触れて見返し、穏やかな心を取り戻すきっかけにしてみてください。


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道端に咲く一輪の花に足を止める体験を


「日常生活は忙しく、速さや効率が求められます。まるで飛行機で移動しているようなものですが、飛行機に乗っている時、道端に咲く一輪の花には気づけません。坐禅は、その一輪の花に気づき、足を止め、その美しさを感じる体験なのです」。宇野氏は坐禅をする意味について、そう語ります。朝の静謐な空気の中で、禅に親しむひととき。坐禅と朝食、写経を通して、一人ひとりの心に咲く一輪の花を見つけてみてはいかがでしょうか。



これがすべてです。



長くなりますので、二部構成にしますね。


つづく








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