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両国で大相撲観戦 [スポーツ]

人生で1回くらいは大相撲を生で観てみたいと思い、大相撲春場所六日目取組を観に、両国国技館まで出向いた。


緑が丘のちゃんこ芝松で、春場所がすぐに始まることを知ったのだ。肉体がぶつかり合う相撲はコロナ的にもなかなか厳しいスポーツであろう。


チケットを取る段階で、相撲の座席のことをよく知らなくて、タマリ(溜)席、マス席、イス席とあるのだが、1番人気はマス席。これは全日程とも完売であった。そこで一番安いイス席を獲ったのだが、やはりせっかく観るならどうしてもマス席で観たいと思った。


日本相撲協会サイトの中古リセールを見たら、マス席が出てきた。すぐにゲット。平日なので、会社をお休みをいただき行ってきた、というところである。


もうひとつ目的があって、いままでちゃんこと言ったら、緑が丘のちゃんこ芝松のちゃんこ鍋しか知らなかったので、本場の両国のちゃんこ鍋を体験したいと思ったのである。


人生初めての両国。

こんな感じで結構雑多な感じの景観だった。


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ちょっと意外だったのは、両国と言ったら、もう力士が引退をした後、みんなちゃんこ屋さんを経営するのだろうから、両国には、ちゃんこ屋さんがひしめいているのではないか、と思ったことだ。


でも実際両国駅付近を散策したのだが、そんなにちゃんこ屋さんというのはなかった。


散策した感じ、こんな感じである。

横綱横丁なんていうのもある。


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これはいかにも元力士がやっているちゃんこ屋さんですね。


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ここは品のよさそうなちゃんこ屋さんである。


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モンゴル料理なんていうのもあります。(笑)
これは少し興味あります。今度体験してみますね。


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いかにも昭和のレトロといった喫茶店もありました。


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わが生鮮スーパーマーケットのまいばすけっともありました。


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とにかく広範囲で歩いたのだが、予想外にちゃんこ屋さんというのはなかった。


ちゃんこ屋さんは、ひとまず置いておいて、まずは本番を行きましょう。


人生初めての両国国技館。


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いかにも相撲という感じですね。いろいろな関取の名前が印字された旗です。
この写真に見える塔の一番上で太鼓を鳴らすわけです。
あの相撲が始まるときの合図の太鼓です。


ここで衝撃の事実を知ることになる。


自分は子供の頃から相撲はテレビで見ていたから、テレビ放送は午後4時スタートで午後6時に終わるものという常識が脳内に埋め込まれていた。


ところがチケットには午後1時開場とある。
てっきり自分はコロナの関係で、早いのかと思っていた。
午後1時にスタートして午後3時で終わるのか、と思っていたのである。
相撲は2時間だと思っていたのである。


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ところが隣の相撲ファンのおばさんの話を聞くと、相撲は午後1時からスタートして午後6時までの5時間やっているという。


えぇ~そんなに長いの?最後まで観る?(笑)


つまり大相撲と言うのは午後1時からスタートするものなのである。それこそ序の口、幕下、十両、そして中入り。その5時間の中で、最後の中入りの取り組みだけをテレビで放映しているだけなのである。それが午後4時から午後6時である。


ずっと大相撲を知っていながら、ここにきて初めて知った事実である。(笑)


いよいよ開場。初めて入る両国国技館。


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この優勝カップの展示を見たとき、自分はなぜか、子供の頃に、相撲の千秋楽の表彰のときに外国人の審査員がいて、「ヒョーショージョー!」と言って場内の笑いをとっていた有名な審査員いたな、と思い出しました。自分の世代だと、知っているのではないでしょうか?


廊下を歩いていき、場内に入ります。


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一瞬に目の前に現れた相撲、土俵の世界。
少し興奮して身震いしました。想像以上に土俵って狭いものなのだな、と思いました。


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ここがタマリ(溜)席。
審判員のすぐ後ろの座席。
一番特等席の座席です。
別名、「砂かむり席」と言います。
3万円以上します。外来オケのクラシック・コンサート並みです。


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2階席のイス席です。
ここは5000円~1万円くらいの相場です。
ふつうの椅子です。


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ここが1番人気のマス席です。
靴を脱いで座布団の上に座る感じです。
1万~3万円の相場です。


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マス席の中でも圧倒的な数を占めるのは、2人マスです。
このように四角い枠の中で2人が入る訳です。
身内ならいいですが、知らない人同士ならちょっといやですね。


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マス席の両端は1人マスになっています。
自分はここにしました。


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この日はオヤジも連れてきました。オヤジと観るつもりでした。
相撲が大好きだったオヤジにぜひ観せてあげたいとずっと思っていたのです。
生きているときにぜひ連れてきてあげたかったな。
親孝行は生前にすべし!


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このように土俵では、午後1時開場とともにすでに取り組みが始まっているのです。


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自分が実際現場に来てわかったことは、土俵の上での出来事と、場内の観客の動きはまったく独立で関連がないのです。クラシックのコンサートのように、演奏中は、観客は静かに動かないで聴いていないといけない、という制約がないのです。


土俵上がどうであろうと、観客は自分の意思で好きなときに自由に席を立って、トイレや、売店に行くことが可能なのです。野球でもそうですから、ある意味当然と言えば当然なのかもしれませんね。もちろん結びの一番で、席を立とうがそれは観客の自由なのです。



こうやって土俵に向かう前のスタンバイしている力士。


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土俵のこの側面についている突起は、力士が土俵に上がるときに足をかけるところです。


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テレビ放送でよく映っている勝敗を示す掲示板。


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自分の座席から土俵を観るアングル。


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向かい正面と言って、テレビで映る反対側の正面席ですね。このように2階席のイス席はほとんど人がいなくて、土俵の周りのマス席だけに人が集中して座っているという感じです。同じマス席でも後方はほとんど人がいないです。あくまで土俵の周りだけです。


実際現場に来て、もうひとつ驚いたことは、相撲ファンの年齢層がかなり若いこと。そして女性層が非常に多いことです。若い女性すごい多いです。


クラシックのコンサートのほうがよっぽど高年齢層だと思いました。(笑)


いま相撲界ってそんなに人気力士っていたっけな?と思いました。結構1人で来ている若い女性も多く、横断幕を自分で持って応援しているのです。微笑ましくてよかったです。


もちろんコロナの関係で歓声をあげて応援することは許されません。でも相撲は、やっぱり取り組みの進行に応じて、どうしても驚きや大歓声がでますね。中入り後になると一番一番で大歓声と拍手が多くなります。


自分は向かい正面なので、NHKの放送席が丸見えでした。
正面カメラがあります。相撲中継はここから撮っているんですね。


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自分が一番驚いたのは、行司とこの呼び出しの方の声の通ること、通ること!


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館内に朗々と響き渡ります。オペラ歌手も真っ青というくらいの声量と定位感のある声です。これはおそらくかなり訓練されているものと思います。普通じゃあれだけの声を出せないと思います。


いい声しています。



十両と中入りの力士は、その始まる前にこのように土俵入りします。
この順番で儀式をやるわけです。


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今回は横綱不在ですので、横綱の土俵入りが見れなかったのは残念でした。横綱の場合、あの独特のまわしを付けて1人でやりますね。刀を持った付き人がいながら。


実際の取り組みは迫力がありました。
肉体と肉体とのビシバシっとぶつかり合うその音。そして力士の生声。
かなり迫力がありました。


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中入りの後半になると、人気の一番にはこのように懸賞金がつきます。


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勝敗の微妙なときは、このように”物言い”があります。
このときは取り直しでした。


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ちょっとここで休憩して、通路をご紹介。

通路はこんな感じです。


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売店です。


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大相撲アーカイブ場所といって過去の名勝負などのビデオが流れていたり、力士の手形があったり、ファンには堪らないものなのだと思います。


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両国ちゃんこ、国技館カレー、国技館ハヤシ。ぜひ食べてみたかったですが、この夜は両国の本場のちゃんこ鍋をいただきますので我慢しておきましょう。


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いよいよ結びの一番。
志摩ノ海×貴景勝の一番。全然知らない力士ですね、スミマセン。


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取り組みは中入りの後半になるにつれて、カメラのフラッシュが激しく一斉にたかれますね。おそらくプロのスポーツカメラマンだと思います。新聞の一面のためなのでしょう。


これで大相撲春場所六日目。すべて終了。弓取り式です。


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最初は5時間は相当長いな、途中で帰ろうか、とも思いましたが、実際始まってみれば物珍しかったということもあってか、あっという間に時間は過ぎました。


楽しかったです。
オヤジもさぞかし喜んでくれたと思います。


そして秘かなる一番の楽しみ。本場の両国のちゃんこ鍋をいただく。両国のちゃんこ屋さんとしては、この陸奥部屋の霧島さんが一番立派で由緒正しい感じがしたのでこのお店にしました。


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霧島関。


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ビルのテナントに入っていて、複数階を占領しています。

結構雰囲気ある個室もあります。


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ところが実際はビル内ということもあって結構狭くて、しかも超満員。こんな図でした。


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みんなマスクなし。マスク会食なんて全然なし。大声で激論、談笑でかなり怖かったです。特に自分の隣の若い女性4人のテーブルは、かなり怖かったです。マシンガントークに大爆笑・・・本人たち、全然コロナのこととか気にならないのかな?怖くないのかな?とずっと不思議でなりませんでした。


その隣で私は1人、マスク会食で、さっさと食べるもの食べて、早くこの場から逃げ去りたいという感じになるくらい怖かったです。(笑)



そしてこれが本場の両国のちゃんこ鍋。
陸奥部屋の伝統の霧島味のちゃんこ鍋です。


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これはじつに美味しかったです。
ダシが醤油と味噌の合わせで、かなり薄味です。相当薄いです。
具材から塩分とか出てきますから、これで十分なんでしょう。


とにかくつくね肉団子、お魚、野菜、ねぎ、しいたけ、油揚げ、しめじ・・・具材がとてもゴロゴロと大きくて、なんでも入っていて食べ応えがあって本当に美味しい。


さすが本場の相撲部屋のちゃんこ鍋だと思いました。
かなり美味しいです。


これを食べると、自分がずっと贔屓にしていた緑が丘のちゃんこ芝松のちゃんこ鍋が味が濃すぎてとても貧祖に思ってしまいます。


とにかく具材がゴロゴロと大きいのです。


本場の両国のちゃんこ鍋を食べれて、本当によかったです。

人生初めての両国国技館での大相撲観戦、そして両国のちゃんこ鍋。


満足の1日でありました。









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