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衝撃の真実 ! [クラシック雑感]

先日サントリーホールの行きが超苦手ということで、心臓破りの坂「桜坂」のルートで行っていることを日記に書いたら、なんでそんな道行くの?ってな感じで、じつはもっと公式のルートがあることを教えてもらった。


桜坂のところを左折するのではなく、そのまままっすぐ行くとエスカレーターがあって、ANAインターコンチネンタル・ホテルの中をくぐり抜けて、アーク・カラヤン広場にでるというアクセスだ。


正直に言うと、そのことを知ったときはちょっと自分はその事実を受け入れ難かった。


今日、さっそくその公式ルートを自分の眼で確認するために取材に行ってきた。


まず、銀座線溜池山王駅13番ホーム出口からドトールコーヒー。すべてはここが起点である。


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ここの桜坂を左折しないで、まっすぐ行くと、あった!ANAインターコンチネンタル・ホテル。そしてエスカレーター。みんなこのことを言っているんだな。


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さっそくエスカレーターに乗ろうとしたら、本日運転中止。(笑)


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階段を上がったところはANAインターコンチネンタル・ホテルの敷地内だ。その敷地内の縁の通路をずっと歩いていく感じだ。左側はANAのカフェ。かなり大きなカフェでお洒落な雰囲気であった。この通路をまっすぐ歩いていく。


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そうすると左折する感じでこんなところに出くわす。


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そのまま歩いていくと左側は、これまたどこからのゲートとの連絡通路になっている感じである。


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そこを無視していさい構わずまっすぐ歩いていく。ひたすらまっすぐである。


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行き当たり左折するところで左折する。


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そうするとこれまたまっすぐ歩いていく。


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そうするとなんと!アーク・カラヤン広場のこんなところに出るのである。自分が終演後、六本木一丁目の駅に向かうときに使っている通路である。それがこんなところと繋がっているとは!


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つまりサントリーホールをこの角度から近づくことになる。


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みんな、こっち使っていたの?(笑)


確かにホテルの敷地内を通っていくだけだから、水平で起伏はまったくなく、全然心臓に負担はない。めちゃめちゃ楽ちんである。


ちょっと自分はこの事実を受け入れることがすぐにはできなかった。


自分は1987年に東京に上京してきて以来、サントリーホールへの行きはずっと桜坂ルートを使ってはぁはぁぜぃぜぃ言いながら、なんでサントリーの行きってこんなにしんどいの?と思いながら、34年間過ごしてきたのだ。


確かに天下のサントリーホールに入るのに、あの裏口からコソッと入る感覚がおかしいよなぁと思うことは常であった。(笑)もっと正面から堂々と入りたいというか。。。



これはまさに衝撃の真実!である。


でもみんなにとっては、これは至極あたりまえのことだったんですね。(笑)


オレの34年間をどうしてくれる!


両親から「じつはお前はお父さん、お母さんの子供ではないんだ。血がつながっていないんだ。」と宣告されたようなものである。


もしくは、太平洋戦争終戦28年目にして、グアムで生存発見された横井庄一さんのような気持である。


34年経過して、初めて知るこの事実。

あまりにショック過ぎる。


サントリーホールの公式HPでアクセスを確認すると、確かに溜池山王駅からルートはこのルートを推奨している。


いったいなんでこんなことが起こったのか?なんで34年間もずっと知らないできたのか?


自分なりに解析してみた。


それはインターネットが普及してきた1995年頃と関係があるのではないか、と思うのだ。いまでこそ、いつも定番の馴染みのあるコンサートホールに行く場合は、暗記しているからそのまま行くけれど、慣れないホールの場合は、一応下車駅とか、ルートを公式HPで確認する。


ここはインターネットで検索ということが至極当然の行為であった。


でもサントリーホールが開館したのは1986年、自分が東京に上京したのが1987年、自分がそこからサントリーホールに通い始めたわけだが、そのときはインターネットというツールが世に普及していなかったのである。


つまりサントリーホールの場合、なんかその初めのときに、自分が溜池山王駅で降りてから、人に聞いたりしてそのときに桜坂ルートを自分で開拓してしまったのだと思う。


それ以来、桜坂ルート一筋で34年。


インターネットが開通、普及しても、いまさらサントリーホールのアクセスのことを調べようという気も起きなかったのであろう。もしそのときなんかのキッカケで、公式HPのアクセスを確認していればな~んだ、こんな行き方もあるんだ!、と気づいていたのかもしれないのに・・・


サントリーホールのアクセスを調べようという気は、いまさら感満載でまったく頭になかったのだと思う。


こうやって自分で解析してみないと、とてもでないが、この衝撃の真実を自分で受け入れられないのである。


サントリーホールはあまりにあたりまえすぎる首都圏のメインホールである。もう何回通ったかわからないくらい星の数ほど通っている。


そこが盲点だったに違いない。その後、SNSなんかでそのアクセス・ルートが話題になることもほとんどなし。気づかないでいままできた、ということなのだろう。


オレの34年間返してほしいね。(笑)


でもその分、ずいぶん運動になった。

健康にいいのは断然桜坂ルートである。


このルートを一度でも経験した者は、おそらく二度とこのルートでは行きたくない、と弱音を吐くであろう。それだけ過酷なルートなのである。


自分はそれを34年間続けてきたのである。

このルートを開拓した自分を褒めてあげたいです。


ドトールコーヒーを通ったあとにすぐに表れるこの桜坂の標識。


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ここを左折するか、まっすぐ行くかで運命は大きく変わる。

意固地な性格のオレは、やはりこれからも桜坂ルートで行くかもしれない。


子供の頃にしつけられた癖はなかなか治らないものである。

この歳になって、いまさら自分を変えるのはなかなか難しい。

年寄りはそれだけ柔軟性に欠けるのである。


やっぱりあの心臓破りの坂をはぁはぁぜぃぜぃ言いながら、しんどい想いをしながら、サントリーホールの裏口から入らないと、今宵はサントリーホールでコンサートという気分になれないのかもしれない。


三原さんが言っていたホテルの出口のところのお花屋さんは見つけることができませんでした。


今日、この公式ルートの写真撮影に銀座線の溜池山王駅に出かけたら、またしても遭遇。(笑)


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これで3回連続である。

音楽の神様は、確実に自分の周りで見守っていて護ってくれている。


ありがたや。ありがたや。


きっと近いうちに、またいいこと、感動することが起きるに違いない。



追伸:


今日この新しいルートで、アーク・カラヤン広場に出るところにとても雰囲気のいいお洒落なカフェを発見しました。アークヒルズ・カフェというらしいです。ふだんカラヤン広場のこんなところまで来ないので、まったく気づきませんでしたが、新しい発見。今度チャレンジしてみます。


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