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ホテルメトロポリタン川崎 [クラシック雑感]

川崎は、やはり昔は煙突に煙もくもくの工場の町というイメージがどうしてもあったけれど、いまはもうそのような影は微塵もなく、もののみごとにイメージチェンジに成功した街なのだと思う。


自分は、やはりミューザ川崎に通ってクラシック音楽に接してきたので、「音楽のまち・かわさき」というのがずいぶん自然に自分の体の中にまったく抵抗感なく入ってくる。


とにかく駅周辺の新都市開発がどんどん進んでいって、新しい、明るい、若い、活気がある、この4拍子がもののみごとに歯車となって、いいリズムで動いている感じである。


とにかく開放感があって、元気があって、明るい。これがそのままミューザ川崎シンフォニーホールのイメージ、ブランディングにも影響を及ぼしていて、お互いいい相互効果を生んでいますね。


なにか新しいことにどんどんチャレンジしていく、という時代の最先端を突っ走っていくような元気の良さがありますね。


ここにくると、とても自分は元気をもらえます。ここにくると自分は背伸びしないでいられる等身大の自分でいられる安堵感があります。ホッとするエリアですね。


このようにコンサートホールとその立地エリアは、じつはとても大事な関係というか、それがコンサートホールのイメージやブランディングに影響を及ぼすものなのだ、ということを理解できたことが今回の”コンサートホールに所縁のあるホテルに宿泊しよう!”プロジェクトの大きな収穫であった。


今回は、たまたまサントリーホールとミューザ川崎だけだったけれど、東京文化会館、東京芸術劇場、東京オペラシティー、新国立劇場、そして室内楽ホールと、自分は全部同じようなプロジェクトをやってみたいです。


首都圏、いや地方も含めて日本のコンサートホール全部に平等に愛情を注ぎたいです。


とくに、自分がこれはたぶん間違いなく魅力的なレポーティングになると思っているのが東京文化会館。あの上野のエリア一帯は、自然豊かで美しい広大な上野公園、そして数々の美術館、歴史的建築物、そして東京藝術大学とまさに、芸術、クラシック音楽という雰囲気にもっとも適しているエリアなのではないか、と思うのである。東京都内でもこれだけ芸術の雰囲気を醸し出している、もっとも芸術に相応しいエリアは、ここ以外にないであろう。


東京文化会館は、サントリーホールができる前まで、まさに首都圏のコンサートホール文化の中心的役割を果たしてきたコンサートホールの殿堂的立ち位置だ。


自分にとって、東京文化会館といえば、どうしても近年は、やはり東京・春・音楽祭でお世話になることが多い。上野駅ナカのたいめいけんのオムライスを食べて、上野の春をここで過ごさないと、クラシックシーズンの幕開けと感覚にならないものである。


う~ん、なんか無性に東京文化会館について、同じプロジェクトをやってみたい衝動に駆られている。。。上野の場合、高級ホテルという感じではないですね。従来からの伝統ある和旅館という感じだな~。


まずあの周辺で、宿泊施設ってありましたっけ?(笑)



とにかく、そんな感じで「心のデトックス2日目」。やってきました。ミューザ川崎の左横にあるのがホテルメトロポリタン川崎である。


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そしてミューザ川崎。世界のマエストロが大絶賛するその抜群の音響と、その近代的で斬新な内装空間。日本が世界に誇るコンサートホールと言っていい。


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このミューザ川崎の空間デザインを設計した設計者の方の事務所に伺ってお話を聞いたこともあったけれど、創建時はまさにいろいろ苦労が多かったようだ。川崎にクラシックのホールを造って集客できるのか、とかふつうにエンタメのホールのほうがいいのではないのかとか、大反対の嵐だったとか。。川崎とクラシックをつなぐイメージ戦略がなかなか貧弱だった黎明期の苦労。いまのクラシックの街として繁栄している姿は、そんな先人たちのご苦労があってのことと我々も肝に命ずるべきであろう。


フランチャイズ・オーケストラも当初は読響だったとか。でも東響になって、ものの見事に花開いている。若くて、勢いがあって、新しいことにどんどんチャレンジしていくミューザ川崎をホームグラウンドにするに相応しいオーケストラへと成長している。



7月22日から「フェスタサマーミューザKASAWAKI 2021」がスタートする。東京緊急事態宣言なんかに負けずに大いに盛り上がりたいですね。


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自分は広上淳一&京都市交響楽団のコンサートで、このフェスに参加します。広上さん&京響に最後のお別れかな?


フェスタの公演でホールを訪れると、優待券が配られる。「パートナーショップ」提携をした近隣の約90店舗で使えるもので、割引、飲食物の一品サービスなど、サービスはお店によってさまざま。また、会場では前日の公演評やスタッフからのメッセージを盛り込んだPR紙「ほぼ日刊サマーミューザ」も配られており、このPR紙を楽しみに訪れるお客さんもいるそうである。


フェスタサマーミューザは、大学やお店など「ご近所さん」を巻き込むことで、少しずつ地域に根付いてきた。ホールの持ち主である川崎市が、音楽を都市プロモーションの切り札として位置づけ、一部の愛好者の楽しみのためにではなく、すべての人に開かれたイベントとして育ててきたからである。震災でホールが使えなくなっても別の場所で続けられたのは、運営スタッフがホールというハードの存在に頼ることなく、こまめに地元を回って人々とのつながりを深めていくなど、運営ノウハウというソフトの蓄積があってこそだそうである。



さて、ホテルメトロポリタン川崎。


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最初エントランスがわかりずらくて、どこから入るのか悩んだけれど、それは立て看板でホテルのロゴが隠れているからだったけれど、無事チェックイン。


ホテルメトロポリタン川崎は、JRグループのホテルで、全国のいろいろな都市にホテルメトロポリタンがあるけれど、それが今回、ミューザ川崎の横にできたのだと思う。


去年の2020年にオープンしたできたてホカホカのホテルです。すごい素敵なフロントのエリア。音楽のまち・かわさき、にふさわしいピアノが置いてあるのが好印象ですね。


ホテルメトロポリタン川崎の素晴らしいと思うところは、まずミューザ川崎での音楽体験とペアでの宿泊プランをかなりアピールポイントにしているところである。


これは自分はすごくいいなーと思うところである。


アコースティックの素晴らしいミューザ川崎でとても素敵なクラシック音楽体験をすると同時に素敵な一夜をこのホテルで過ごしてみませんか?という感じである。


フロントの横は、カフェになっていて、ここで、学生たちがノートPCを持ち込んで勉強しているなど微笑ましい光景でした。


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そしてチェックイン。アーバンクイーンルームである。


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ステキ、ステキ。これで朝食ブッフェつきで、15000円である。なんと庶民的なプライス。ホッとしますね。自分の場合これにディナーのブッフェを付けたので、プラス6000円で合計2万円ということになりました。


フェスタサマーミューザでの公演でも、このホテルとの宿泊セットのプランがありますよ。良心的な値段だし、ぜひご利用なさってみてはいかがでしょうか?


窓からは駅などを見下ろす感じの風景が広がる。


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やっぱりホテルってあたりまえだけれど、同じ配列で延々と続くので、エレベーターから自分の部屋に辿り着くのにひと苦労しますね。なぜか自分の場合・・・(笑)


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ホテル内をちょっと探検してみますね。


3Fだったかな?ジムや、コインランドリーやミーティング・スペースなどのラウンジがありました。


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ここでノートPCを使うこともできるようです。プリンターで印刷も可能です。


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最初これってなんなんだろう?という感じでよくわかりませんでした。


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でもよくよく見るとゲームなんですね。自分はなんか微笑ましくなりました。いまや家庭ゲーム機の時代に、昔のゲームセンターでのゲーム機みたいな感じでちょっとレトロな感じで微笑ましい。


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ステキなホテルで、夜もぐっすり。いいベッドで眠ると、本当に疲れがすっかり絞り出されます。うちにも広いベッド欲しいなぁ・・・


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朝食はブッフェでいただきました。ブッフェについては、また別日記で紹介します。アメリカン・ブレックファーストと和定食の折衷仕様ですね。美味しかったです。


このブッフェ、本当にお洒落で、いい雰囲気で、今回自分はすごいビックリしてしまいました。このホテルメトロポリタン川崎の最大の魅力ポイントって、じつはこのブッフェなんじゃないかな、と思うほどすごい素敵です。


自分はものすごく気に入ってしまいました。


このブッフェの存在ってじつはあまり知られていないんじゃないかなと思うのです。結構穴場なのでは?


ミューザ川崎のすぐ横にあるんですよ。(笑)


自分はいままでまったくと言っていいほど気が付きませんでした。盲点でした。このブッフェの存在は、今回の最大の収穫だったかもしれません。


朝食のときも、本当に若い女性客が多くて、華やかで、やはりこの素敵なブッフェを気に入ってくれているんだな、と思いました。



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