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Tokyo 2020 開会式の印象 [スポーツ]

Tokyo2020開会式の印象。国内、海外含め、いろいろな評が出揃ってきて面白い。


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もちろん賛否両論。民主主義国家たるもの、絶対そうあるべき。非難を拒んではいけない。


自分が意外だったのが、結構、酷評や批判の評の内容を読んでからだった。


その大半は、「ダサい」「しょぼい」「金かかってない」という感じであろうか。この批評をたくさん散見したときは、かなりショックでした。(笑)


自分の第一印象は、「ちょっといままでに見たことのない開会式で斬新。」「過去の開会式とは一線を画す工夫があって、かなり面白い、ユニーク。」「オリジナリティがすごいある。」という感じでかなり肯定的な立場であった。


とにかく驚いてしまったのが第一印象であった。


ちょっと頭に血が上ってしまい、かなり興奮してしまい、頭の中がいつまでもループ状態でその夜は寝付けなかったです。


だから、「ダサい」「しょぼい」「金かかってない」というワードを見たとき、まったく自分が想像もしていなかった言葉だったので、「そう見るか!」という感じで驚いたのである。


やはり日本国民、世界国民、人間1人1人いろいろなモノの見方をしますから面白いな、と思いました。


逆に相手の立場で考えると、そういう批判をするということは、オリンピックの開会式に対してどういうものを期待しているのだろうか、ということを考えてみたりする。


やっぱり1984年のロス五輪のとき以来の商業主義に則っとって引き継がれてきたその現場、会場でのふんだんなマンパワーを駆使した絢爛豪華なショーを期待していたのかな、とも思ったりもした。


いわゆるオリンピックの開会式というステレオ・タイプのイメージを期待していたのかな、という想像をしてみたりする。


自分が率直に感じたのはこんな感じである。


●ビデオクリップを多用している。


このビデオクリップを多用する、ということ自体、いままでの現場主義のオリンピックの開会式ではあまり見かけなかった印象があるのだけれど、どうなのであろう。


そのビデオクリップの造り自体、すごくスピード感があって、現代風、今風の格好良さがあった。ちょっと日本人が造っているとは思えない感じの垢ぬけた感じ。


またこのビデオクリップの多用はコロナ禍で、会場での大掛かりなマンパワーを使った式が不可能なため、苦肉の策として考案されたものなのかもしれない、とそのときに思いました。


テレビで観戦している人は、そのままビデオクリップとして、会場にいる人は大きな会場のスクリーンに投影して見ていたんでしょうね。


ビデオクリップを多用していたことで、あまり金がかかっていない、という印象が起こったのかもしれませんね。


●IT、テクノロジーの印象。


そのビデオクリップの画面内容でも特にそうだったのだけれど、全般的に要所・要所でIT・テクノロジーのイメージが結構前面に出ていてかなり格好良かった。ちょっと今風だなぁ、と好印象だった。


ちょっといままでの開会式とはかなり違う近代的なイメージでよかった。


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東京の夜空に浮かび上がった1824台のドローンが、市松模様の大会エンブレムと地球を作って、五輪の開会式を幻想的に盛り上げた。米Intelの「Shooting Star」システム。



●日本人らしくないユーモア、洒脱さ。


日本はある意味、歴史の長い伝統国家であり、その伝統芸術をたくさん持ち合わせている国だけれども、そういう形式のイメージにとらわれないユーモアが全般に溢れていた。


ある意味、生真面目な日本人らしくない、というか、きっちり形式ばったものではなく、もっと今風のユーモアが散りばめれていて、日本が造っているとは思えないな~という印象。


これは逆を言えば、伝統・文化を重んじる方々からすると一本の筋が通っていない、軽薄短小と目に映ってしまったのかもしれませんね。


●工夫がある。


「ダサい」「しょぼい」「金かかってない」というまったく自分が想像もしていなかった言葉だったけれどやはりいろいろな工夫が施されているな、という印象であった。


●ゲーム音楽


入場行進曲にゲーム音楽を使う、というのも画期的というか驚いた。自分はゲームはまったくわからない人だけれど、ものすごくいいアイデアだと思う。ユニークだと思う。ゲーム、アニメなどのエンタメ・コンテンツは日本が世界に誇る、まさにいまの日本を象徴するビジネス。日本をアピールする場としては、この一面もぜひ取り入れておかないといけないところなのではないでしょうか。


あのプラカードの吹き出しの貧祖さ(笑)も笑っちゃいますが、あれもゲーム、アニメらしく、逆に面白過ぎ。特徴あってグーです。


なぜか任天堂の曲が使われなかったようですが、閉会式のほうで使われるのではないでしょうか。(笑)



●配慮


ミュンヘンオリンピックでの犠牲者への黙祷や最終聖火ランナーの大坂なおみさん採用に見る多様性への配慮。入場行進の旗手を男女ペアでおこなうこと。式の至る所で世界の問題とされているテーマへの配慮が盛り込まれている、と感じたこと。


これはやはり意識せざるを得なかったところなのでしょうね。素晴らしいと思います。



●無観客のフォロー


今回の開会式は無観客で行われた訳ですが、夜に新国立競技場の観客席を見ると、まるで満員御礼のように見えたこと。これは上野の東京文化会館の座席シートでもよく使われている手法ですが、座席にいろいろな色を塗っておくんですね。そうすると、遠くから見ると、空席でも人が座っているように見えるのです。


これが今回功を奏しましたね。

まるで満員のように見えました。


歓声も人工的に付加されていましたね。


そのほか、天皇陛下の宣誓表現の修正など、感動した面はここに書ききれないほど多々あります。




バッハ会長のスピーチ長かったですね。(笑)


自分は、橋本聖子会長のスピーチはすごく感動しました。いままでの長い苦労、波乱含みのトラブルに見舞われながら、その処理を表に立ってやってきた人だけに、ようやくたどり着いた、その当日を迎えたという感極まった到来感があって、ちょっとジ~ンと涙ぐみました。



バッハ会長のスピーチは長すぎました。スピーチが行われた壇の周囲は、お行儀のいい日本人選手で固められていたため、テレビではみんな真面目に聞いているように見えましたが、テレビに映っていないところでは、暇すぎて寝っ転がってしまう選手がたくさんいたようです。(笑)


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また開会式終了後にすかさず話題になっていたことで、カザフスタンの旗手の美人は誰?(笑)


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美人すぎるカザフスタン旗手にネット騒然「妖精ですか?」

そのあまりの美貌の持ち主で、ネット民たちは騒いでおります。(笑)

ボクもそのときは気づきませんでしたが、あとからその話題を知りました。


旗手を務めたのは、三段跳びで3大会連続メダルを獲得しているオリガ・ルイパコワ選手。スラリとしたスタイルと驚くほどの小顔で、王妃のような衣装を身にまとって笑顔で手を振るシーンが流れると、一気に話題が沸騰で大変な話題になっています。



やはりジャーナリズム、記事としては、斜めに観るというか、批判をすることで、正しい道に誘うという使命があるので、どうしても手厳しい記事が多いですが、オリンピック大好き人間の私の日記ではオール・ポジティブ思考でまとめてみました。癇に障ったらスミマセン。(笑)


いろいろ専門家の評論家の方々の開会式論評を読ませていただきました。参考になりました。いろいろなご意見ありますね。能天気、楽天主義の自分にとっては、ちょっと硬派すぎて理解できないところも多々ありましたが、そういう見方もあるんだな、と参考になりました。


でもこれだけは言えることとして、この前代未聞の出来事、パンデミックの中で、普通にできない、ままならぬ状況下で、こうやってちゃんと形にして実現した現場スタッフの苦労には頭が上がらないです。


いままで経験したことのないような、いろいろな制約がある中で、そしてアンチ・オリンピックの風潮の中でこうやって黙々と準備を進めてきたことは、ひたすらご苦労様、よくやったとしか言えないです。



東京オリンピックの開会式について、海外メディアは「控えめなセレモニー」などと伝えています。


無観客で行われた開会式について、アメリカのNBCは「今までとまったく異なるオリンピックが、見たこともないような開会式で始まった」と伝え、AP通信は「カラフルではあるが、妙に落ち着いたセレモニーが独特なパンデミックの中でのオリンピックにふさわしい雰囲気を醸し出した」と伝えたようです。


イギリスのガーディアン紙は、「非常に控えめなセレモニー」と表現し、BBCの解説者は「観客のいない空っぽなスタジアムでアスリートはどう感じているのかという視点で見ている」と話しました。


オリンピックに反対するデモに言及するメディアも多く、韓国の聯合ニュースは、「開会式当日までも日本国民に愛されなかった大会」などと伝えているそうです。



気になる開会式の視聴率ですが、正式には明日の月曜日に出るそうですが、テンタティブでは、43%あたり。上手くいけば50%の大台に行くかも?とのニュースが入ってきています。


(2021.7.27追記。東京五輪開会式の世帯視聴率は56.4%。前回リオデジャネイロ五輪の23.6%を大幅に上回った。リオの2倍以上。1964年の前回東京五輪の61.2%に迫る高視聴率だった。)


前回のリオオリンピックの開会式が、14%台だったことを考えると、約その3倍。COVID-19という前代未聞の状況下の開会式で、祝祭とはある意味違った意味で、国民の関心を呼んだのでしょう。


こうなったら、閉会式も楽しみです。

これも録画する予定です。



開会式の翌日の朝刊。朝日、読売、毎日、日経、日刊スポーツ、スポニチの各誌。

記念に全部買いそろえておきました。永久保存版です。


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「いままでに見たことがないユニークなオリンピックの開会式」、ということで、自分のこれからの人生で語り継いでいくために買っておきました。


まだ目を通していませんが。。。



でもこれからがまた大変ですね。まだいろいろ試練がいっぱいやってきそうです。もう新国立競技場や一般道に、見学客がいっぱい詰めかけて、もう密状態もいいところ。


「オリンピック今からでも中止しろ!」デモも凄いらしく、そのデモ自体がすでに密だとか。(笑)


この調子で行くと、おそらくピークの8月には、間違いなく感染者数3000人は突破しますね。(笑)


ニュースでは、ボランティア・キャンセルで大量の弁当が廃棄処分になっていたりのニュースを見ました。オリンピックの負の部分も相当大きそうですね。





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