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サントリーホール正装コンサート2021に行きます! [クラシック雑感]

サントリーホール正装コンサート、開館35周年記念ガラ・コンサートに行くことにした。2日前より、サントリーホールのメンバーズクラブ向けの先行予約が始まっており、すかさずチケットを取ってしまった。


かねてより日記にしている通り、自分の当該テーマに対してのハードルは2つ。


①正装コンサートを実現するためには、コロナの陰性証明や、抗原検査などの実施が必要か。

②チケット価格帯。


①はかなり重要なところであるが、チケットを取る前にサントリーホールに確認することも考えたが、なんか気が動転してしまい、いいや、まず取っちゃえ。そうしてから考えよ、という相変わらずの楽天主義。


バッチシ最高クラスのS席をゲットした。


気になるお値段は、S席で25000円。


自分はまずこの値段にすごく納得した。


前回のときは、なにせ小澤征爾さん、ズービン・メータにウィーンフィル、そしてアンネ・ゾフィー・ムターというすごい顔ぶれだったので、S席50000円という超VIPプレミア価格だった。


今回は、かなり小ぶりな顔ぶれなので、どれくらいのチケット価格設定なのか、興味津々だったが、約半額の25000円だったら、もう全然守備範囲内でOKだ。


チケットを取ったのを確認してから、恐る恐るサントリーホールに①のことを確認してみた。


そうしたら、


女性スタッフ「いいえ、一応コロナの陰性証明のようなものは考えておりません。そのまま来ていただければ、と存じます。」


ノンノン「マスクはしていくのですか?」


女性スタッフ「はい。マスクの着用はぜひお願いします。」


ノンノン「そうすると、正装で決めている格好で、マスク着用なんですね?(笑)」


女性スタッフ「(意表を突かれたような、ハッとしたような感じで、苦笑いしながら)そっそっそう~ですね・・・そういうことになると思います。(笑)」


サントリーホールは、結局大人の判断をしたんだ、と思いました。

やっぱり、さすがだな、と思いました。


とてもいい判断だと思います。


海外ならともかく、日本で①を実現することは、かなり抵抗感を招く可能性が高く、批判も多くでると思われる。それだけ日本は、海外に比べれば、クラシックのコンサートに行くことに対する敷居が低くて、安全な国なんだということなのだろう。


正装にマスクという図を嫌うがために、①を実施することは、本末転倒というか、そこまですることではないのではないか、という大人の判断なのであろう。逆に①を観客に強制することで、本公演を敬遠されてしまう危惧もあったのだろう、と思う。


とても日本の土壌のことを考えた極めて大人の判断だな~と自分は感心した。


さすが、天下のサントリーホールである。


正装をした紳士・淑女の集う場で、みんなマスクをしている・・・。こういう写真は、おそらく人生晩年に写真をしみじみと振り返ってみて、「あ~この頃はコロナパンデミックのときで、本当に大変だったんだよな~」といういい証拠写真になるに違いない。


東京オリンピック2020の開会式を永久保存版で録画し、翌日の朝刊一式を全部買い揃えたのと同じである。


晴れて、サントリーホールの正装コンサート2021に行くことが決定した。まさに5年に一度開催されるヨーロッパの夏の音楽祭に負けず劣らずの、華やかな紳士・淑女の集い。これにマスクがついている図ということになる。(笑)


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サントリーホール35周年記念ガラ・コンサート 2021

~夢を奏でる場所~

(正装コンサート)


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ソプラノ:ズザンナ・マルコヴァ

テノール:フランチェスコ・デムーロ

バリトン:アルトゥール・ルチンスキー

メゾ・ソプラノ:林眞暎

ほか


指揮:ニコラ・ルイゾッティ

東京交響楽団

合唱:サントリーホール オペラ・アカデミー&新国立劇場合唱団


ベッリーニ:オペラ「清教徒」より「あなたの優しい声が」

ベッリーニ:オペラ「清教徒」より「愛しい乙女よ、あなたに愛を」

ロッシーニ:オペラ「アルジェのイタリア女」より「祖国を思いなさい」

ヴェルディ:オペラ「ナブッコ」より「行け、わが想いよ、金色の翼に乗って」

ヴェルディ:オペラ「仮面舞踏会」より「お前だったのか、あの魂を汚した者は」

プッチーニ:オペラ「マノン・レスコー」より 第3幕への間奏曲

プッチーニ:オペラ「ラ・ボエーム」より「冷たい手を」

ヴェルディ:オペラ「ラ・トラヴィアータ」より「乾杯の歌」




サントリーホールの開館を記念して、5年に一度のアニバーサリーイヤーの節目に開催するサントリーホールのガラ・コンサート。35周年を迎える今年は、記念事業として5年ぶりに開催する「ホール・オペラ(R) ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ(椿姫)」と連動し、イタリア・オペラのガラ・プログラムをご用意!


世界の歌劇場で注目される3人とともに、サントリーホール オペラ・アカデミーから世界に羽ばたき、イタリア各地の歌劇場で活躍する林 眞暎も出演!


サントリーホールと繋がる全ての人への感謝を込めて、"夢を奏でる場所"で、音楽の歓びを分かち合いましょう。


※このコンサートでは、お客様におしゃれも楽しんでいただく目的で、「正装コンサート」と謳っています。タキシードやイブニングドレス、それに準じたフォーマルな装いでのご来場をお待ちしています。



指揮はニコラ・ルイゾッティで、ホスト・オーケストラが東響。合唱にサントリーホール オペラ・アカデミーと新国立劇場合唱団という顔ぶれ。


今回は、なんとイタリア・オペラ特集である。ホール・オペラ ヴェルディの「椿姫」と連動したイタリア・ガラコンサート。ベッリーニ、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニ・・・など盛りだくさん。


こういうことがないと、自らイタリア・オペラもののコンサートに出向くことも最近なくなってきていたから、正直嬉しいし、ずいぶん有難い。


久しぶりの「情熱、明るい、愛情」の世界をたっぷり堪能してきたいと思う。


こう見えても、昔から、イタリア・ヴェルカントものは、要所要所の演目は、結構、国内、海外含め体験しているのですよ。有名なオペラ・アリアは、グルベローヴァのオペラ・アリア集のCDで結構耳タコになるくらい聴き込んでいたし。。。


本当に楽しみです。


自分の正装は、2016年のバイロイト音楽祭に行くときに新調した礼服をそのまま使います。先日、ちゃんと体にフィットするかどうか、試着してみたら、全然余裕でOKだった。


自分は、最近10kgぐらい痩せたので、もうまったくノー問題である。


ただ、黒い礼服スーツは2着あって、薄い夏物と厚い冬物がある。バイロイト音楽祭は、夏なので、たぶん薄い夏物のほうが正解なのだろう。厚い冬物は、たぶん喪服ですね。オヤジのときに新調した喪服だと思います。



この2021/10/2(土)のサントリーホール正装コンサートのときは、もう何時間も前に行って、開演前は、ANAインターコンチネンタルホテル東京のラウンジで素敵なひとときを過ごしたいと思う。


もうこの日は、なにからなにまでゴージャス・デー。心に余裕をもって、迎えたいものだ。


5年前は、礼服を着ながら、あの桜坂ルートをはぁはぁぜいぜい言いながら、通ったんですよね。(笑)


今月は、すでに”コンサートホールに所縁のあるホテルに宿泊しよう!”プロジェクトで5万円の実支払。そこに来て、さらに正装コンサートの25000円。


いまのこの時点でこの累積じゃ、こりゃ来月のクレジットカードの請求は恐ろしいことになるに違いない。あ~恐ろしや・・恐ろしや・・いまからかなりブルーです。











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