羽田空港・第1ターミナル (JAL) [航空関連]
2日間かけて羽田空港(東京国際空港)を探検してきた。ふだん空港は、国内、海外へ旅に行くときに使うのが目的だから、出発ロビー、到着ロビー、入国審査、出国審査、それぞれのゲートで待機、時間があればレストランで食事。。。この程度の活動エリアであろう。
旅行とは関係なしに、あらためて空港というところを、いろいろ歩いて見て回ると、これはこれでとても面白いのだ。普段の行動エリアでは絶対わからないような、いろいろなものを発見し興味深い。そしてなによりも、ものすごい興奮する。コロナ禍になった2020年から、飛行機は使っていないので、じつにひさしぶりなのだが、あぁぁ~空港ってこんな感じで、非日常感、ワクワク感が溢れるところだったな~とつくづく懐かしく思ってしまった。
ここに来ると、みんなその非日常感の空間に、ついついエアポートおじさん化(空港に来ると、ついついパスポートなどをSNSに、空港にいることを投稿してしまうおじさんたちのこと)してしまうのは仕方がないのではないだろうか?
カートを引っ張っていく旅人たち、空港スタッフが歩いているのを眺めているだけで楽しい。空港の空間にいると、気分がすごい高揚してハイテンションになる。ただ空港にいるだけで、その風景を眺めているだけで何時間でもいられる。まったく飽きない白いご飯みたいなものだ。
自分はやっぱり空港が好きなんだな~。空の旅が好きなんだな~と実感した。
これから気が向いたら、旅とは関係なしに、空港に遊びに来たいと思う。新しい遊び方を覚えた感じである。
こういう楽しみ方があったのか!という新しい発見である。
羽田空港(東京国際空港)は、成田国際空港(新東京国際空港)と並ぶ、首都圏の「空の玄関」である。
2014年、スカイトラックスが実施した「Global Airport Ranking 2014」において、日本の空港として初めて世界最高水準の5つ星を獲得した。2019年3月、スカイトラックスは、世界の空港を格付けする「ザ・ワールズ・ベスト・エアポーツ・オブ・2019」において、2018年の第3位から順位を上げてシンガポール・チャンギ国際空港に次ぐ第2位として選出し、「世界一清潔な空港」「世界一の国内線空港」「世界一バリアフリーな空港」にも選出した。
米情報サイト「Flight State」で、世界35カ国の国際空港のうち、定時運航率の高かった空港2位に選ばれた。
羽田空港は、国際的にも圧倒的な評価を得ている。自分は、この世界一清潔な空港にとても共感している。自分がつくづくそう思うからだ。世界の名だたる空港と比較して、トイレなんて最高に綺麗だと思う。
われわれ日本人として、羽田空港は大きな誇りと思っていい。
また、羽田空港は成田空港より都心に近く、沿道の警備が容易なため、天皇・皇族や内閣総理大臣などが政府専用機を使用する場合や、国賓や公賓が専用機や特別機で訪日する際はほとんどの場合、羽田空港を使用する。このため、専用施設としてVIP機専用スポット (V1、V2、VN、VS)や旅客ターミナルビルとは別棟の中に設けられた貴賓室があるのだそうだ。
第1ターミナルがJAL,SKY系列(1993年開始)。第2ターミナルがANA,AIRDO系列(2004年開始)、そして第3ターミナルが国際便(2010年開始)である。
この順番に運用開始した。
今回、新たな発見だったのは、自分は第1ターミナルは、ほとんど利用したことがなかったのではないか、と思ったことだ。第1ターミナルを見て回ったとき、この景色が自分の記憶にないのだ。思い出せないのだ。
自分はANA派で、北海道への帰省は、この35年間ずっとANAだったのだが、何回かJALも利用させていただいた記憶があるのだが、この第1ターミナルはほとんど記憶になかった。
すごく新しく新鮮に感じてしまった。自分にとって羽田空港といえば、第2ターミナルのイメージだったことがこのときわかった。
各ターミナルではその空間はぜんぜん印象が違います。もう全然空間の雰囲気が違う。
第1ターミナルは、伝統、歴史がある重鎮さというか重みがある。由緒正しい血統の良さというか、そんな気品に溢れている。風格がありますね。第2ターミナルは、やっぱり近代的で新しいというかなんか勢いがある。
国のエリアにたとえるならば、第1ターミナルはヨーロッパの国々にあるような歴史と伝統のあるセピア色ののようなロマンティックさがある。それに対して第2ターミナルは、アメリカの24時間眠らない街ニューヨークといったところであろうか。第3ターミナルは一気に国際化しますね。
こうやって空港を、旅行とは別にして、空港だけを楽しむって面白いな~と思いました。きちんと探検という形でないと、こういうことは気がつかないな~とも思いました。
今回2日間、羽田空港の各ターミナルを散策させていただいて、思ったことは、国内線に関しては、かなり客足が戻ってきているのではないだろうか、という印象を持ちました。平日はもちろん、休日の土曜日になると、かなりの混雑ぶりである。コロナ以前に戻ったといっていいのではないか。
あとは国際線ですね。コロナ検査規制が緩和され、インバウンド需要が戻ってきたら、もっと賑やかになると思います。もう少しの我慢ですね。
それでは各ターミナルごとにいろいろ印象を紹介していこう。
まずは浜松町でモノレール。羽田空港へのアクセスは京急線を使うこともあり得るが、自分はやはりずっと昔から浜松町でモノレールを使う。ひさしぶりにモノレールを使うと懐かしくて涙が出てきた。
ANA,JALの広告が浜松町に出てました。これをみて、一気に空の旅への高揚感が増しますね。
●第1ターミナル(JAL,SKY)
まず北ウィング、南ウィングという名称が懐かしすぎる。(笑)一時期、世間を一世風靡しましたね。
到着ロビー
出発ロビー
自分は全然この空間、記憶にないです。すごい新鮮でした。新しい出会いというか。。。やっぱり空間のカラーが赤が散りばめられているという色の印象があります。それはやはりJALのカラーだからだと思います。
そして自動チェックインとBaggageのシステムの無人化。JALも完璧に対応していました。
これは正直ショックでした。あとで紹介する第2ターミナルも完全に無人化で整備されていて、もう日本の航空業界はすでに世界の最先端を進んでいることがわかりました。おそらく世界のどの国の空港も、もう完全に無人化へのシステム移行は進んでいるのでしょう。自分の感覚は、もう完璧に浦島太郎状態だったことがよくわかりました。これは正直驚きとショックでした。
なんで、こんな浦島太郎状態だったのか、考えてみましたが、コロナ禍の2年間はまったく空港に来ていなかったこと、そしておそらくそれより以前の数年間はLCCを主に使っていて、成田空港の第3ターミナルのあの貧弱なロビーだったので、空港のメインフレームのほうでは、もうとっくに無人化が進んでいたことに気づかなかったのだと思います。ひょっとすると成田空港第3ターミナルもすでに無人化が進んでいたりして・・・
これは本当に驚きました。
でもきちんとこうやってマニュアル受付のカウンターも残っているのです。無人化の怖さは、なにかあったときに人に聞けないことですね。でも無人システムの傍には、必ず空港スタッフが待機していますので、そんな心配もないのでしょう。
共同運航便のSKYのカウンター。ここも自動チェックイン、Baggageの無人化はすでに導入されています。
JALファーストクラスのエントリー
ファーストクラス専用のお客様のエントリー入口だと思います。
高級感漂っていました。
SPECIAL ASSISTANCE
ベビーカーでのお子さん持ちのお客様、ご高齢、障害者など特別の手助けが必要な場合はここに相談するのだと思います。
Market Place
羽田空港では、ショッピング・レストランのエリアをMarket Place(マーケット・プレイス)といいます。第1ターミナルのMarket Placeは、本当に歴史と伝統があるヨーロッパの街並みのような気品の高さがあります。三越、高島屋のような日本の昔からある由緒正しいデパートのような雰囲気がありますね。まず自分はそんな印象を持ちました。
展望デッキのほうも体験してきました。ここで生のジェット機のお姿、そして離着陸の姿を拝もうということです。これは素晴らしかったですね~。自分は初めての体験です。
展望デッキは、Market Placeの最上階にあることが常で、まずは室内からガラス越しに見るのと、外に出てリアルな空間で見るのと、両方体験できます。外で見るほうは、もちろん危険ですから金網が張られています。
まず驚くのは、その音ですね。あのジェット機のエンジン音にはびっくらたまげると思います。迫力あります。昔ロンドンに住んでいたとき、F1レースを見に行ったことがあります。はじめて体験するカーレーサーの世界。なにが一番驚いて衝撃だったかというと、あの爆音なのです。あの音はテレビで見ているだけでは絶対わからない世界です。これが本物のF1のレースかぁ~とその爆音とともに自分の記憶に深く刻まれています。
今回ジェット機の爆音を聴いて、そんなことを思い出しました。
展望デッキは、自分は今回初めての体験でしたが、これは空港に来た場合はぜひお勧めスポットです。
自分はこの35年間の北海道への帰省は、完璧なANA派(ANAが好きだという理由だけです。)だったのですが、今後はJALも使わせていただきたいと思います。やっぱりJALにはANAにはない雰囲気もありますし、二大巨頭で偏るのはよくないですね。自分はJALをよく知らないだけなのです。もっとたくさん知るべきだと思います。JALとANAではやっぱり全然社風、カラーも違いますね。
社のイメージカラーはJALは赤、ANAはブルー。JALはやはり日本航空界の重鎮というか第一人者だと思うんですよね。なんかJALのイメージは、日本古風の伝統を慮る、大人の落ち着いたイメージ、森英恵さんデザインによるJAL CAさんの制服にもそんな気品が溢れていますね。
(逆に、ANAの社風は西洋風で新しい若い躍進あふれるイメージですね。)
ちょっとお借りした写真で失礼しますが、こういう世界はJALでしか出せないと思うのですよね。やっぱりJAL=日本なのではないでしょうか。
2022-09-23 10:57
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