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DX時代のコンサートホール:ロビーやラウンジでのキャッシュレス決済導入 [コンサートホール&オペラハウス]

コンサートホールやオペラハウスでの前半と後半との間のインターミッション、ブレイク、休憩時間、大体15分~20分くらいじゃないでしょうか。


クラシックコンサートやオペラに行ったら休憩時間も楽しみましょう!


実は休憩時間を楽しく過ごすと、さらにコンサートが楽しめるようになります。どう過ごすかでそのコンサートが総合的に楽しめるかどうかが変わるくらい、休憩時間って大切なのです。


なぜ休憩時間があるのかというと、演奏者にとって長時間の演奏は、かなり負担が大きいからです。お客さんも長時間、座りっぱなしでは疲れてしまうので、ほどよく休憩してリフレッシュできますね。演奏者もお客さんも、クライマックスのメイン曲をベストな状態で迎えることができるというメリットがあります。


これが最大の休憩をとる意味といっていいですね。公演の中には、1曲のみの演奏で、それが中途半端で微妙に長いので、休憩をとるにとれず、休憩なしというコンサートもあります。そういうときは事前にトイレに行っておくことがとても大切になります。


オペラの場合は、インターミッションと呼ばれる幕間に平均20~30分、長ければ50分の休憩時間があります。また、オペラの長さによって数回に分けて設けている場合があります。たとえばワーグナーの「ニーベルングの指環」では、上演時間はなんと5時間にもなるので、50分程の休憩時間を2回設定しています。


それだけの長時間だと、歌手の負担も大きいので長い休憩時間が必要ということなんですね。そして舞台裏では、次の幕の演出用に舞台設備を大きく変えるための時間でもあります。クラシックコンサートやオペラにとって大切な休憩時間、せっかくなら楽しく過ごしたいですよね。


どのような過ごし方があるのか、見ていきましょう。


休憩の過ごし方


①トイレに行く。

②ホワイエをうろつき、知り合いがいないかチェックする

③写真撮影をする。

④ステージのすぐそばへ行ってみる

⑤プログラムノートを熟読

⑥チラシの束をチェック

⑦外の空気を吸いに行く

⑧寝る

⑨演奏者のCDを買ってみる

⑩バーカウンターでワインを楽しむ



①トイレに行く


自分はこれが1番多いいですね。これは自分にとって必須だと思います。トイレに行かないことは自分にとって非常に危険です。もちろん開演前にも済ませますが、自分はトイレが近いので、前半と後半通しで我慢することは無理です。後半をより快適に楽しむために、休憩時に必ずトイレは済ませておきます。


休憩時のトイレは、とにかくすごい劇混みになりますね。特に女子トイレの長蛇の列。自分は毎回このたびに女性の方は本当に大変だな、と思ってしまいます。男子トイレも休憩時は、長蛇の列になりますが、回転率はいいですね。自分は生理現象的に、休憩時にいの一番に、トイレに直行してすっきりして後半に望みます。これが後半を気持ちよく鑑賞するための自分なりの秘訣になります。


②ホワイエをうろつき、知り合いがいないかチェックする


自分はシャイな性格なので、これはあまりやらないです。でもクラシックファンや音楽評論家のみなさんはとてもよくあるケースではないでしょうか。やっぱり人気の公演や注目する公演は誰しもがみんな行っているものなのです。みんな狙うところは同じなのです。


やっぱりクラシックファンは、同じ趣味を持った友人が多いです。クラシックのコミュニティなんかでの繋がりもあります。それじゃ休憩の時に落ち会いましょうね、ということにもよくなります。また、そんな約束がなくても、休憩で混雑しているホワイエをぶらついて、誰か知っている人を見かけないかな?とぶらつくこともあります。音楽評論家の方々もいることも多いです。そうするとご挨拶できるいいチャンスになる。休憩時のホワイエは、そんな束の間の宝探しのような出会いの場となることが多いです。


③写真撮影をする


自分は結構これやっているかもしれません。やっぱり人気の公演は前半だけで、すごい興奮状態に陥ります。そうするとホワイエの興奮度のるつぼが手に取るようにわかるのです。その興奮している聴衆を絵に撮りたいということで撮影することが多いです。その興奮度をみんなに伝えたいと思うのです。そのとき注意することは、人の顔が映らないようにすることです。かならず後頭部からの構図になるように撮影することです。休憩時のホワイエは大群衆の集まりですが、意外と人の顔が映らないように写真撮影することはそんなに難しくないです。


④ステージのすぐそばに行ってみる


せっかくなので、ステージのすぐそばまで行ってみましょう。オーケストラの場合は、コントラバスや打楽器など大型の楽器がそのままステージに置いてあるのでじっくり見ることができます。


P席(ステージ真後ろの席)に行ってみると、演奏者の楽譜の書き込みなんかもうっすら見れたりします。普段なかなか見ることができないので、とても興味深いです。オペラの場合は「オケピット」と呼ばれる、オーケストラが伴奏する場所をのぞきに行ってみるのもおすすめです。楽器や譜面台の他に意外なもの(ティッシュ箱とかサンダルとか)が置いてあったりして、面白いです。(笑)


またステージを前面にしてホール写真を撮影するのにも適しています。ホール撮影が厳しいコンサートホールでは、開演前は、やはりレセプショニストが目を光らせてますから、なかなかその中を撮影を敢行するのは勇気が要ります。よく注意されます。(笑)でも休憩時は意外にもレセプショニストさん達の監視が緩いときなんですね。だから自分は、よく休憩時にステージを含め、ホール空間写真を撮影することも多いです。


⑤プログラムノートを熟読


自分はプログラムノートは、かならず開演前にひと通り目を通します。前日から予習をいっさいやらない人なので、まず今日はどんな演目をやるのか、頭に入れ込むためです。それで大体のイメージを膨らませます。そしてその一瞬で、演奏家のこのコンサートにかけている意気込み、意図などを把握しようとします。演奏家はどこを聴いてほしいのか、なにに留意して聴いてほしいのか、そこは外さないようにすることは大事なことだと思います。


普段は予習はしない人ですが、数日前にSNSなどで公開される当公演に関する演奏家のインタビュー記事はかならず目を通すようにしています。それはプログラムノートには書かれていない演奏家のこの公演に対する想いとか、意気込みが語られている場合が多いからです。どんな想いで、この公演を臨もうとしているのか、その演目についてどのような想い出、思い入れがあるのか、そういう内なる面というか、本音を語っている場合が多いです。そういうのはきっちり公式文書であるプログラムにはまず掲載されない内容なのです。


音楽評論家の方々の文章も目を通します。きっとこのライナーノーツを書くために、それぞれ資料を確認し、推敲に推敲を重ねて書いている内容でしょうから、ある意味お宝の知識になります。自分は終演後、家に帰ってから、もう一回プログラムを見ることはあまりしない人です。日記を書くために、もう一回確認程度に見る程度です。


いままで終わったプログラムは特に保管していなかったのですが、今年からコンサートに行ったときのプログラムは必ず保管しておこうと思うようになりました。一生の宝で、自分の財産になると思うからです。


⑥チラシの束をチェック


クラシックコンサートでは、プログラムノートと一緒に入口のところでずっしりと重たいチラシの束をもらうことがあります。今後のコンサートの予定がわかるチラシがたくさんあるので、気に入った演奏会が見つかります。休憩中に選別するので、必要なチラシだけ持って帰ります。


自分はいつも開演というよりは開場一番乗りでホールに入るので、開演まで1時間は余裕であり、時間を持て余すので、大抵、この広告チラシのチェックは休憩時にやるというよりは、開演前にやっていますね。不要なチラシは、専用の捨てるところが用意されているのでそこに置いていきましょう。席に放置して帰るのは、マナー違反なのでやめましょう。


⑦外の空気を吸いに行く


コンサートホールは密閉された静かな空間なので、意外と緊張します。新国立劇場などコンサートホールによっては、テラスがあったりするので外の空気を吸いに行くのもいいですね。新鮮な空気で深呼吸してリラックスすると、眠気覚ましにもなるのでおすすめです。


毎年4月の東京文化会館で開催される東京・春・音楽祭はちょうど桜満開の時期ということと、とくにワーグナーN響のオペラはワーグナーなので、すごく休憩時間が長いです。そんなときは、外に出て上野恩腸公園の夜桜を楽しむことがよくあります。この上野の桜を見る時期は、本当に一年で一番気持ちが清々しいこれから、またクラシック三昧の1年が始まるんだな、と決意を新たにするときです。


⑧寝る


前日までの体調管理がいまいちで、静かに鑑賞してたら、眠くなっちゃった…ということもあると思います。でもせっかくのコンサートなので、寝てしまうのはやはりもったいないですよね。こんな場合は、休憩中にちょっと仮眠を取るのもありです。ほんの少し、うとうとするだけでもすっきりして、後半の演奏に集中できますよ。


自分は眠くなるのは、十中八九前半です。前半でウトウトしたら、後半はスッキリ目が覚めたということが多いです。


⑨演奏者のCDを買ってみる


ロビーでは、その日の演奏者のCDが置いてあったりするので、気に入った場合は買うこともおすすめです。リサイタルの場合は、演奏後に購入者向けのサイン会があったりするので、そちらも楽しみですね。サイン会、懐かしいですね。(笑)コロナ禍前ですが、そんな時期もありました。


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このロビーでのCDや関連グッズの物販コーナー。オンライン時代とはいえ、絶対なくならないでほしいですね。まさにコンサートの名物コーナーというか、この物販コーナーがあるからこそ、いまコンサートに来ているんだ、という実感が湧きますね。コンサートで初めて知る曲や、初めて知る演奏家の方もいます。そのときに感動して、CDを買いたい!と思うことはすごく多いです。美術鑑賞もそうですが、音楽鑑賞も、まさにコンサートは終わったときが一番購買意欲が最大限MAXのときですからそのときにCD買いたい~、と思うことしきりなのです。


でもそのときにネックになるのが、現金払いしか対応していないのことです。自分は貧乏庶民なので、普段あまり現金を持ち合わせていないので、終演後にCD欲しいな~と思うのだけど、現金持ち合わせていないので、買わなかったということがすごく多いです。仕方がない、家に買ってからネットで買うか~みたいな。


これはもったいな、と思います。ここからがこの日記の最大のところです。これを言いたいからこの長い前振りをやってきました。このコンサートホールのCDや関連グッズの物販コーナー、どうしてキャッシュレス対応してくれないのでしょうか?クレジットカードやSuica、PayPay、そのほか諸々のキャッシュレス決済をぜひ対応してほしいと思います。


キャッシュレス決済にするだけでも、もう全然売り上げがかなり違ってくると思いますよ。現金しか対応していないと、持ち合わせがないということで、見送ってしまうことが多いと思います。ときどき物販コーナーに、これは通常のネット販売では売っていないな、というようなレアなCDやグッズを売っているのを発見することが多々あるのですが、そのたびに現金の持ち合わせがなくて泣く泣く諦めたことあります。それがいままで何回あったことか!そのたびにクレジットカード決済やってないのですか?と聞きます。そのたびにゴメンナサイ…という感じです。


あの幻のCDやグッズが欲しい~と思ったことが何回あったことか!それはつぎのバーカウンターにもつながります。


⑩バーカウンターでワインを楽しむ


座って鑑賞しているだけでもけっこう疲れるので、飲み物でリラックスしましょう。多くのコンサートホールにはロビーやラウンジがあるので、ワインやビール、シャンパンを頼むことができます。もちろん、コーヒーやオレンジジュースなどもあるので、アルコールが苦手な人でも大丈夫です。サンドウィッチなどの軽食も用意されているので、お腹が空いた時はちょっとつまんだりできますよ。


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自分はキャッシュレス決済導入してほしいと思う一番なところは、この休憩時のバーカウンターでのドリンクをオーダーするときの決済方法です。このブレイク時のバーカウンターのドリンクは、本当にひと味違うんですよ。やっぱりここでワインやジュースを頼んで、そこで紳士・淑女の集う中でスタンディングで飲んでいるステータスはやはりコンサート体験の雰囲気をさらに高揚させるものです。


でもやっぱりお値段張りますよね。(笑)そして現金キャッシュにしか対応していないので、ついつい臆してやっぱりやめとこう・・・という感じになります。


でも長いコンサート時間、やはりどうしても喉が渇きます。自分は、そんなことを見越して、バーカウンターは高いし、現金対応しかないので、あきらめてもう自前で事前に烏龍茶などのペットボトルをバッグの中に持参しているのです。そしてそれを休憩時の飲んで喉の渇きを潤すのです。


でもやっぱりなんかちょっと虚しいです。(笑)寂しい感じになります。なんか、コソコソ、ルール違反のことをやっているみたいな感じで後ろめたい感じがあります。やはり休憩時は、堂々とバーカウンターで飲み物をオーダーして休憩を過ごしたい、という想いはあります。それで自分もやっとみんなの仲間入りができたような...


バーカウンターのところの決済もぜひクレジットカードなどのキャッシュレス決済にしてほしいと思います。


それがDX時代のコンサートホール・オペラハウスの在り方だと思いますし、バーカウンターのところをキャッシュレス決済にすると、現金だとお高いからやめとこう、という感じに臆してしまうのが、クレジットカード決済にしたら、ついつい頼んでしまうと思うんですよね。やっぱり休憩時のドリンクは、公式ということで、きちんとバーカウンターでワインをオーダーしたい、という気になると思うのです。






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