DX時代のコンサートホール:統括 [コンサートホール&オペラハウス]
本連載、全16話本日にて終了です。長々とお付き合いいただきありがとうございました。1年前に"DX時代のコンサートホール"とは、どういうものなのかを書いてみたいと、ずっと思ってきて、ようやくその本懐を遂げました。
まっ去年のクリスマスから年始のお休みの間に、突貫工事、付け焼刃で捻りだしたものなので、内容も浅くて申し訳なかったです。
コンサート通いをずっとやってきて、こうだったらいいのにな~というベースはつねに頭に中にあって、それに最新の技術をくっつけた程度のアイデアでした。
もっと時間をかけて、実現性も踏まえて考える内容ではありますね。
でもいままでずっと抱えていたストレスみたいなものは、本日にて全部消え去りました。
すっきりしました。
楽しかったです。
こういう類のものは、実際実現した人が一番偉いですね。ただ書いているだけで、責任のない立場はお気楽なものです。自分も含めて。
いざ現実のものにして、実際実現していくとなると、費用の面、将来に向けてそのかけた費用を回収できるのか、ビジネスとして収益がきちんととれるのか、真剣に考えていかないといけません。
そしてすんなり一発ではいきませんね。かならず失敗、試行錯誤を繰り返して、落ち着くところに定着するのだと思います。
そういう現場で実際やる人が一番大変で偉いのです。
現実的で、実現性に重きをおいた本番モードは、これからきっとあるに違いないです。そのときに、それに一生懸命に従事している人をぜひ応援していきたいと思っています。
でもアイデアを考えるのは楽しいもんです。自分は昔から結構好きです。知的欲求を満たされる感じで、なんかいままでモヤモヤしていたことが一気に晴れるというか。精神的健康にいいですね。
また定期的にいま世界で、自分の周りで起きている新しい技術のこともクリアにしておくことは重要なことだと思います。
なにごともこのときが一番楽しいですね。もう若い頃からずっとそう感じています。このアイデアをいろいろ考えるときが一番楽しいです。
そんなことできる訳ないじゃないか、夢みたいなことを言っているときが一番楽しくて、なんか未来に向けて夢を持てそうで明るい気持ちになります。
こういうのもいいもんです。
これもずっと自分が思っていることですが、技術は、天から降りてきた、世界が目指している、国が基礎技術開発のときから関わってきて民間に降りてくるような新技術というのは、いわゆるエリートですね。それに従事するのはやはりエリートコースなのでしょうね。
そのときの頭の使い方は、まずその新技術のことを学ぶ、勉強する、自分のものとして習得する、そういう頭の働き方のように思います。それを実際の商品として具現化していく。これはこれですごい大変なことです。
それに対して、自分でなにか考える、生み出す、という頭の使い方は、すごくエネルギーがいる、というか、かなりヘビーで大変のように思います。かなりしんどいです。前者とは根本的に頭の使い方が全然違うような気がします。
それで大抵はそれは大したアイデアじゃないんですね。(笑)前者と比較すると、お恥ずかしいくらい大したレベルでないです。個人レベルと言うか。。
やっぱり人間の頭って、なんか生み出すという頭の使い方ってかなり大変なことなんだな、といつも思います。もともとそんな風にはできていないように思います。
もちろん自ら編み出した天才的な創出をなされる方も多くいます。そういうケースもすごく多いです。
自分はぜんぜんダメですが、いつもそんなことを感じてしまいます。
あと、もう一点、こういうアイデア出しをするとき思うのは、ふだん自分がそのことに興味を持っていること、自分が体験していることでないと、アイデアってなかなか出てこないものだな、と思います。
こういうことができればいいのにな~と普段思うことがないと、なかなか出てこないことだと思います。
自分はカービジネスの世界にいますが、一番ダメだと思うのは、自分が車をやらないことなんですね。もし車を持っていて普段運転することも多かったなら、車載機器についても、こんな機能があればいいのに、こんなことができればいいのに、という日頃のアイデアの積み重ねがどんどん蓄積されていくと思うのです。
だから体験ありきのところがありますね。
だから自分は、いつも受け身で他人事なのです。滝のようにいろいろな情報を浴びることはできるけど、自分からなにかを生み出すという行為がなかなか難しく感じます。
やっぱり自分が体験していて、使っていて、こういうことができればいいのにな~というのがすべての基本、原点のように思います。
DX時代のコンサートホールの連載はこれで終わりですが、実現性に乏しい、浅い内容で申し訳なかったですが、これからもなんかこんなことができればいいのにな~ということが浮かびましたら、単発編でもいいので、発信していきたいと思っています。
今度は期限がなく、思いついたときに書いていくので気が楽ですね。(笑)
ではそんなことを思っていました、ということでこれにてお終いにしたいと思います。
駄文、駄アイデアを読んでいただき、どうもありがとうございました。
2023-02-05 05:06
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