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ガランチャ様がバイロイト音楽祭に! [オペラ歌手]

今夏のバイロイト音楽祭のオープニングは、パルジファルなのだが、そのクンドリの役で、なんとエリーナ・ガランチャがピンチヒッターで登場するのだそうだ!バイロイト音楽祭の公式HPで伝えている。




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バイロイト祝祭劇場.jpg



これは嬉しいな~。ガランチャ様がついにバイロイト登場とは!

もう驚きです。ファンとしてはすごく嬉しい。


ガランチャ様は歌い手としてのジャンル分けとして特にワーグナー歌手というカテゴライズされる訳でもないので、これはすごく名誉なことだと思う。


ガランチャ様は、これを受けてこんなコメントを出している。「ラトビアでは、パルジファルは、バイロイト祝祭劇場で初演されたと認識している。信じられないくらい名誉なことで興奮している。」


もともとクンドリ役は、ロシア歌手のエカトリーナ・グバノヴァが歌うはずなのだったが、オープニングの7/30と8/12が都合が悪くキャンセルで、そこにガランチャ様に白羽の矢が立ったのだそうだ。8/15,8/19,8/23,8/27は従来通り、エカトリーナ・グバノヴァが歌うのだそうだ。


ラトビアの歌手で、バイロイト音楽祭の舞台に立つのは、エリーナ・ガランチャが初めてである。


バイロイト音楽祭、行きたい~~~。

またあの夢のような名誉な場所に行くことは、自分の人生にあるのだろうか・・・。(笑)2016年に奇跡的に行けたときのあのフェスティバルの雰囲気、バイロイトの街とか、もうはっきり鮮明に覚えている。ほんとうに素敵だったよ~。よく行けたよな。あの頃は自分はまさにイケイケだった。


バイロイト音楽祭って、ストリーミングやってないんでしたっけ?

やってますよね?ぜひガランチャ様の勇姿拝見してみたいです。


ワーグナーのオペラは、東京春祭で演奏会形式では毎年体験するけど、オペラ形式はほんとうにご無沙汰している。じつはパルジファルは、ワーグナー10大楽劇の中で、一番自分にとって疎遠で馴染みのない演目なんで、これを機会にぜひがっつりオペラを観てみたい。


エリーナ・ガランチャは、ラトビア出身である。

ラトビアってどこにあるか、知ってますか?


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ここです。私は初めて地理関係を把握しました。


エリーナ・ガランチャは、ラトビアで音楽一家の中で育った。


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プロとしてのキャリアをマイニンゲンのマイニンゲン州立劇場で始め、その後フランクフルト歌劇場に移った。2003年マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』のローラ役でウィーン国立歌劇場の初舞台を踏んだ。


そこからキャリアを積んできた訳だが、自分が存在を意識したのは、やはり彼女の当たり役の2010年のビゼーのカルメン。


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これは衝撃だった。カルメンにガランチャあり!と一躍大人気になった。

2011年だったかな、ベルリンフィルのジルベスターコンサートで、ガランチャ登場で、素敵な白いドレスで、あのカルメンを歌ってくれたときは、もう痺れましたよ~。以来大ファンである。


オペラ歌手は、その声質や声量や得意としている演目から、ワーグナー歌手とかベルカント歌手とかジャンル分けされることが多いんだが、ガランチャは、特にそういうカテゴライズはされていないように思う。


それこそ、モーツァルトから始まって、シュトラウス、ロッシーニ、ベッリーニ、マスカーニとか守備範囲が幅広く歌ってきている。でもワーグナーはいままでに歌ったことはないようだ。


ワーグナー歌手というのは、とにかく戦艦のような巨大な声量を必要とするダイナミックな歌い方をすることが必要だが、去年の日本でガランチャ・リサイタルを生で体験した限りでは、まったく心配ないと思う。


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とにかく日本リサイタルは凄かった。メッゾらしい安定感があって、ガランチャの声は本当に定位感がよく安定しているので、聴いていて気持ちがいいのである。


あの声量感、ダイナミックレンジ、そして抜群の定位の良さ。

自分が想像している以上に凄かった。


ガランチャの一番の魅力は、その完璧なまでの定位の良さ、音程の安定感だと思っているのだが、それ以上に驚いたのが、声量である。とくに強唱のときのあの声量は凄すぎる!!!


そして、もう最初の1曲目から、まさに絶好調、最高潮のボルテージ、テンションなのである。ふつう歌ものって、最初は喉が温まってなくて、初めは聴いていて本当に心配になるくらい悲惨で、徐々にボルテージが上がってきて、最後はもうMAXというのが通例なのだが、もうガランチャ様は最初からすごいエンジン全開なのである。


まさに巨艦のワーグナー歌手としても十分対応できると思うし、全然問題ないと思う。

サービス精神旺盛で、アンコールたくさんやってくれたし。(笑)


キャリアの途中としては、アンナ・ネトレプコとエリーナ・ガランチャというデュオで売り出していた時期もありましたね。懐かしいです。


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2013年にザルツブルク音楽祭で、祝祭大劇場でムーティ・ウィーンフィルでヴェルディのレクイエムを聴いたんだが、そのときに独唱ソリストの中にガランチャがいたのでした。それが初めての生で接した体験でした。


以来、CDも必ず買って、いろいろずっと応援してきたオペラ歌手である。


バイロイト出演は本当に自分のことのように嬉しい!

ぜひ頑張ってほしいです。


バイロイト音楽祭も、ずっとコロナ禍で開催中止で、今年何年振りかに開催なのではないでしょうか?


今年夏、ぜひ盛況となることを心からお祈りしています。









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