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北大学生食堂 [大学]

3月のときにも北海道帰省をしましたが、このときは3月でまだ路面では雪が積もっていて、足元が悪く、行きたいと思っていたスポットをなかなか廻れなかったという反省点がありました。


今回は6月。もうすっかり北海道は初夏というい感じで爽やか。


前回雪道の為諦めて、どうしても行ってみたいと思っていたところが、北大の学生食堂。


北大の学生食堂は、まさに自分の大学生時代の青春の場所。

もう40年以上も前のことだけど、40年後に訪れてみて、どんなセンチメンタルな気持ちになるか、ぜひ再訪してみたいと思っていた。


北大キャンパスには大学生協(北海道大学生活協同組合)が営業する食堂が8店舗あるのだ。なにせ広大なキャンパスなので、8つくらいないと全員の胃袋をさばききれないという事情がある。


肝は、食堂はすべて大学生協が運営しているというところだ。


札幌キャンパスにはクラーク食堂、農学部食堂、理学部横の中央食堂(1階と2階)、医学部食堂、工学部食堂、北部食堂(北18条にある旧教養食堂)、レストランポプラ(北21条創成研究機構内)、そして函館キャ ンパスの水産食堂である。


その中で、自分が今回どうしても訪問してみたいと思っていたのが、中央食堂と北部食堂の2つの食堂である。北大は、自分の場合、教養学部時代と工学部時代に分かれるため、食堂は2つの食堂にお世話になった。


教養学部時代は、北部食堂。当時は教養食堂と言っていた。近年には建て直したのだ。そして工学部時代が、中央食堂。この中央食堂は、自分が学生時代だったときから変わっていない40年前から存在する学生食堂だ。


自分は、この中央食堂を狙っていた。中央食堂は、大学生協が運営しており、学生以外の人でも自由に利用できる。


中央食堂


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懐かしすぎる~。(笑)

建物の外観は全然変わってないや。

まさに北大の中でも、一番古い昔から存在する学生食堂なのではないか。


じつは中央食堂は、大学卒業後、社会人になってからでも、2000年頃、北大病院に通っていたときの頃、病院仲間と1回行ったことがある。そのときは、中は自分が学生時代にお世話になっていたときから全く変わっておらず、あまりの懐かしさに涙した。



中央食堂に入ったところ。


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右側には、パン屋さんがある。

これは新しいですね。自分の時代には当然なかったです。


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そしていよいよ中央食堂に入ってみる。


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唖然とした。


もうガラ変である。自分が学生時代に通っていた頃、また2000年代に行ったときの面影はこれっぽっちもなかった。


やっぱり一番影響が大きかったのが2020年のコロナの影響ではないだろうか。テーブルには、パーテーションで仕切られ、感染症対策が施されていて、コロナ対策が敷かれていた。


それぞれの敷居には、”黙食”の注意を促すシールが貼られている。


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まっいい。まずは進んで学生ランチを食べてみることにしよう。


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昔は、メニューはガラスケースの中にサンプルを置くというスタイルであったが、いまやこのように壁に写真を貼ると言うコストダウン方式。でもやっぱり学食だよな~。学食ならではの価格設定が嬉しいですね。麺類、丼もの、カレー、単品物もある。カレーライスなんかは200円台である。



配膳の場所。学生たちに紛れ込んで、自分も並びました。(笑)

レジは現金のみかな。2つのレジでさばいていました。


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自分が頼んだのは、北大学生食堂名物の牛トロ丼。1番人気のメニューだ。


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牛トロ丼は、生食用の牛肉をミンチにして凍らせた「牛とろフレーク」を、温かいほっかほかのご飯の上でとろけさせる丼のこと。東京ドームで開催された「第12回 全国ご当地どんぶり選手権」グランプリを受賞している。


北大食堂の看板メニューどころか、大人気の北海道のご当地グルメでもあるのだ。

自分が学生時代にはなかったなー。


今回中央食堂に行くなら、ぜひこの牛トロ丼を食べてみたいと思っていたのだ。


ご飯の量は普通盛りにしました。甘めのたれがすでにかかっているので、そのままいただける。ねぎ、のりがトッピングされています。甘い。ちょっとこう甘い感じ。甘い牛肉のフレークご飯を食べているような感じである。


牛肉をミンチにして凍らせた「牛トロフレーク」だが、まっネギトロのもうちょっと牛肉っぽい感じで、とにかく甘い感じ。甘いのは上にかかっている甘めのたれのせいかのかな?


トロの甘さが引き立ちごはんに絡む。ネギトロと比べて水分が少ないので、旨さがギュッと詰まっている印象。でもさすがは一押しメニュー、おいしいと思いました。


北大学生食堂の看板メニュー、牛トロ丼、ここに制覇しました。


しかし、あの中央食堂。確かに建物の外観はまったく変わってないとはいえ、中はガラ変。そりゃ自分が大学生時代からもう40年も経っているんだから、それは衛生面からしてもリニューアルしますよね。


昔、この中央食堂は、工学部電子工学科時代の同じ同級生友人数人といっしょに昼ご飯は、かならずこの中央食堂で食べていたのでした。みんなでテーブルに固まってご飯を食べる。こういうスタイルは、やはり学生時代の仲良しこよしの時代だから可能なんじゃないかな?もちろん学生時代はそんなこと計算的に考える訳なく、ただ自然に友人といっしょに食べているだけなんだけど。。。


大人になって、歳を重ねていくにつれて、だんだんこういう仲間といっしょにご飯をたべて雑談する、という機会はだんだん減っていくような気がします。


高齢になっていくにつれ、孤食がだんだん当たり前になってきます。


自分も学生時代は仲のいい同級生とこの中央食堂でいっしょにランチして、食後にそのままそのテーブルでみんなで雑談。当時の洋楽ロックの話題で熱く盛り上がりました。


当時は、ポリス、U2、ジャム、スタイル・カウンシル・・・などなど、やっぱりオレらはブリティッシュ・ロック派だったから。自分は本当にロンドンに憧れていました。ロンドンこそ、ロックの発信源、震源地だと思っていた。尖った思想、過激なパンクファッション、すべてにおいてロンドン格好良かったです。


その後、仕事でロンドンに住めることになったときは、大喜びでした。


もう友人とこの中央食堂のテーブルで食後、本当に当時のロックシーンについて熱く語り合ったものです。


パーテションには、”黙食”というシールが張られていますが、いまの学生も誰も黙食なんてやってません。みんなテーブルに仲のいい友達同士で、楽しくお喋りしながらご飯食べてます。


これが学生時代、学生食堂の本来の姿なのではないでしょうか?


確かに食堂はガラ変で全然面影ありませんでしたけど、大学の学生食堂の雰囲気は思い出しました。40年前の自分がランチしていたときを十分に思い出して、感傷に浸れました。それだけでも大成功だったのでは、と思います。


中央食堂は、2Fにも食堂があります。

1Fと2Fではメニューが違うとか。2Fはスープカレーが看板メニューなんだそうです。それも北大限定オリジナルメニュー「スープカレー」なんだそうですよ。


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2Fには生協の購買部があります。

この日は閉まっていましたが、昔学生時代だった頃は、ここでよくたむろっていたな~。


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さて、もうひとつ教養学部時代の食堂、北部食堂にも行ってみます。

北部食堂は最近建て直され、リニューアルされたんですね。


40年前の自分の時代は教養食堂って言ってました。北部食堂は、もちろん初めての体験でしたので、場所がわかりません。なんとなく教養学部の近くなんだろうな~と思い、近くで学生の人に聞きました。


そうすると・・・北部食堂は、もう大変な行列でした。


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そしてここが北部食堂です。

さすがに立て直しただけあって、新しい感じがする食堂ですね。


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北部食堂、中に入ると、まず垂れ幕があって、希望のメニューごとにここ並べ、という感じで行列をコントロールさせます。入って右側がそのメニューに並ぶ行列スペースですね。奥には配膳コーナー、レジがあるんだと思います。


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自分は中央食堂ですでにお昼ごはんを食べてしまったので、ここ北部食堂ではただ、中がどんな感じなのかを確認するためだけに入りました。


そして左側にご飯を食べるテーブルスペースがあります。奥のほうにも、その部屋スペースがあるようで、これはたしかにすごい広いですね。




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北部食堂は、1,100席と学生食堂として日本一の座席数を誇るのだそうです。



昔は教養食堂と呼ばれていたが、2000年代に入って北部食堂と名称が変わりました。本格的な営業が始まったのは昭和40年代だそうです。徐々に 床面積、座席数とも拡大し、2010年頃には大規模なリフォームを施し、座席数が日本一の学生食堂となったのです。


一日の利用者は平均で3,300人、新学期には 約4,500人が訪れます。また、時間帯別では、昼食時(12:00~13:00)に約1,000人の学生さんたちで賑わいます。



教養学部時代って一番学生の数が多いところだからね。自分らの時代の教養食堂って呼ばれていたときもすごく大きかったけど、北部食堂が、日本一大きい大学学生食堂である、というのは至極自然なことのように思いました。


1987年に北大を卒業して以来、2000年代に1回中央食堂は訪れたものの、改めて自分の原点を確かめたいと言う意味で、今回どうしても北大学生食堂、中央食堂と北部食堂(旧教養食堂)を訪れたいと思ったのでした。


祈願成就いたしました。

また食べに来ます。










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