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ANA Team HND Orchestra [航空関連]

ANA(全日空)には、社員によるオーケストラ・バンドが存在するのだ。もう驚きとしかいいようがない。2011年頃に結成されて、もう11年のベテランである。全然知らなかったです。


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ANA Team HND Orchestra。(和称で、ANAチーム羽田オーケストラ)


もう全員ANA社員なのだ。社員の中で楽器ができる人を募集して、そして結成されたチームらしい。現在は111名にも昇るそうだ。


これがプロ顔負けのめちゃめちゃウマいバンドなのだ。YouTubeで彼らのライブを片っ端から見ているんだが、もうびっくらたまげた、という感じである。


みんなパイロット、CAの制服をカッコよく着こなしながら、華麗な演奏姿を披露するのだ。


もうカッコよすぎる!(笑)


思わず惚れそうになります。



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●メンバーは現役CAや機長!音楽でお客様との絆を結ぶ「HNDオーケストラ」10年の軌跡



軽快にフルートやサックスを奏でるのは、普段は空港・機内でおもてなしをするグランドスタッフとCAたち。トランペットを吹き鳴らすのはベテラン整備士、ドラムやベースはなんと機長! 実は、彼らはANAグループ社員有志による「ANA Team HND Orchestra」(通称・ハネオケ)のメンバーたち。


それぞれの業務をこなしながら演奏活動を続け、今年10周年を迎えた。今年は葉加瀬太郎さんやTUBEとのコラボ演奏も実現するなど、活躍の幅を広げている。リーダーの崔さんは「活動の優先順位は、まずお客様のため、次に会社のため、最後に自分たちが楽しむため。この順番が重要なんです」と語る。常にお客様の笑顔のために。



きっかけは2011年、東日本大震災で多くのイベントが自粛になる中「何か自分たちにできることはないか」と発足した。20代~60代まで、多種多様な職種のメンバーが集まり、イベントなどで年間15、6回の演奏をしている。


崔さんには、忘れられない出来事がある。それは、2012年、南三陸町での復興イベントで演奏を披露したときのこと。いつものように演奏を終えると、ある観客の女性が近づいてきた。その女性は、当時のフルート担当の手をぎゅっと握り、涙を浮かべてこう言った。


「私たちのためにありがとう。これからも活動を続けてくださいね」。


「『復興のお手伝い』で参加したつもりだったのに、自分たちの方が温かい気持ちにしてもらえました。決して上手とは言えない演奏だったと思いますが、一生懸命な思いが伝わったのかもしれません」と崔さんは振り返る。演奏でお客様を笑顔にでき、その笑顔で会社も、自分たちも嬉しくなれる。メンバーの中には、ハネオケでの演奏活動が働くモチベーションだという人も増え、初めは7人だったメンバーは、111人にまで増加しました。」


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こちらがハネオケのリーダー、崔さんだ。


ライブでは中央の真ん中に陣どり、ヴァイオリンを担当。MCを交えながら演奏会を進行していく。これがユーモアなど交え、笑いをつねに誘い、なかなか上手でサマになっているのだ。バンドが崔さん中心に進んでいくのがよくわかる。


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ハネオケは、基本はオーケストラという形態なのだが、もう限りなくバンドと言っていい。ヴァイオリン、フルート、トランペット、サックス、チューバ、ドラム、ベース、そしてピアノ。吹奏楽がメインと言っていいかもしれないが、それも演奏会に応じて、クラシック風アレンジのヴァイオリン、フルート中心であったり、あるときはジャズ風でアルトサックス、テナーサックスの吹奏楽中心であったり。もうそのときで様々である。


演奏会・ライブの活動エリアの中心は、やはり主に空港である。羽田空港を中心に、地方のいろいろな空港に出向いて、そこでイヴェントを設け、即興演奏をその場で披露して楽しんでもらう。そういうケースが多いように思う。


新千歳空港での千歳視覚障害者福祉協会ご招待演奏

米子鬼太郎空港_Music Festa 2022

羽田空港第1ターミナルでのクリスマス・コンサート

鳥取砂丘コナン空港・クリスマスツリー点灯式

ソラミフェスタ_広島空港

旧吹屋小学校開校記念コンサート

羽田空港整備工場内での演奏。


などなど。


YouTubeのそんな動画では、ほとんどが地方の空港でライブを演奏して、来客のお客さんに楽しんでもらっているというそんな感じである。


とにかくYouTubeに演奏がゴロゴロ転がっているのだが、もうこれが格好良すぎるのだ。最高に行けている。


それも、格好良い制服姿で、演奏がうまいもんだから、これがあまりに絵になり過ぎてイケている。もう惚れてしまいそうです・・・。


思うのだが、全員ともANA社員ですよ。いわゆるみんな楽器演奏に関してはアマチュア。でも学生時代とか、楽器をやっていた人たちばかりなんだろう。そんな驚きの経歴を持っている異色な人たちが集まったのがこのハネオケなのだ。


また普段自分達の仕事を持っている人たちなんだから、どうやって練習の時間なんかを捻りだしているのか本当に頭が下がる思いだ。でもこのハネオケが生き甲斐という社員も多いそうだから、万事幸せなのだろう。


ANAも、このANA Team HND Orchestraを十分、社のイメージアップ戦略として利用していることも確かだ。


葉加瀬太郎さんとのつながりがあり、ANAのグループイメージソング「Another Sky」は葉加瀬さんの曲でANAに捧げられている。ANAの機内で必ず流れている曲だ。


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またおそらくCMでも流れていたのであろう整備工場内でANAメンバーといっしょに演奏する葉加瀬太郎さんの演奏姿もプロモビデオという感じに作られており拝見した。


美しく綺麗なイメージで作られているプロモビデオもいいのだが、ANA Team HND Orchestraの1番の魅力は、やはり空港内でのライブ即興演奏だと思う。


どのイベントも、40分から1時間くらいの尺で、4~5曲を演奏する。この中で1番盛り上がるのが、これまた葉加瀬太郎さんの「情熱大陸」なのだ。TBSの番組「情熱大陸」用に葉加瀬さんが書き下ろした曲だが、もうこの曲はこのバンドの最強の切り札といっていい。


18番のオハコである。


この曲をやるときが、そのライブが1番盛り上がるときなのだ。もう最高ですよ!


ANAにこんなオーケストラ・バンドが存在するなんて夢にも思わなかったです。じかに生演奏を体験してみたいです。


チャンスがあるとしたら、自分の場合、羽田空港のクリスマス・コンサートかな、と思います。12/24、世間と違って、どうせヒマだから(笑)、ぜひ羽田空港に体験しに行ってみたいです。


最後に何本も見まくった彼らの空港でのライブ演奏のYouTubeでの動画。最高に気に入った動画2本を紹介しよう。これは素晴らしいです。


米子鬼太郎空港と羽田空港第1ターミナルでのクリスマス・コンサート。


羽田空港のほうは、編成や曲アレンジからして全体的にクラシック風。米子鬼太郎空港は、完璧なジャズ風である。どちらも最高に盛り上がるのが「情熱大陸」。


米子鬼太郎空港の情熱大陸はカッコいいですよ~~~。途中でメンバー紹介を兼ねながら、メンバーのソロが演奏の途中に挿入されてどんどんまわされる感じで、まるでジャズのライブレストランでジャズ演奏を聴いているかのよう。もうスウィングする感じで懐かしい進行のやり方だな~と涙がでてきました。


CAによるアルトサックスのソロは、もう超カッコいいです。

メロメロに惚れてしまいました。(^^;;


ANAのグループイメージフラワーはひまわりなのだそうだ。ひまわり~2010年下期 NHK連続テレビ小説ドラマ「てっぱん」広島を舞台にしていたドラマで流れていた音楽。で、これも本当に美しい曲で素晴らしい演奏。


またこの米子鬼太郎空港での空港ピアノ、保育園で30年使われていたピアノが保育園が閉鎖になって米子鬼太郎空港にやってきたものらしい。すごくピアノの音色が綺麗だと思いました。米子鬼太郎空港は、2022年6月のライブだから最近の近影である。


リーダーの崔さんの「みなさん、シートベルトはありませんよ~~~、電子機器は使えます。」という合言葉で演奏は始まる。(笑)


自分は、この米子鬼太郎空港の演奏がなぜか好きだな~~~。


ANAって本当に面白いですね。















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