BAビジネスクラス [航空関連]
自分が自慢できることに、外資系のエアラインはかなりいろいろな国の飛行機を乗った経験があることです。すみません、自慢させてください。(笑)鼻持ちならないやつで申し訳ありません。(笑)
これはヨーロッパに住んでいるときの出張のときと、それから海外音楽鑑賞旅行のときの両方の経験によって積み重ねたものです。とくに海外音楽鑑賞旅行のときが一番バリエーションが多かった。わざと自分で意識していたところがあります。
その頃、自分自身がいろいろな国のエアラインに乗ってみたいと思っていて、旅行会社のスタッフにお願いして、毎年、その訪問する国に合わせて、原則直行便を希望してその国の航空会社を希望するのです。
乗り換えは、トランジットの面倒くささや時間的なせわしなさやドキドキ感、そしてロスバケ(ロスト・バッゲージ)の危険性があるので、なるべく避けていました。
でもやはり乗り換えしないといけない場合もあって、そうすると体験できるエアラインの種類が増えるのです。
もちろん複数の国を掛け持ちするので、帰国の便は、違う国からなので、またその国のエアラインということで種類が増える訳です。
こうやってみるみるうちに、いろいろな外資系のエアラインを体験できてしまうのです。
これは自分の財産と言っていいかもしれないです。
いろいろな国の飛行機に乗ってみたいとずっと思っていて、航空チケットを予約するとき、わざと意識してそのように画策して、地道に数年かけて体験できたお宝体験かもしれません。
BA(ブリティッシュ・エアウエイズ航空)
AF(エールフランス航空)
KLM(KLMオランダ航空)
OS(オーストリア航空)
LH(ルフトハンザ航空)
こんな感じですね。いま思い出せるのは。
こうしてみると、やっぱりヨーロッパ系ですね。
これらはいわゆる長距離間のフライトの場合で、たとえばヨーロッパの大陸の国間を移動するための飛行機はもっと本当に小さな機体で、いわゆるプロペラ機みたいなもので移動することが大半です。(このニーズも大きいのです。もちろん電車で移動する場合もあります。)
もちろんこういうプロペラ機の場合は、ターミナルのゲートに横付けされるのではなく、バスでその飛行機のところまで運ばれて、乗り込む感じになります。(到着の場合も同じでバスです。)
小さなプロペラ機は大半がそうですね。
そんなプロペラ機もたくさん経験してきましたが、残念ながら航空会社はほとんど覚えていないです。
それぞれのエアラインって、やはりその国の特徴があるというか、機内のカラー、色の配色とか、デザインとかいろいろ個性豊かだな~と思います。
たとえばKLMはやっぱりブルーなんですよね。すべてにおいて。そしてオーストリア航空は赤なのです。もう機内に入った瞬間、うわぁ、いいなーいいなーってな感じになります。
オーストリア航空は日本からウィーンの直行便がなくなってしまったのはショックでしたよねぇ。音楽の都ウィーンに行く人はすごく多かったろうに、なんて勿体ないことをするんだと当時思っていました。
その後、また直行便復活したんですかね?ウィーンに行く際は、ぜひオーストリア航空、赤一色の世界で行ってみたいと思っています。
ルフトハンザはよくストをやることで有名な航空会社で、我々の中では危険な航空会社というイメージでした。お客さまのことを第一に考える日本と違ってヨーロッパの労働者階級は、自分の権利が会社側に認められないと平気でストしますからね。旅客サービス業にとってストほど会社側を困らす手段はない訳で、そこをよく知っての上ですね。よく言えば人権意識、自分たちの権利をきちんと主張すると言えますが、旅客業としてはいかがなものか、お客さまがどれだけ迷惑をこうむるのかわかっているのか、というのはありますね。
だから自分のように1年も前から綿密に計画を立てて、コンサート、オペラのチケットも争奪戦で高額チケットを獲って、さぁ!というときに、ストで飛行機が飛ばないということになると、もうダメージ多過ぎです。
そういう意味でルフトハンザは怖くて使えない航空会社でした。
でも1回ほど使ったことあります。
そして、やはりいろいろな国の飛行機に乗る楽しみは、やはりCAさんの制服姿を拝見できることではないでしょうか?やっぱりみんなの憧れの職業。みんなこの制服に憧れます。
ちょっと上記の外資系エアラインのCAさんの制服の写真を集めてみますね。
BA(ブリティッシュ・エアウエイズ)
AF(エールフランス)
KLM(KLMオランダ航空)
OS(オーストリア航空)
LH(ルフトハンザ航空)
KLMがブルーで、OSが赤なのは、機内のカラー配色だけではないです。このCAさんの制服も圧倒的にそうなんですよね。もうあまりにVividなので、毎回鮮烈に目に焼き付けられるのです。
とくに自分は帰国の便は、いったんアムスを経由して日本に帰国するというパターンが多かったので、帰国便がKLMだったことがすごく多かったと思います。
外国人のCAさんはみんな美しくて素敵ですが、やっぱり体格大きいんですよね。(笑)そして声の発音もかなりダイレクト感があって、迫力があります。
また外資系のCAは、男性もすごく多かったです。日系よりも外資系のほうが男性CAの採用が進んでいるのではないでしょうか。
自分は、やはり日本人のCAさんの優しい感じで声も奥ゆかしさで腹式発声というかあまり圧迫感を与えない引いた感じの奥ゆかしさの方がいいです。
体格も日本人である自分に合っていて安心します。
外国人のなんかこう迫ってくるアピールする美しさよりも、日本人の奥ゆかしさ、優しさのほうがやっぱり自分に合う感じで好きです。
ANA
JAL
やっぱり日本人CAさんのほうがいいです~。(笑)
ANAは今年12月に創立70周年ということで過去の制服(初代から10代目)をいっせいに披露という写真をよく見ますが、現在の10代目の制服が一番いいですね。自分はいまの制服が一番好きです。パッと明るい感じで、爽やかな感じがあってすごく素敵だと思います。ANAの明るい爽やかな社風イメージに合っていると思います。この現在の10代目の制服は、初めて外国人デザイナーを採用して、その外国人デザイナーによるデザインだそうです。
外資系の航空会社で欧州行に乗りますと、現地に着陸するときは、かならず機内アナウンスは英語と日本語の両方流れます。ということは、外資系エアラインの中にはかならず日本人CAさんがクルーの一員として入っているんだな、といつも思っていました。
毎回、海外音楽鑑賞旅行でいろいろな国に行くと、最後の帰国のときに、ゲートの掲示板でTOKYOの文字を見ると、ホントに安堵します。そしてANAやJALの制服を着たCAさんを見かけると、本当にホッとするというか、すごい安堵感が出てきて、よかった~、気持ちが和むという感じで、あ~ようやく自分もこれから日本に帰れるんだという気持ちになります。
さて、話を元に戻して、外資系の飛行機の体験談です。機内食はよく覚えていないのですが、やはりその国の食文化にあった食事が出てきたような記憶があります。そんなに美味しいかというと、そんな記憶があまりありません。(笑)
まっ外資系だから仕方がないかな。やっぱり機内食に関しては日系のエアラインのほうが全然いいな、といつも思っていました。
外資系に乗っていて、これは美味しい!と思った機内食の記憶はほとんどないです。(笑)でもどこの国の飛行機だったか覚えていませんが、日本食も併用して用意していたところがありましたね。確かに覚えています。
あと、外資系に乗ると、かならず出会う事象が、搭乗客の客層の大半が外国人のお客さんだということです。これはある意味あたりまえのことですよね。
そうすると欧州までの12時間のフライトで、なにが一番切実的か、ということになりますと、なにせ12時間ですから途中何度もトイレに行きたくなることです。
そうすると飛行機ってやはり窓側が人気ではないですか?機内から外を眺められるというのはとても素敵な光景です。
でもトイレに立つときは、横に連なって座っているお客さんの前を、すみません、と言いながら狭いところをグリグリくぐり抜けながら通路にでないといけないのです。
これがかなり面倒です。
だから自分は欧州までの12時間フライトの場合は、なるべく通路側の席を取るようにしていました。特に機内が消灯して、みんな寝ているところを、トイレに行きたくなり、申し訳なく思いながら、すみません、Sorryと言いながら寝ているところを起こすのは本当に忍びないと思ってしまいます。
そういう意味で、やはりそんな気兼ねがいっさい必要ない通路側の座席のほうがいいのです。
自分はトイレが近く、夜中に何回もトイレに行くので、もう通路側はmandatoryな条件でした。
またお客さんに外国人が多い外資系の場合、もうこのトイレに行く外国人が多く、外人さんはとにかく体がデカいので、Sorryと言われながら、自分の前を通っていくとかなり大変なことなのです。
狭いところをデカい外人さんがギュウギュウ押し込みながら通っていくので。(笑)
外資系の場合は、そんな記憶がやたらと残っています。
自分がロンドンに住んでいたとき、日本への出張は、必ずBAだったです。ロンドンのオフィスのほうで、秘書にチケットを取ってもらうのですが、そうすると日本への行き返りは、かならずBAにしてくれるのです。
これはある意味愛国心というか当然のことですね。だからBAの搭乗回数はかなり多かったと思います。当時のBAの機体はいまとデザインが違っていて、全体的に紺・白・赤との組み合わせで尾翼が青かったです。
これです!
1980年代のBAのデザインを復刻ということで、塗装し直されたBA 747-400だそうです。古のファンを喜ばそうという狙いなんですね。
いまのデザインのほうが、全然洗練されてますね。(笑)
でもBAといえば、自分はやはりこの80年代のイメージしか頭に浮かばないです。まさに女王の国、ロイヤルのイメージというか気品の高さが漂っています。自分にとってのBAはまさにこれです。ステレオ・タイプというやつです。
驚いたのはエコノミークラスではなかったんではないかと思うことです。普段は自分は、もう完璧平民、庶民ですのでエコノミーしか乗らない訳ですが、この日本に出張するときのBAは、なんかファーストクラスだったのではないのだろうか、と今思うとそう予想するのです。
あきらかにエコノミーとは違う。席にゆとりがあって、かなりゴージャスな造りです。当時の自分は、うわぁっこれはすごい!エコノミーじゃない。ひょっとしてファーストクラス?
秘書の思いやりに感謝したものです。でもそんなこと恥ずかしくて聞けることではありませんので、誰にも言わなかったです。自分の中で秘かにしまい込んでいたホッコリ想い出です。
それがファーストクラスだったかどうかも不明です。でもエコノミーとはあきらかに違います。
いまのBAの国際線ファーストクラスというとどんな感じなのか?写真を探してみました。
うわぁっ!これは凄すぎですね。(笑)
こんなに凄くないです。
やっぱり時代は進化しているというか、いまのファーストクラスって本当に凄いんですね。
・・・で、もうちょっとBAのファーストクラスということでほかの写真を探してみました。
これは自分の記憶、イメージにかなり合います。こんな感じだったと思います。これはファーストクラスではなくビジネスクラスですかね?
いまのファーストクラスは、それこそ機内WiFi、映画スクリーン、下手したら40型スクリーンみたいに家庭ホーム用の仕様だったりして完全な個室状態です。そしてゴージャスな食事、ワイン。
お値段も信じられないです。とても公表できないくらい。
こんなに払うんだったら、吉野家の牛丼、いったい何杯食べれるんだ?(笑)
ハイエンドのオーディオ機器買えるんじゃない?
そんなすごい値段です。いまのファーストクラスは。
やっぱり時代が違いますね。自分の体験はもう30年以上も前のことですから。
たぶん秘書が手配してくれたのは、BAのビジネスクラスだったんだと思います。ビジネスクラスであれば、ファーストクラスほど凄くないにしろ、エコノミーよりはゴージャス。一流の企業戦士が使うにはビジネスクラスは最適だと思います。
自分の想い出は美しいままに残しておきたいので、BAのビジネスクラスだった、ということにしておきたいです。(笑)
夢を壊さないように・・・。
想い出は美しいまま、永遠に心の中に残しておくように・・・。
PS:
いまは国際線はもうかなり違っているようですね。特に最近は、イギリスがEUでなくなったことから、気軽に大陸側に行けなくなったこと、入国審査,Immigration checkなど面倒になってしまったこと。またウクライナ紛争でロシア上空を飛べなくなりましたから、欧州へのフライトも昔よりさらに長時間で、トランジット必須になりましたね。
そこに来て、一時よりはもうだいぶ良くなりましたが、コロナPCRの検疫。海外への渡航は、自分が行っていた時期に比べると、すごく敷居や障害の壁が高くなったような気がします。
コンコルド [航空関連]
AFやBAといえば、いまでも思いだすのがコンコルド。その当時から憧れていて、1度でいいから乗ってみたかったですねぇ~。
コンコルドは計20機が生産された。うち量産機は16機。
最終的にはエールフランスと、英国海外航空を継いだブリティッシュ・エアウェイズの2社のみによる運航に留まった。
コンコルドは巡航高度5万5,000から6万フィート(およそ20,000m)という、通常の旅客機の飛行高度の2倍もの高度(成層圏)を、マッハ2.2で飛行した。定期国際運航路線に就航した唯一の超音速民間旅客機でもあった。
超音速を除く旅客機としては過去最速の記録を有しているのである。
でも低迷していた航空需要下で、やっぱりふつうに旅客で稼ぐわけでもなく一部の航空マニアのみ熱狂させるものであって、何で利益を上げるのか難しくて、収益性改善が望めなくなったとのことみたいです。わかるわぁ~。
2003年5月にエールフランス、同年10月24日にブリティッシュ・エアウェイズが営業飛行を終了、2003年11月26日のヒースロー空港着陸をもって、同日までに全機が退役した。
超音速飛行を追求した美しいデザインや、数少ない超音速旅客機だったこともあり、全機が退役した現在でもなお根強い人気を持つのである。
航空圏では、機体としては抵抗が少ない方がいいと思うのだけど、確かに、より流線形なのだけど、この翼のデカさはどうなんでしょうね。
マッハ2.2の超音速の世界。
窓もついているみたいだから、機内から外の様子なんかも見れる訳で、マッハ2.2の音速に近い世界とはどんな感覚なのか、体験してみたかったです。
当時、すごく乗ってみたいと憧れていたです。
その禁断のコンコルドの機内の写真あります。(笑)
うわぁ、これは快適とほど遠い感じですね。(笑)
こんなに狭いとは!確かに外観のあの細い機体からすると、この機内の縦の細長い狭さは納得いきます。
でもこんなに狭いと客室乗務員とか通れませんね。CAのサービスなどなかったのではないのでしょうか。
この機内の狭さで、マッハ2.2の超音速で飛行する様子は、窓から外を見てもあまり味っ気ないかも?
じつは、JALも昔「ボーイングの超音速旅客機」を発注する計画もあったらしいですよ。「コンコルド」超えの高スペックだそうです。でも結局挫折だったようです。
超音速旅客機のことをSSTというらしいです。SST開発は、まさしく米国などはじめ国家レベルでのプロジェクトだったようです。
なぜこのJALの計画が挫折したか、というとそれはコンコルドの退役と同じ理由でした。超高音速で旅客するというのは、航空業界ではとても夢のあることなのかもしれませんが、現実実現に向けて進もうとすると様々な問題があって無理みたいでした。
コンコルドが退役した、その採算ラインを大幅に下回る製造数の不人気の理由は、以下の4つだそうである。
①通常よりも長い滑走距離を必要とすること、またその雷鳴に近い音圧の騒音およびソニックブームの影響を避けるために、航路や乗り入れ先を選ぶコンコルドは、限られた航路に就航できたにすぎなかった。さらに「ソニックブーム(衝撃波)を発生させる」理由でアメリカ合衆国を始めとするいくつかの国家では、超音速飛行を海上でしか認めなかった。
②航続距離が短いことに加えて、上記の諸事情から、大西洋は飛び越せても、無給油では太平洋を越えられず、西ヨーロッパやアメリカ合衆国本土から日本や香港への無着陸直行便という、当時需要が伸びていた極東路線への就航ができなかった。
③乗客の定員が100人と少なく、運賃は他機種のファーストクラスの約20%増しと高額であったため、利用者はごく限られていた。経済的にも収益が上がらなかった。
④旅客機による飛行が、エグゼクティブ層向けから運賃が安くなることで大衆化するにつれ、航空業界はボーイング747のように低コストでかつ大量輸送が可能な機体を重視するようになった。
これはよく納得できますね。コンコルドはすごい夢があったけど、ビジネス的に難しかったんですね。やっぱり世の中、収益を上げる、ビジネスにするということが大事なことですね。
カーの世界も夢のある世界はとても魅力的で格好良く感じるものだけど、実際それで採算が取れるかどうか、というと難しいものなんですね。うちの会社もやはり夢のある世界ということで、あのレーシングの世界のマクラーレンのビジネスに関与したことがあったのだけど、きちんと収益が上げられなくて、赤字だったので、さっさと撤退しました。
夢のある世界と収益性のビジネスを同伴させることってなかなか現実的に難しいです。
コンコルドのチケット代金もファーストクラスの20%増しということですから、いかに自分が乗ってみたいと思っても、果敢ない夢に終わっていたかも・・・。
でもきっといずれやSST(超音速旅客機)の時代がやってくるに違いない。
宇宙への旅も考えられているくらいですから。
コンコルド復活である!!!