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川崎大師 風鈴市 2023 [寺院・仏閣]

毎日暑いですね~。連日36度の猛暑ですよ。


今年も川崎大師では、夏の風物詩である”風鈴市”が開催されます。

7月17日(月)~23日(日)の7日間。


コロナ禍である2020年は開催中止。2年ぶりの開催の2021年、自分ははじめて川崎大師風鈴市に参加してみた。でもこのときはコロナ感染症対策のため川崎大師境内での風鈴販売は行なわず、仲見世にある協力店舗に風鈴を飾って販売するという異例の措置であった。


本当の風鈴市というのは、川崎大師境内の中に大きなテントを張って、その中で全国の風鈴をいっせいに販売する、いわゆる境内内に特設会場をつくる、そういうスタイルなのだそうだ。


自分は川崎大師風鈴市は、2021年に初めて存在を知ったので、そのコロナ対策用の風鈴市しか知らなく、本来の姿の風鈴市を知らないのだ。去年の2022年も行ってみたが、やはり店舗内のみでの販売であった。


今年の川崎大師風鈴市2023


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ついに4年ぶりに、もとのオリジナルの姿に戻すという。

つまり川崎大師境内内で、大きなテントを張って、境内内特設会場で、全国の風鈴を販売する、そういうスタイルを拝見できるのだ。これはぜひいかなきゃ!と思い、開催初日の7月17日に行ってきた。



川崎大師風鈴市


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川崎大師の境内に、全国各地から約800種類・2万個の風鈴が集結。

川崎大師オリジナルの『厄除だるま風鈴』をはじめ、金属、陶磁器、ガラスなどの各種風鈴が販売される。


川崎大師オリジナルの『厄除だるま風鈴』は、こうやってひとつひとつ職人さんが作っていくんですね。


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そして、その『厄除だるま風鈴』ひとつひとつに、ご住職さんがご本尊でご祈祷してくださいます。大護摩と同じです。


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これが川崎大師オリジナルの『厄除だるま風鈴』です。


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また、石・炭・金・銀などを素材とする珍しい風鈴や、かわいいキャラクター型の風鈴も並び、さまざまな風鈴が涼を奏でます。


古くなった風鈴を納める「風鈴納め所」も境内に設置します。風鈴市の期間だけ授与される「厄除開運だるま風鈴守」も例年人気があります。


風鈴市が始まりますよ~という”風鈴市開会式法楽”です。


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全国各地の風鈴が一堂に勢ぞろい。

福岡の博多風鈴、佐賀の有田焼風鈴、同じく佐賀県の伊万里焼風鈴・・・


風鈴って、ほんとうに全国の各都道府県でそれぞれ違うものなんですね。


この川崎大師風鈴市。


主催は川崎大師観光協会がやっています。


協賛として


大本山 川崎大師平間寺

川崎大師表参道商業協同組合

京浜急行電鉄株式会社

川崎大師仲見世通会


ですね。


川崎大師風鈴市は、やはり風鈴のあのちんちろりんという音色がなんともいえない涼を奏でるというか、ほんとうにあの音色は癒されますね。


どんなに暑くても、あの清涼感のある音色を聴くと、涼しく感じるから不思議です。ヒーリング、癒し効果のある音色だと思います。


自分が行ったのは、川崎大師風鈴市2023の初日、7月17日(月:祝日)でした。この日は、残念ながら無風に近くてほとんど風がなくて、あの風鈴のちりんちりんという音色がほとんど聴けなかったです。境内内のテントでは、さすがに音がしないのではまずいだろう、ということで、扇風機を回していました。(笑)苦労しているんですね~。


では川崎大師風鈴市2023の様子です。

この日は雲ひとつない快晴。気温36度の酷暑。無風で風がなかったです。(風鈴があまり鳴っていない。)


川崎大師の仲見世通り。


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店舗間をこうやって糸で結び、ここに風鈴を結び付けて、宙に飾ります。


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各店舗では、全国各地の風鈴を置いてくれています。


ここは従来通りですね。この店舗に飾るスタイルは、ひょっとしたらコロナ前はなくて、コロナ禍になって、このスタイルになったのかもしれませんが、コロナ明けになっても、このスタイルは残しましょう、という配慮なのでしょうかね?もとのスタイルに戻る今年でも、各店舗には、風鈴が飾られていました。


美しいですよね~。

仲見世通りのお店は達磨屋さんが多いので、だるまのあの赤い色と、この風鈴の色が妙に保護色的にマッチングしていて、すごく鮮やかな鮮烈な色調をわれわれに印象付けます。


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ここまではコロナ禍のときの開催と同じとして、ここからが本番です。

川崎大師境内内でテントで売られている本来のスタイルを拝見します。


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風鈴の吊るし方ですが、こういう感じで竹で碁盤の目状を作るやり方が多かったです。そこに風鈴をぶら下げていく感じです。


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テントの中で飾られているほかに、このように正方形の形で棒柱を組んで飾られている場合もありました。


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川崎大師ご本尊さまの厄除弘法大師をはじめ、不動明王や愛染明王などの諸仏が奉安されている大本堂です。お参り、祈願してきました。


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ここにも風鈴が飾られています。


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川崎大師風鈴市、しかと目に焼き付けてきました。境内内の特設会場での全国の風鈴、とても圧倒されました。確かにこの人の賑やかさですと、コロナのときはアウトだな~とは思いました。


また復活できてよかったです。


ここが風鈴納め所で、風鈴を納めるところです。

ふつうにゴミ箱に捨てちゃ罰が当たりますね。(笑)きちんと専用の納め所があるのです。

1年に1回なんですね。


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そして納め風鈴法楽が行われます。

風鈴のご供養を行うのです。


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川崎大師風鈴市2023。7月17日(月)~23日(日)までやってます。

ぜひ行かれてみてください。



さて、川崎大師に来たら、仲見世通りでどうしても寄らないといけないお店があります。


住吉さんの久寿餅です。

住吉さんといえば、川崎大師の市内に複数軒ありますが、やはりここ山門前でいただくのが王道ですね。


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「住吉」は、大正六年に創業、 以来一〇〇余年山門前で、 お大師様とともに歩んで参りました。 添加物は一切使用せず 厳選した素材と妥協なき職人の技で 伝統の味を守り続けております。古来より浄化や厄を払うという意味を持つ三角の形、その名の通り縁起の良い久寿餅が皆様へ倖せを運ぶよう当店の想いを黄色の包に重ねております。久寿餅をはじめ、お土産に好適な和菓子の数々を取り揃えて皆様のお越しを心よりお待ちしております。


山門前住吉 五代目当主


・・・でございます。


お土産用、持ち帰り用の販売だけでなく、実際食べていける甘味処もあるのです。


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天井には、これまた風鈴が飾られております。


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商売繁盛を祈願して、たくさんの方からの川崎大師の大護摩の木札が寄せられています。達磨もあります。


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さっそく、ここで久寿餅と抹茶のセットをいただきました。


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美味しんだけど、これは久寿餅を食べるたびに遭遇することなんですが、久寿餅にまぶしてあるきな粉のような粉末状のもの。これに甘みのあるあんみつがかかっているのですが、この粉末状のものを口に入れると蒸せるんですよね。(笑)ゴホゴホという感じで。粉末だからぜったいそうなってしまいます。


久寿餅って食べ方が難しいんですよね。長年に渡って食していますが、いまだに上手に食べれません。今回もゴホゴホ咳き込んでしまいました。


でも美味しかったです。


あと、川崎大師に来たら、必ず寄るスポットがあります。

それがこの奈良漬けの町田屋さんです。


奈良漬専門店、大正6年(1917年)、川崎大師の仲見世商店街に創業した老舗漬物屋「町田屋」さん。


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奈良漬け美味しいですよね~。

由来は、江戸の川崎宿までに遡ります。

東海道の宿場町であった川崎宿。


江戸期の大人気の滑稽本、東海道中膝栗毛で茶屋の万年屋で弥次さん、喜多さんが食べたことで有名になった奈良茶飯。この奈良茶飯に奈良漬けもついていて、この本のこの描写で、江戸期ではすっかり大人気になった。去年日記で盛り上がりましたよね~。(笑)


そこから伝統を受け継いでいる奈良漬け屋さんなのです。この町田屋さんというところは。



この「町田屋」さん店舗の奥に創業100周年記念事業として新飲食スペース・和カフェ「小さな奇跡の店 川崎大師松山」があるのです。


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本当に町田屋さんのお漬物がたくさん売っている商品陳列棚の横にひっそり入り口があるのです。


もともと川崎大師の商店街の店舗に無理やりカフェスペースを作ったという感じですから、応急措置という感は否めないのですが。。。


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ここで食すのは決まっています。



お漬物7種類のお茶漬けセット


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お漬物7種類によるお茶漬けセット。美しいですね。本当に美しい。

町田屋さんは奈良漬をはじめとするお漬物のお店。

本当にいろいろな種類のお漬物があります。


お漬物とともに、お茶漬けをサラサラとかっ込んでいく。なんか無性に懐かしい~。このスタイル。おフクロの食卓以来の感覚。


さっぱりしていて美味しかった~。

やっぱり日本人はこれです。


これで880円。なんとこの値段でこの一皿を二杯お替り自由なのです。



そして、川崎大師カレー


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川崎大師名物です。


ある意味この和カフェの一番の売りというか、看板メニューです。


川崎大師カレーは、完成の道のりは大変だったそう。200以上のカレー屋を回り、創作の日々。あまりの手間で工程のかかる製品のため工場委託も難航しようやく完成致したもの。2年以上の歳月をかけ、ようやく完成した苦労の賜物だそうです。



川崎大師カレーは三段階に変化する深い味わいカレー

甘さ→コク→辛さの三段階に変化するのは良質な素材とその配合の妙が秘密。


とにかくめちゃめちゃ手の込んだ研究に研究を重ねたカレーなのです。そんなカレーがこんなお漬物屋さんの隣にあるついでに作ったような(失敬)休憩所、和カフェで提供されているなんて、誰も意外や知らないことでしょう。秘かなる穴場なのかもしれません。


川崎大師カレー、いろいろなメニューがあるのですが、自分は一番人気のスタウトポークカレーにしました。初めての方はまずこちらを!スタウトビールで煮込んだトロトロのポークが2枚も乗った当店1番人気のカレーだそう。



これは美味しかったね~。第一印象はやっぱり甘いですね。とてもフルーティな味、フルーティなカレーだと思います。そしてコクもあって、辛さも十分。確かに三段階に変化するカレーです。


自分の味覚では、やはりこの”甘い”がとても印象的なカレーです。


本当に美味しいカレーだと思います。


川崎大師に来た際は、必ずと言っていいほど寄るこの和カフェ「小さな奇跡の店 川崎大師松山」。

そしてそのとき、かならず2つのメニュー


お漬物7種類のお茶漬けセット

川崎大師カレー


を食すこと。


これが決められたミッションなのです。

今回も無事達成できました。


今度来るときは、また年明けの初詣のときかな。

でもこれ食べたさに、これを食べるだけに、また川崎大師行っちゃうかも?(笑)


それほど美味しいです。







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